江の島の神様たちを参拝してきました♪ その8(最終回)
江の島で遅いランチを食べたあと、この日の目的である『両参り』のため、鎌倉市腰越にある龍口明神社へ行きました。江の島から車で15分くらい。モノレールの西鎌倉駅からバスまたは徒歩でも行くことができます。小高い山の住宅地に佇む龍口明神社(りゅうこうみょうじんしゃ)。お天気が良ければ、境内から富士山を眺めることができます。しか~し、この日はお天気がイマイチで、神社に到着した時は既に午後4時を回っていましたので富士山は見えませんでした。龍口明神社の御祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)と五頭龍大神(ごずりゅうおおかみ)。玉依姫命は海神族の祖先で龍神として崇められたと伝えられています。また、玉依姫命のお子様の一人が初代天皇の神武帝になられたことから、日本の「母神様」でもあります。御神徳は、縁結び・子授け・安産です。五頭龍大神は江の島と深いつながりがあり、伝説が残されています。江島縁起その昔、天地雷鳴、大地震の後に江の島が浮かび上がり、その江の島に弁財天が空から舞い降りてきた時、大暴れして人々を苦しめていた五頭龍が弁財天の美しい姿に見惚れ、思いを寄せるようになりました。「妻に迎えたい」と五頭龍が申し出ると、「人々を苦しめ、田畑を荒らす五頭龍の妻にはならない」ときっぱりと断られ、戒められてしまいました。弁財天への思いから、今までの行為を反省し、五頭龍が戒心すると、弁財天は思いを受け入れ、弁財天と五頭龍は夫婦になりました。日照りの年には雨を降らせ、台風や津波を跳ね返し、人々を守るようになった五頭龍ですが、力を使うたびに衰えていきました。そして、ある日、江の島にいる弁財天に「命尽きる前に、山となって、土地を守っていく」と告げ江の島の対岸にある竜口山に姿を変えました。竜口山には龍の形をした岩があり、江の島にいる弁財天を慕うように見つめているそうです。この江島縁起を読んだので、今回のお参りは両参りにしよう、と思いました。江の島に行けば弁財天さまに触れることができ、その触れた私たちが龍口明神社に来れば五頭龍大神が喜ぶかな、と思ったのです。お参りしようと拝殿に向かうとあれ? 柱の上に なんかいる。リスみたい。ここもハートマークがいっぱいの神社でした。おみくじじつは、縁起物の『亀』が欲しくて江島神社で2回ひいたのですが、1回目は『カエル』、2回目は『ダルマ』でした。運勢は2回とも『小吉』。あゆみさんは縁起物のないおみくじを2回ひいて2回とも『大吉』でした。夏に伊勢山皇太宮で『亀』が欲しくて引いたら"かめ"は"かめ"でも、『おかめ』が出てきちゃったんですよん。さあ、三度目の正直! ってことでチャレンジ。やったあ! 『亀』ゲットぉ~うれしかったです。運勢は、やっぱり『小吉』。あゆみさんは、『大吉』。すごいのぉ~。おみくじのことで 喜んでいたら、拝殿のほうで、何やら音が。見たら、リスが捕まっていました。なんか、かわいそう と思って見ていたら、神社の関係者と思われる人が「リスは2匹で来て、神社の柱などを噛んで傷つけるのでもう1匹を捕まえたら、2匹で離れた山に放すつもりなんです。殺さないから、心配しないで」と言ったので、安心しました。仲間のリスが心配そうに見に来ていました。捕まっているリスと見に来ているリスの両方に「殺されないから、大丈夫だよ」と声をかけました。でも、「心配だな」って 顔をしてますよね。。。龍口明神社の御授所で神主さんの奥さまと すっかり話しこんでしまいました。初めて来た神社なのに、御縁が深かったみたい。あゆみさんも私も「今日は ここに来るべくして来たって感じ」と、帰りの車の中で話しました。「4月に行われる龍神祭に、ぜひ いらして」と奥さまから言われたので、4月にあゆみさんと二人でまた ここに来ることにしました。江の島・両参り日記、完結