5 Decades(フォードGT)
しばらく前に入庫していてスタンバってたクルマ。9月とゆールマンネタに絡ませて登場させるにはかなり中途半端な時期のリリースなんで、来年のルマンまで引っ張ろうかとも思った。トゥルースケールミニチュアズ1/43 フォードGT "2016年ルマン24h LM-GTEプロ クラス優勝"#68 ジョーイ・ハンド/ディルク・ミュラー/セバスチャン・ボーデ 60年代、会社買収問題に端を発するフェラーリvsフォードの対決は、フェラーリ250シリーズとフォードGT(40)という傑作マシン同士の対決であり、プラモを通してこれらのマシンに接したガキにキョーレツな記憶を残した。序盤こそレーシングテクノロジーに一日の長のあるフェラーリが連勝したが、まるでWWⅡのM4シャーマン戦車のよーに物量作戦にでたフォードが年を追うごとに実力をつけ、ついにフェラーリを破り、しかも1-2-3フィニッシュというこの上ないおまけまで付けて圧勝したのが1966年のこと。 あれから50年(きみまろかよ)笑少し前からGTEに参戦していたフェラーリに呼ばれるように(ではないかも知れんが)満を持して(ではないかも知れんが)サルテに姿をあらわしたフォードGT。最新テクノロジーによるデザインワークの458イタリアに比べ、最新テクノロジーにうまく過去の意匠をはめ込んでGT(40)を彷彿とさせる。であるのにCピラーとゆーかルーフとリアフェンダーを繋ぐバットレス(飛び梁)構造など現代の空力理論をうまく消化しているのがいいね。どうせならば白赤青の星条旗カラーじゃなくてレーシングストライプとかガルフカラーで戻ってきて欲しかったよなぁ、などと思ったり。 トゥルースケールのフォードGT、ちょっとアンテナ類が野暮ったいが、バットレスの抜けとか充分及第点だろう。唯一問題があるとすれば、そもそもフォードの版権をスパークが取れなかったことくらい(笑)50年前の先達と記念撮影。#2号車は、スパークのが棚奥で引っ張り出すのが面倒だったんで、売りに出す予定で身近にあったミニチャンプス製。