「国際メルロー・デー」に因んでサンテミリオンの「シャトー・ペリーユ・モンドット」
11月7日は理由はよく分かりませんが「国際メルロー・デー」だそうで、たまたま「ヴィノスやまざき札幌店」のオープン3周年を祝う「プチパーティーでおもてなし」のワインセミナーでした。 CAVAとカナッペでスタート。 スペインのスパークリング「モンマルサル エクストレマリウム ロゼ 2021(DO CAVA ピノ・ノワール100%)」でスタートし、いつも通りの計6本に加え今月のボジョレー・ヌーヴォーに因んだヌーヴォー革命の1本の計7種類のテイスティングでしたが、何と言っても店主自らが腕を振るったカナッペ3種(和風マッシュルーム、鶏のレバーパテ、生ハムクリームチーズ)、男爵芋のビシソワーズ(スープ)、チーズたっぷりのホットサンドに締めで牛肉の赤ワイン煮込みの6種類はワインとしっかりとマリアージュする最高のおもてなしでした。シャトー・ペリーユ・モンドット 2007 国際メルローデーに因んでか最後のスペシャルワインはメルロー90%、カベルネ・フラン10%で造るACサンテミリオン「シャトー・ベルグラーヴ(売値10,000円)」でした。注がれたグラスの下部に澱(おり)があり、店主から「タンニンが結晶化した澱は渋みが多く熟成したワインの特徴」と説明がありました。17年という時を経て熟成したこのワインを最後に出された牛肉のワイン煮込みで本当に美味しく頂きました。札幌は昨日は10月の初雪以降、初めての積雪となり秋の深まりどころが初冬の冷え込みとなったけれども温かい気持ちでセミナー終了となりました。 今回のスペシャルサービスとして昨年のボジョレー村で造られたプレミアムのヌーヴォー(売値5500円)はブラインドだったため葡萄品種「ガメイ」とは思えない深紅色や味わいに「この葡萄品種は一体何?」と頭を捻りました。個人的にはボジョレー・ヌーヴォーに対して今まで持っていた印象を大きく変える一本で、こんな経験をさせてくれる「ヴィノスやまざき」にはやっぱり感謝の一言です。