フィリピン人を誤解して欲しくない、本来のフィリピン人の優しさ
真っ直ぐ過ぎて優しいフィリピン人 マークファビラー編 マークはうちのお店でゼロから鍛えている18歳の少年だが現代人には珍しく真っ直ぐでどこまでも優しいやつ昨日こんなことがあった。 以前に何回かこのブログでも触れたが、シキホール島でマイケルをトレーニングするのにマークを同行させ、マイケルにマークを教えさせて僕が統括するという方法を取った。その時にマイケルとマークは師弟関係のような友情を結び、連絡を取り合っていたようだが、そのマイケルの弟が病気になり、ドゥマゲッティーの病院に運ばれてきて輸血が必要だという知らせがマークに来た。 マークは慌てて病院へ飛んで行き「僕の血でしたらいくらでも使ってください!!」と言った。その時はすでに輸血用の血液を購入していたので血液は足りていたのだが、「もし足りなかったら僕のを使ってください!」と繰り返すマーク 少し後から僕に連絡が来て事情を話してくれたが冷静な僕は「そもそもマークの血液型は何型?」と聞いたら「まだ調べたことがないからわかりません!、、、でもお母さんがB型なのでマイケルの弟はB型なので僕のもB型なはずです!!」「いやいや、俺の母もB型だけど、俺はAB型だぞ、、、、」そもそも血液型合わないと、輸血できないよー「そうなんですか!?、、、、」「まずは自分の血液型を調べなさい」「Yes ,sir!」 それでもマークは昨日も今日も病院に通って行き病気に効くとされる地元の薬草や果物の皮等を煎じたものをマイケルの弟のために律儀に持っていく。マークはマイケルの弟にはほぼ面識がなく、もちろんマイケルの家族もマークのことを知らないので「君は誰だ?」と聞かれてしまうらしいが彼の真っ直ぐな態度や言葉を聞くとみんなが「ありがとう!」と妙に納得してしまう。それだけ、真っ直ぐで優しく不思議なポジティブさを持ったやつなのだ。彼は病院に行く前に清々しい笑顔でうちに来て今から病院に行きます!とニコニコして通る過ぎて行った彼にとって人の役に立てるというのは何よりも嬉しいことなんだー!と全身が語っていた。僕はそんな彼を誇りに思い、同じように笑顔にさせられる不思議なポジティブさをもらう。彼にダイビングを教えるということは必然だったのだと今思えてしょうがない。彼の成長が楽しみだ、フィリピンの未来が楽しみだ