思い立ったが吉日(第58回静岡ホビーショー)
我々のよーな後期高齢ホビー愛好者にとって、五月といえば憧れの「静岡ホビーショー」である。まあ憧れていたのははるか昔のガキの時代のことだけど。なにせ当時は静岡どころか市外に出掛けることがすでに大旅行だったからね。その頃はホビーショーなんてモダンな名前じゃなくて「模型見本市」とかなんとか、もっと地味で野暮ったい名称だったかな。そしてもし静岡に行けて各メーカー渾身の新商品群を眺めることが出来ても、実際に買えるものはそのごくわずか、ミリタリーミニチュアのソフトスキンですら下手すりゃ手が出せないくらいのお小遣い事情だったから、二重の意味で憧れだったわけだ。今じゃあ、当日の昼頃になって「天気もいいしちょいと行ってみっか」とか軽ーいノリで新東名すっ飛ばすこと1時間半でいとも簡単に行けて、なんならそこでみたアレコレの殆どをのちに買うことが出来ちゃうんだから、憧れも感動もないもんだわな(笑) そんなことだから、昔は「自動車編」「ミリタリー編」とか何回かに分けてレポートしたもんだが、今回はサラっとダイジェストである。アオシマ1/24 リバティウォーク 日産 R35 GT-R タイプ1.5 別にこんなの好きでも何でもないんだけど、2,3日前にすれ違っちゃったからさぁ、幹線道路で。うわ!こんなクソみたいなの買って乗ってるヤツがいるんだと思って。ミニカーの世界では、こーゆーのはハッタリが効いてて面白いとも思わんでもないが、そりゃあくまで絵に描いた餅だからいーんであって。軽すらスイスイと走ってる一般道をのったりくったり走ってんのを見ると、バカじゃねえの、と。アオシマ(とゆーかビーマックス)1/24 トヨタ・カリーナE 1994BTCC仕様 ウィル・ホイとジュリアン・ベイリーが1994年21戦して最上位5位しか取れなかったクルマ。どうもFF車のバトルってーのが面白くないってーか(星野も長谷見もそう言ってたがな) JTCCじゃ初年度に関谷のドライブでチャンピオンマシンになったけど、ついぞBクラスから脱出できなかったBTCCバージョン。既にJTCC仕様が発売されてっからね、果たして需要はあんのか?。まぁなにげにカルトロールカラーは人気ありそうだけどね。ハセガワ1/24 トヨタ・スターレット EP71 ターボS お懐かしや、「かっとびスターレット」「韋駄天ターボ(もしくは辛口ターボ)」 社会人になりたての頃、直属の上司が(日産系列にもかかわらず)乗ってた。大学の同期は頭金なしボーナス併用で無理して買った(笑)今と違って自家用車がステータスシンボルだったかんね。みんなそうだったよ。 NHK大河「いだてん」は史上最低のドラマらしいが、オリンピックだの筋肉バカだのにはまったく興味ないんでね、ハナからスルーだよ(笑)でも、このスタタボはちょっとスルー出来んかも。ちょっと車高が高いんとちゃうかと思うけど、タイヤハウスが白いからかなあ。んー買っちゃうかもなあ。タミヤ1/24 トヨタ TS050 今回のホビーショーの目玉と思うておる商品。当然、予約してんだけど、様子を見てみたいとゆーか、ランナーの状態とかパーツ割りとか。もちろん未だ現役車両故にエンジンミッション等々全てオミットだ。こーゆー時代だから、中身をまったく見せて貰えなかったそうだ。なのでわりと簡単に作れそう。全体を白く塗って、マスキングして黒塗って、赤いデカールを貼るとこうなる。 WECロゴがないのをシレっと「大人の事情」とかほざきやがるタミヤのスタッフには「スパークのミニカーだって版権下りてんだ、天下のタミヤに下りないってわけねえだろ」「版権取ったら販価が上がるとか、別にどうせサードパーティの反社会的「未認可」デカールを1000円とかで買うんだよ。版権のために販価上がったってわかる奴はわかるし買う奴は買うんだよ。それともわざと版権取らないで、サードパーティに仕事まわしてんの?」と言っといた。嫌なオトナだ(笑)タミヤ1/12 ホンダ・モンキー125 これも予約済み。 子供の頃、1/12エフワンや1/6バイクなどのビッグサイズプラモってのは年イチ、クリスマス正月あわせたプレゼント商品だった。とはいえ、ハーレーの白バイ仕様なんて家の経済事情では無理だった。 そもそも住宅事情的にビッグサイズなんて置き場に困るんだが、完成してどこに置くかはともかくも組み立てること自体が楽しかったんである。なので値段もサイズも、子供ながらに忖度して「ダックスホンダ」にしたっけなあ。なんてなことをつらつら思い起こしたらポチっと予約してたわ(笑)スパーク1/43 日産GT-R GT3 2016 ADAC24h シュルツ・モータースポーツ スパークからGT-Rだよ。どーすんの?