お彼岸にちなんで
『「秋のお彼岸」は、九月の秋分の日をはさんだ前後約3日ずつで、春のお彼岸と同様、祖先を供養し、故人をしのんできました。』『春分の日は昼夜の長さが同じで太陽が真西に沈むため、仏教で西方遥かかなたにあるといわれる極楽浄土にちなんで、この日に仏事をするようになりました。』以上が、『日本人のしきたり』からの引用。日常何気なく行っている行事も、考えてみると、なぜそんなことをするのか、どのような歴史から生まれてきたのか知らないことが殆ど。本書では、このような年中行事、しきたりを紹介するとともに、その歴史的な由来を探っている。年中行事や、気になるしきたりに出会う折々に、本書を開いて確認してみるのも面白い。同じ著書の『日本人数のしきたり』もベストセラー。