「海賊とよばれた男」が一番
年末年始にかけて、行きつけのシネコンで3本の映画を観た。観た順に「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「海賊とよばれた男」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」どれも定番の人気映画だ。ファンタスティックとローグ・ワンは、どちらもシリーズ作品のスピンオフものなので、観るのは自然の流れ。海賊は、特に選んで観た。映画の主人公は、言わずと知れた出光興産の創業者 出光佐三がモデルだ。戦前、戦中、戦後の時代に日本の石油ビジネスを造り上げて、業界をリードした”店主”のエピソードが多く描かれている。特に、映画後半の日章丸事件には大いに共感した。日章丸を建造して、石油メジャーに独占されていたイランの石油を買い付けたエピソードは必見だ。因みに後で調べてみたら、日章丸事件の年は自分の生まれた年。時代の雰囲気を思いながら懐かしく観た。岡田准一を始めとする役者の演技や特撮技術も洋画に引けを取らない。我が娘は、洋画しか観ないと言っているが、そんな若い世代にもぜひ見て欲しい一本だ。