イラストレーター「米津玄師」さんの「LEMON」@「大塚国際美術館」
関西在住の知人がお盆休みの間に徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」へ行ってきましたと4枚の写真を添えたメールを送ってくれました。 大塚国際美術館と聞いて、すぐ思い出すのは2018年の「紅白歌合戦」で「米津玄師」さんがその美術館からの中継で「LEMON」を歌ったシーンです。4年前の事で詳細は覚えていないのですが、幻想的な雰囲気と歌声に感動した記憶はしっかり残っています。2018年 93x93㎝ そして2018年に発売された「LEMON」のジャケットの絵を米津玄師さん自身が描いていたことを初めて知りました。「音楽家 イラストレーター」の肩書と日本語、英語、中国語、韓国語での説明も写真に収めてくれました。 説明には『民放ドラマの「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされたこと、制作にあたっては自身の肉親の死が大きな影響を与えた事、「胸に残り離れない苦いレモンの匂い」「切り分けた果実の片方のように今でもあなたはわたしの光」と歌詞の一部も紹介され、ジャケットには1つのレモンが力強く実る姿が描かれている』とあります。 「システィーナ・ホール」 「エルミタージュ美術館 ラファエロ回廊」 2枚目の写真はイタリアのルネサンス期にバチカン宮殿のためにミケランジェロやボッティチェリ等が描いた「システイナ・ホール」でした。1998年に大塚製薬グループが開館したこの美術館はほとんどが「複製画」を展示する美術館ですが、写真で見ても実物を見たのと同じくらいの感動が味わえた気分になります。 システィーナ・ホールを見てすぐ浮かんだのはエルミタージュ美術館の「ラファエロ回廊」です。バチカン宮殿繋がりで宮殿の回廊にあるラファエロのフレスコ画(1516年~18年に制作)を見て、1770年代にエカテリーナ女帝が画家カウンターベルガー等に複製画を依頼したそうです。こちらも複製画であったことに今更ながら気付ました。 3枚目の写真は今月末までの美術館の「なりきり~」の企画で彼女が顔だけフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」になって額に収まっている絵でした。シンガポールではまだまだコロナ禍大きな展覧会が開催されない状態が続いているので、日本からの美術館情報はとても嬉しいです。