★おひさま★
NHKの朝ドラは、昔は大して面白くなくても何となく習慣で観てしまっていたけど、最近は毎日欠かさず観るものもあれば、声だけ聞いてればいいものもあるし、始めの一週間で観なくなったもの、といろいろです。話題になった『ゲゲゲの女房』は一ヶ月も経たないうちに他の事をしながら声だけ聞くパターンでした。『てっぱん』はいつも観てましたけど。今の『おひさま』は、今のところ私の中では最近の大ヒット朝ドラです。今日は、茂樹が戦地に行く為最後の別れに安曇野に帰って来て、陽子やお父さんにお礼を言うシーンがありました。「俺は星になる。お前は太陽になれ。」と茂樹は言います。死ぬ覚悟なんですね。昔は、戦地へ見送る人に「生きて帰って来てください。」とは言えない時代だった。「お国の為に死ぬ。」と言うのが当たり前だったのですから。茂樹は予科練に行く事を決めた時、お父さん、春樹兄さん、陽子を守る為に(戦争に)行く、と言っていました。きっと、それは本心だったのだろうと思います。現在の陽子(若尾文子)が、当時の若者のそんな思いを無駄だと思いたくない、と言うような事をいっていました。でも、又一方では彼らは絶対に死にたくはなかったのではないかと思うのです。でも、大切な人たちを守りたい一心で戦ってくれたのだと思います。特に志願兵はその思いは強かったのかもしれません。当時、まだ未来のある多くの若者が死んでいきました。そして、戦争を経験した今は年老いた人たちの若い頃や子供の頃のたくさんの苦労の上に現在の日本があるのだと言う事、こういう戦争中の話を見聞きするたびに強く思います。さて、『おひさま』ですが、茂樹はどうなるのでしょうね。私の予感では…生き残るのかなぁ…。その事で返って苦悩する。茂樹が予科練に旅立つ時の陽子のナレーションがひっかかっているので、そんな気もするのですが…。逆に春樹が戦死する…なんてことは…?