ドマゲテのハロハロ的混然一体な新築記念行事
フィリピンで今までに様々なイベントに参加したが新築祝い、House Blessing(Blessing sa Balay)だけは考えてみたら初めてだった今ドゥマゲッティで住んでいる家の大家さんはけっこうやり手で次々と新しい家を建てていくのだが(貸家)今回は自分の家の目の前に家族向けの大きな貸家を2棟建てたその興味深いフィリピンスタイルの新築祝いの行事に誘われた 午後4時に来てくれと言われ行ってみるとすでに大家さんの親戚と息子が飲んでいていつも誘われるままにしてしまう僕はとにかくまずは飲むそして、新築祝いの儀式的なものが始まるというので何となく参加してみるキリスト教のカトリックスタイルの新築行事なので最初はよくわからず、同じく招待されているドイツ人の方々はやり方がわかっていたようだが、僕らにはよくわからない(この時たまたまドゥマゲッティに旅行に来ていた青年海外協力隊員でアフリカに行っていた方も一緒に来ていた) ただよくよく考えてみると日本でも昔からやっていたことで全宗教にも形は少し違えどやることなので、少しづつ状況が飲み込めて来た神父さんを呼びお祈りをあげる、みんながロウソクを持ち家を清める聖水で家の隅々を清めるお祈りで締める→神父さんにお布施的なものをあげるここまでは宗教的だがここからはフィリピン的→みんなでとにかくワイワイガヤガヤご馳走を食べる、近所の人でも誰でも呼んじゃうみんな仲良くなり、かなりゆるーい宴でいつの間にかみんな帰ったり、いつの間にか知らない人が加わっていたりみんながもういいやと思って帰るまで続けられる主催者側はとにかく振る舞い続ける 宴の主役はいつものように子豚の丸焼きレチョンであるが今回はドイツ人やアメリカ帰りの人やイギリス人や日本人や韓国人などがごちゃ混ぜの宴だったからなのか、それとも単なる好みかレチョン以外の料理は珍しくパスタやミートローフ風の料理など西洋風だった宗教的であるかと思えば、まったく気を遣わなくて良いゆるゆる宴になり、みんな仲良くご馳走を食べる男たちは勝手に飲み、女たちは話に華を咲かせる外国人達はそれぞれの国のことを聞き合いフィリピン人たちはそれぞれの国のことを質問攻めにするまさにこういうイベントにもフィリピンらしさすべてが混然一体となりカオスを形成するがうまく収まりみんな平和に穏やかにハッピーな時間を過ごせるそこはフィリピンの凄いところである今日もドゥマゲッティには平和でゆる温かい風が吹いている