エブロ(笑)こーゆーのが出てくると、エブロの価値なんざもうどこにもないよねえ!ワイパーなんか未だにクソみたいなプラパーツだし、版権もいいかげんだし。そのくせ値段だけは一丁前。エブロはとっととスーパーGTから撤退してスパークに権利譲渡しろや。 モリゾウの「スープラ・イズ・バァ~ック(Supra is Back!)」で有名なニュースープラ。これまた今回のホビーショーの目玉と思ってたんだが、意外に誰も見ていない、がら空き状態。ここにも日本人のクルマ離れが(笑)先代A80もそうだったけど、実際は意外と小さい感があるスープラ。割り切って2シーターに舵を切ったんで(とゆーかビーエムとの関係でそうせざるを得なかった?)余計に小さいわね。 でも海外生産(しかもトヨタ工場じゃない、ミリタリーミニチュアでお馴染みのシュタイア社)で日本にタマがそんなに入ってこないとなったら、なら設計古いけどZ34でいーんじゃね?個人的にはプラモは買うけど(タミヤ出すでしょ)実車はビミョー。よくある宝くじ当たったら的なハナシになるが、だったらスープラじゃなく718系にいくよなあ。 まったくホンモノじゃあないんだけど、実物大スケールってところがキモ。普段、我々は1/35サイズでしか戦車を語れないが、こうしてカタマリでドンってあるとディオラマに役に立つとゆーか。ガルパンじゃなくてダスライヒ(第2SS)とかヒトラーユーゲント(第22SS)のほうがより嬉しいんだが、今のご時世、模型ならいざ知らず実物大で再現となると問題も多いかと。タミヤ1/35 ドイツ重自走榴弾砲 フンメル 後期型 キットひとつ買えば自然と情景が出来上がっちゃう、これぞミリタリーミニチュアの真骨頂。しかも、ほぼほぼパーツのすり合わせとか仮組みとか必要ないのが日本人品質。こーゆーのを目にしちゃうと、ついポチっとしたくなる。実際はまだナースホルンもブルムベアもラングも積んだまま眠っている状況であるのに。。。デイナー・インターナショナル ミリタリーブロック ヘッツァー あちこち覗いて見て回ったけど、なんとも一番衝撃的だったのがコレ。ついにブロック玩具で戦車!この業界、幼い頃にお世話になったレゴ、その当時の記憶から更新もしてないから目がテンだよ。プラモのプの字も知らないし、工具も塗料も持ってないし、けど戦車好きってゆーガルパン・アニメから入った連中にはいいかも知んない。わりと肯定的。 ファインモールド1/72 零式艦上戦闘機十一型 先日、NHKで「マクロス総選挙」やってたけど、さほど興味が湧かなかったからスルー。なんともヒコーキってのがねえ。。。バルキリーがエポックなのは認めるけど、結局、地に足のついたものが好きなわけよ。だもんで、各メーカーあれこれ出してたけど、どれも真剣には見なかった。ジェットよりはレシプロのほうがまだなんとか興味の範囲内なんで、ヒコーキと言ったらゼロとゆーことで。昔っから緑に塗られた末期の52型よりも、無双状態だった初期の名灰白色が好きなのだ。ウッディジョー 1/150 姫路城 地に足の着いた代表格、城郭。ここは静岡だし「コカ常習者のしょんないTV」だし(笑)だったら童友社のプラモじゃなくって、ウッディジョーだよね。 はるか昔、模型は木製だった(ソリッドモデル)始めは好き者が三面図などから自ら木を削り、そして生産商業的にキット化。それがプラモデルの始祖である。ゆえにウッディージョーは模型人としてルーツ探しのファミリーヒストリーのようなもんだ。けど、お高いのよねえ~しかも絶対に完成できるって保証もないし。。。 唯一混んでたブースのバンダイ。つか、混むように意図して客を並ばせてた、とゆーのが正しいかと。行列させなきゃ大きいお友達のおかげで見られねーだろとか、モンペアがぎゃーぎゃークレームねじ込んでくんのたまんないわ~ってことでの処置なんだろーけど。並ぶほどのことでもないし後回しにしたら、終了時間ギリギリにはがら空きだった(勝)MG1/100 ガンダムNT-1 新解釈のチョバムアーマーがついててお得なアレックスだけど、個人的にはチョバムアーマーなしでいーから、もうちっとお安くしてよ。RG1/144 νガンダム ダブルファンネル ダブルフィンファンネルは拡張セットがプレバン販売。お店屋さんでは売ってません買えません。ベルテンポ特注パルマ1/43 マクラーレン F1 GTR "1996年BPR珠海4h 4位"#6 ピエール=アンリ・ラファネル / デビッド・ブラバム 今回の土産。大昔の商品の叩き売りってことで。わざわざ静岡まで出掛けてって、いつも世話になってる近所のショップのブースで買う、という(笑)パルマはイクソの特注ブランド。なので出来はそれなり、てか昔はこれで6000円もふんだくってたのか!