隣の芝生や花が羨ましい話
(1)直毛/癖毛が羨ましい昼食の時、それまで売店の弁当だったのが、それに飽きて食堂に行くようになった太陽仮面。隣に座っている知らん2人組の会話を、食べながら何となく聞いていると…。「せっかく美容院でパーマかけたのに、もうペタンコになってしまうので直毛はいや」「でも、癖毛の人は直毛が羨ましいらしいよ」…太陽仮面、それを聞いて、最近空手で何回か髪型の件にふれられた時、「ストレートって羨ましい」と言ったら相手(複数)がことごとく「ストレートなんていや、パーマすぐ取れるし同じ髪型しかできないから」と言われたのを思い出しました…。以上で分かるように、太陽仮面は自分の癖毛が昔から死にそうにイヤでした。中学生の時には校則で髪型が厳しい学校(←公立です)で「直毛しかそれは維持でけへんやろう」という規制だったため、毎日が地獄でございました。散髪さぼってて束ねる一方だった髪を1ヶ月前にショートにしてあ~楽、と思っていたら最近伸び始めた髪がそれぞれ自己主張をするようになったとき、本気で「坊主頭にしたい」と思ったものでしたが…。とにかく、それぞれ手入れが楽で一番美しくなる髪型が見つかりますように、と思わずにはいられない太陽仮面なのでした。(2)難読/どこにでもある氏名太陽仮面の本名、「鈴木」「田中」「佐藤」ほどでないものの旧姓も結婚後の姓も、そして名前も、よほど変人にでない限り間違えられることない平凡な氏名です。で、私の一族にも小熊実家の知っている皆様にも難読の氏名の人はいません。(あえて言えば、私の父が漢字は平凡なものの二通りのメジャーな読み方がある名前です←父はそのうち一つ)私は「変わった姓」「変わった名前」をずっと羨ましかったのですね。すぐに私の事を覚えてもらえそうだし、「振り込め詐欺」系でも相手の言った名前を「そんな名前はない」とすぐ撃退できそうだから。そういや大学の卒業式代表の1人(学部ごとの優秀者が代表)で、「スズキイチロウ」さんがいましたが、彼も多分同姓同名になりやすい自分の氏名に困っていただろうなと思います。しかし、「変わった姓/名前の人」は、「平凡なのがいい」と思っているようですね。小学校、中学校、高校、大学、社会人…と、訂正を重ねる人生が面倒とのことで、しまいには面倒のあまり間違って呼ばれても適当に返事するようです。確かに、漢字変換2,3発以内で出ないような氏名は、本人も周りも面倒だと思いますが…。あ、そういやうちの母は「容易に読めるけどあまり周りにはいない名前」のため、子供たちに平凡な名前をつけた、と言っていたかな…。ま、今は自分の名前が好きになった太陽仮面ですが、俵万智の短歌「読みやすく 覚えやすくて 感じよく 平凡すぎず 非凡すぎぬ名が一番」ということで、生まれたばかりの子供たちが素敵な名前をつけてもらえますように、と祈らずにはいられないのでありました。