空沼岳
もうひと月も、週末の雨で延期になっていた空沼岳に、やっと。台風でながれてしまった橋は、臨時の丸太橋が渡され、崩壊した登山道はロープにしがみついて越えて、全行程7時間半の長丁場。距離にして16キロ。熊にあうこともなく、ぶじ登頂することができました。登山口から、1時間以上かけて万計沼に到着。このコースが一番台風の影響をうけていて、登山道が流されていたのもここだし、足元には川のように水が流れて、泥んこになりながら登る。 うつくしい景色に元気をもらって、第二の目的地、真簾沼へ。30分ほど登ると、真簾(まみす)沼到着。こちらのほうが、広くてもっと静かで、一日中いてもきっと飽きない。豊かな水がキレイ。 疲れた足を休ませて、いざ空沼岳山頂を目指す。左の写真の遠くに見えるのが頂。ほんとに、あんなところまで登っていけるのか、心配になるくらい遠くに見えていた。そうしてついに、3時間半かけて空沼岳山頂に到着!標高1251m。360度の大パノラマ。 夕張山地、恵庭岳、支笏湖・・・・頂から望める範囲の広いこと。頂上は横に広々とした岩場で、岩の上はぽかぽかしていて、そのままひと眠りしたらどんなに気持ちよかったろう。眼下の木々は秋色、ずっと下の方に万計沼の山荘の赤い屋根が見えて、青空が近い。ゆっくりと、いつものおむすび食べて、珈琲飲んで、12:15に下山開始。キノコ写真を撮りながら3時間15分かけて、ぶじ麓に到着。ハイペースな先輩の歩みに遅れないよう頑張って歩いた、かなりハードでサバイバルチックな山行でした。それでも辛いこと忘れて、また山に登りたい意志だけが残るのでした。 さらに秋は深まり、様々なキノコがいっぱい。キノコの名前が知りたくて、目下『北海道のキノコ図鑑』がほしい。 空沼岳は、別名、泥沼岳なんて言うらしく。雨など降れば暫くはドロドロ。きのうもドロドロ。一緒に登った先輩が貸してくれた、ありがたきスパッツ様に助けられる。