フィリピンでプロのダイバーを育てる
シキホール島から戻ってきました。今回の出張は一人の少年(マーク)の才能の見極めと発掘、覚醒一人の青年(マイケル)のさらなる進化と覚醒の手助けをすることに結果的になったと思う。こうやって自分が経験してきたこと、培ってきたことを教えていると自分もこうやっていろいろな人にいろいろなことを教えてもらいここまでこれたのだと改めて実感できる。...自分が伝えれることは後に伝えていかなくては二人とも小さい頃から素潜りをしたり、漁師の仕事を手伝ったりしていたので、ダイビング自体はすんなり慣れて問題はなかったが結局は人の命を預かることにもなる仕事なので‘最愛の人をこの人に預けられるか?’という問いに答えられるかという人間性の問題になってくる。以外に思うかもしれないが、知識や技術は誰でも勉強すれば身に着くが人間性が大いに大切になってくるマーク18歳、マイケル26歳面白いことに対照的な性格で時には競争心を煽り、時には似ている部分まったく正反対の部分を指摘し、見せることによりかなりお互いに刺激になったと思う。マイケルはプロとして仕事をするには優しすぎること、自分ですべて抱えてしまい、結局はすべての人にとって良い結果にならないことに気づかされ人にうまく仕事を分配すること、相手が欲していることをすぐに与えないで、見守り続け、本当に必要な時に、その人にとって本当に良い形で与える大切さに気付いた。マークはフィリピン人に多いタイプなのだが、根拠のないプライドが高すぎ人の話を素直に聞かず、自分の思ったままに動き出し失敗を指摘すると(大概失敗する)自分のプライドを守るために誰であろうと言い訳をし、食って掛かってくる。自分がわからない場合でもわからないということが恥ずかしく思い、(自分のプライドを守るために)最後の最後まで質問をせず、結局わかっていなく間違うがそれを隠そうとする。結局マークには同じフィリピン人で以前はそうであったというマイケルを通して僕の言葉を伝えてもらうようにし、不必要なプライドを持つことにより、関係のない人(お客さんなど)も巻き込んでしまう事態にもなりかねないのだと今までの自分が犯した失敗や僕が指摘した言葉の意味を伝え基本的にはこれからすべてが始まり、これら教えていることはまったく新しいことだからそれがわからないのは恥ずかしいことではないと伝えた。加えて今まで学校教育もまともに受けていないし、誰からも教わってこなかったので基本的なマナーや言葉遣い、態度などをこういうものだとマイケルの口から伝えてもらった。大概はすごく真剣なトレーニングの日々だったが、ここはフィリピンだしダイビングは何といってもレジャーなので楽しむのも必要である海の中でも遊び心と落ち着きと心の余裕がないとなのである。まだまだ甘い!海の中でもこのぐらいの笑顔ができないと一人前ではないのである人々の笑顔を作り出すためには本当の笑顔とそれの裏にある様々な思いや、経験も理解しておく必要があるのではないかと思う。共に日々学んで行こう!年齢や国籍や言葉など関係なく