飛行少女
『ノルディックスキーのワールドカップジャンプ女子は2月10日、山形市蔵王で個人第11戦と第12戦が行われ、個人総合首位の高梨沙羅(16)は、連勝し今季6勝目、通算7勝目となった。第11戦は95.5m、93.5mで合計228.0点。第12戦は102m、94mを飛んで圧勝した。』と、文字で書いてしまうとこれだけのことだが、テレビで大会の映像を観て驚いた。外国人選手も含めた他の選手と明らかに飛ぶ距離が違う。一人だけK点越え、そして最長不倒。世界の30数人が飛んで、毎回トップ。その他の日本勢は自己最高の選手でも13位だ。高梨選手は日本のレベルを一気に超えて、世界最高だ。映像で見ると、素人目にもそのスムーズな飛び出しと飛型の美しさが分かる。高梨選手の身長は151cm。これだけでも、ジャンプの距離は決して身体の大きさで決まるものではない。そんな小さな飛行少女の今後を見守っていきたい。