【レッド・イノセンス(THE GOOD SHEPHERD)】 2004年 スレイターファンにさえおすすめできない超B級映画
原題は『THE GOOD SHEPHERD』、2006年にもアンジーとマット・デイモン主演の同名作品があります。そちらのほうが有名。先に製作されたとはいえ劇場未公開だったため、タイトルは『レッド・イノセンス』となってDVDで出ています。スレイターファン歴は長くても、めっきりカナダの新人監督の作品などに出演することが多くなっている現実は悲しい。見るからに面白くなさそな作品を観ようと思えるのは、スレイター出演作だから以外にありませんが、期待していないのにガックリくるのが軽くショック。一切おすすめはできません。スレイターファンの方にも・・・声を聞くくらいなら・・・いいけど。 あらすじ マスコミ対策や資金集めに長けた神父・ダニエル(スレイター)は、ある神父の“信者殺し”という事件を任される。調査を進める中で明らかになったのは、殺された信者の隠された性癖と謎の集会の存在だった―――。謎の集団にもなりきれず、司祭?と枢機卿の見分けがつかない(そっくりさん)!サスペンスなのにダレダレだし、これぞ初監督作品という感じです。一番の問題点は『クライング・ゲーム』での好演が忘れがたいスティーヴン・レイが、ダニエルの気の合う友人として冒頭からさりげなく登場し続けることか。こんなインパクトある人が、物語に絡まないわけないから、もう始まりから疑ってかかって「ああやっぱり・・」となってしまうのでした。いいところなしだなぁ。普段からなるべく面白い映画が観たくて選んでるので、突然こんなゆる~いB級映画に対面すると免疫ができてなくて倒れそうになりますね。B級なりにいいところもあるから、この路線を楽しめる方も多いのでしょうが、いくら好きな役者さんが出ていたとしても、時間の無駄感たっぷりって感じで、損した気分です。自分でレンタルしてきたくせにねー監督 ルーウィン・ウェブ 製作 ジョン・フロック 脚本 ブラッド・マーマン 出演 クリスチャン・スレイター モリー・パーカー スティーヴン・レイ (カラー/92分)