2014年3月8日 謎の「マレーシア航空370便失踪」から9年目。
先日ローカルのテレビ番組で2014年3月8日にマレーシアのクアラルンプールから北京に向けて飛び立った「マレーシア航空370便失踪」について放送がありました。 午前0時41分に離陸、1時19分に「Good night, Malaysia 370」が管制局との最後の交信で乗員乗客239人を乗せた飛行機はレーダーから姿を消したまま現在に至り、1人の乗客の遺体も見つからないだけでなく機体の一部らしき物がインド洋沖で発見されても確実性が無いため依然として忽然と姿を消した謎の事件となっています。 因みに事件の翌年1月、何の証拠もないままマレーシア政府は「搭乗者239人は死亡したと推定する」と発表し政府に対する不信感や謎が深まりました。当時は毎月マレーシアに出張に行っていたので、しばらくはこの話題で持ちきりでした。今思えば事件の謎を広げるような「事件直後アメリカのオバマ大統領が非公式でマレーシア訪問」というのも聞きました。情報元は奥さんがマレーシアの一流ホテルに勤めている人物からで「極秘のホテル滞在」とミステリーのような話を聞き未だに記憶に残っています。 そして事件の事を改めてネットで調べてみると、ほとんどの乗客がマレーシア人と中国人の中にフランス人家族3人(母親と子供2人)が乗っていて、突然姿を消したその家族の夫であり父親のギラン・ワトルロー氏が事件後、政府要人や専門家・ジャーナリストと連絡を取り続け「事件の仮説」を立て2018年に調査の経験を本にして出版している事を知りました。 下記はネットの記事にある仮説の一部です。 『飛行機に北京に着いてはならない誰か或いは何かが乗っていたため撃ち落とした。もしくは飛行中にその航路ゾーンでアジアやアメリカ等の複数の国の軍事行為が行われていた。そして軍機が民間機を激突する等の失策が起こった。実際この時フライトレコーダー24のデータには370便の周りには多くの機体が見られた。いずれの場合もアメリカが関わっていることは確かだ』 ところで消えた機体事件はどれほどあるのか調べてみると。1948年から2014年までに82機(うち旅客機は26機)も失踪していました。全く珍しい事件ではない事には驚きますが、事件後に様々な噂が行き交った中でミステリードラマの再現のように「地図にも載らない島に誘導され着陸、全員が無事にそこで生活をしている」という儚い望みを私は依然抱いています。