トランクリッドさまさま(ポルシェ 911 GT3 カップ)
一時期離れていたミニカー趣味に復帰した頃、ちょうどインスタだのツイッターだのが世を席巻する前の猫も杓子もブログを書いてた時代で、当時ミニカーマニアに人気のブログがあった。その褒めるだけでなく貶すだけでないフラットな姿勢や、ミニカーのみならず特撮だとかレースだとか幅広い話題を掘り下げていて、こちらもコメを残して話題に参加させてもらったりして、そのブログ主を勝手にミニカーの師匠と崇めてるんであるが、師匠の教えの中に「ミニカーはリストを作り系統立ててまで買うもんじゃない。欲しいと思ったものを素直に買うべきだ」的な金言があって、要は師匠の好きなブルース・リーの「ドント・スウィンク、フィイィ~ル」と言うヤツだが、リストの穴埋めが目的なミニカーコレクターではなく純粋にミニカーマニアであれという事なのだろうが、不肖の弟子はこれまた師匠の好きなスターウォーズでいうところの「フォースの暗黒面に囚われて」しっかりコレクターへと変質したわけだ(汗) きっかけは雑誌の読者プレゼントで、マニアなら「あんま食指が動くアイテムじゃないし一台持ってればいいか」となるところが、結局そこ起点で「当たったということは集めろという運命かも知れない」とばかりに年代順に揃えちゃうところがコレクターのコレクターたる所以。けれどそうして盲目的にリストを埋めるような買い方してればこういう事もあるんだからコレクターになんのはやめなさいって言ったでしょ的な訓話。 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)の2020・2021車がスパークのナショナルモデルとして同時発売された。以前のようなポルシェディーラー特注というカタチじゃなく一般流通販売されるのは嬉しいところだが、そうすると選択肢としてはチャンピオンマシン一択に陥りがちなところが玉に瑕。特にこうして連覇しちゃったりすると同じようなのが2台(泣)。スパーク1/43 ポルシェ 911 GT3 カップ2020年PCCJ シリーズチャンピオン#24 近藤翼スパーク1/43 ポルシェ 911 GT3 カップ2021年PCCJ シリーズチャンピオン#24 近藤翼 見ての通り建設現場の仮設工事全般を請け負う「日本機材」が運営するNKレーシングが近藤翼を擁して2連覇達成。当然カラーリバリーも同じなわけだが、差異と言えばトランクリッドの日本機材ロゴの位置が変わったことくらい(バンパーにプーマのロゴも追加になってるけど)。ここが変わってなければ台座のネームが違うだけって商品内容になりかねかったからトランクリッドさまさまだ。つーかまったく同じだったら両方がモデル化されることがなかったかも。 それはともかく連続して同じ体制でレースに臨めるというのはドライバーにとっては安心材料ということになるのだろうけど、せめてチャンピオン獲ったんだからゼッケンくらいは変えてくれよとグチりたくもなる。近藤翼選手も2連覇どころか4回もチャンピオン獲ってなんだかPCCJのヌシみたいになっちゃって、もうそろそろ他のカテゴリに主軸を移したらどうよ?なんて大きなお世話でしたな。