12cmアントルメの小宇宙 成城マルメゾンの魅力
成城の住宅街にある隠れ家的なケーキ屋さんマルメゾン本店。前ページではティールームをご紹介しました。ここではケーキの写真をお見せしますね。※撮影許可をいただいています『パンプキンキャラメル』 φ12cm なんとリーズナブルな1,260円本には『キャラメル・ポティロン』の名で掲載されています。 potiron=カボチャフランス語のポティロンよりも、英語のパンプキンの方がカボチャだとわかりやすいからお名前を変更?親切ですね。 『ポティロン』 1カット400円カットしたプチガトーの名前は『ポティロン』。手書きの商品カードにパンプキン…(読み取れませんが続きはキャラメル?)と説明が書かれています。フランスには野菜を使うケーキは(ほとんど)存在しません。このお菓子は大山シェフが考案し、カボチャとキャラメルの相性のよさからお店の人気商品となったそうです。食べそびれましたが、とっても気になるケーキ 次回は必ず♪右:『シャルロット・フリュイ』 φ12cm これも驚きの1,260円左:『ジュトゥー』 φ12cm こちらも 1,260円2~4人の少人数でカットして食べるのにちょうどよい大きさを大山シェフが模索し、たどりついたのがこの12cmのアントルメ。プチガトーに比べデコレーションしやすいこのサイズ。小さな宇宙の中に大山シェフの世界がぎゅっと詰まっています。『シャルロット・フリュイ』やや大きめ φ15cm? 2,625円 『シャルロット』 400円「洋梨入りババロア」と説明が。プチガトーでは、たくさんの果物ではなく洋梨一種類。三色リボンをかけるとスッキリした印象になりますね~。『ジュトゥー』のプチガトーと断面図は前のページにマルメゾンのケーキ 2008年10月10日上段にはφ12cmのアントルメ。『チーズスフレ』、『ル・ショコラ』、『ショコラキャラメル』他いろいろ 1,050円~ プチガトー↓大山シェフは30年前に本物のフランス菓子を学び、日本にそのまま紹介しようとしても受け入れられなかった時代を体験。試行錯誤の末、日本人の口にあうお菓子に変化させ、更にその時代、時代にあわせ材料を変え作り方を変え、どんどん進化させてきました。結果、全くのオリジナル菓子へと向かったもの、逆に日本人の味覚の成熟にあわせ、フランス菓子の原型に近い形で提供するものなど、歴史を感じさせてくれます。どのお菓子にも“細部にちょっと遊びを加え”「大山シェフ風」になっている所は大きな特徴ですね。ボンボンショコラ 各1個180円現在は、海外で修行したシェフも増え、外国人シェフが日本に支店を出し、普通の人が気軽に旅行し現地でお菓子を食べる時代になってきました。マカロンやビターチョコレートの大流行は、日本人の味覚がフランス菓子をストレートに受け入れられるようになった証拠ですね。“フランスそのままのフランス菓子”が注目をあびる今、マルメゾンのお菓子はそれとはちょっと違う、と評する人もいるかもしれませんが、それは逆。マルメゾンのスタートは現地で学んだフランス菓子。そこから30年を経て変化を続け、現在も地元に根付いた人気店となっている、そこが素晴らしいと思いませんか?プチフールセック 箱入り種類がとても多い!ラッピングがシンプルで美しい!マルメゾンの名前入りの、オリジナル三色リボンシールを貼っています。プチフールセック シンプル。本当にたくさんの種類がありますジュレ 贈答用に華やかな色合い他に、グラス、ソルベ(アイスクリーム、シャーベット)も。季節限定品あり 常時12種類ほどお菓子屋さんの本店を訪ねると、そのお店ならではの色使い、飾ってある絵、小物、音楽、お花から何から一体となりお店全体の雰囲気を作り上げています。そして華やかなショーケースを眺め、宝石のようなケーキを選んでいく時の高揚感!笑顔になっているのがわかります。今は色々な所でお菓子が手に入る便利な時代になってきましたが、時間に余裕があればやっぱりお店まで足を運んでみたいですね。マルメゾンへの道は、成城学園の駅をおりて歩き始めた時からすでにスタートしています。街の雰囲気を楽しみ、お店を無事に見つけてほっと安堵のひととき。買って帰るのもよし、お友達とおしゃべりに花を咲かせるのもよし。マルメゾンを訪れてみたいと思いませんか~?マルメゾン世田谷区成城6-25-1203-5490-1639営業時間 9:30~19:00定休日 月曜日小田急線成城学園駅から徒歩5分支店もあります [赤堤店]世田谷区赤堤3-8-15 03-3323-7737東急世田谷線 松原駅 マルメゾンの記事 一覧 マルメゾンの洋菓子 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 新宿まで急行で16分という便利な地でも、この町には都心のせわしなさとは無縁の優雅な時間が流れています。田園調布、松涛などと並び昔から有名な高級住宅地・成城にありながら、とてもリーズナブルなお値段で頑張っているマルメゾン。お間違えになることはないと思いますが、私は決して「お安いから」こちらのお店をおすすめしているのではありません。東京でこのお菓子は非常に「お安い!」というところに感動するのではなく「この品質・このレベルの物をこのお値段で提供してもらえる幸せ♪」というところをチェックして下さいね。 ずいぶん前のことですが、知人に頼まれて贈答用焼き菓子をいくつか作り、お値段をつけた時に、知り合いということで控えめな価格にしたことがあります。彼女が(好意で)他の人からも注文がくるようにと友人たちに私のお菓子をすすめて下さった時に「ガレットさんのお菓子、とってもお安いのよ」と一番に言われ、ひどく傷ついたことがあります。その後に「美味しい」という言葉が続きましたが…。その時は、ようやく安定したお菓子が作れるようになってきた頃で、数多く作って技術を高めたいと思い、材料費だけいただければと。…やっぱり「ガレットさんのお菓子は美味しいからおすすめしたい」と言われたかったですね。「安いから買いたい」という人のためには作りたくない。その思いは今も同じです。「安いからおすすめする」のではなく、「美味しい、このお味が好き☆でもこんなにリーズナブル!」という意味でマルメゾンをご紹介します。あえて書くまでもなく、読みにいらして下さっている皆様には伝わっていますよね~~。住宅地のお菓子屋さんとして、都心並みのお値段に引き上げない営業努力は素晴らしい。材料高騰でたいへんな時代ですが、引き続き頑張っていただきたいですね☆マルメゾンに行きたい!と思う方は↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ベルギー・フランス 夏のショコラとお菓子の旅 2008 もくじ へ《ガレットのお菓子日記》 Home へ