誤魔化しの表現
初詣で気になった掲示物。おたきあげについての注意事項だ。要点は、自社以外が授けた物品は受け付けないということだ。それだけでよいのに、わけの分からない2行が紛れ込んでいる。その2行は「小泉稲荷神社では、環境問題に取り組んでおります」だ。環境問題に取り組むということは、端的には3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取り組むことだ。即ち、例えば御札や御守りを燃やした熱で湯を沸かすとか、納められた物の部品を再利用するなどだ。おたきあげと言うからには、納められた物全部を燃やしてしまうだけのことだろう。どのような環境問題に取り組んでいるのかは説明がない。言いにくいことを耳障りの良い文言で誤魔化すのは如何なものか?もっとも「誤魔化す」と言う言葉自体この業界から出ているとの説もあり、得意な表現なのかもしれない。