高校 オモニ会
先週、高校のオモニ会(ママさん親睦会)があった。韓国のママさんたちは、子どもが高校生になると、急に暇になる人と、忙しくなる人に分かれる。韓国の高校生は、朝、7時か7時半くらいに登校すると、夜9時半か10時まで帰宅しない。夜間学習があるからである。お弁当も要らない。昼も夜も給食だから。すると、専業主婦の場合、な~んにもすることがなくなる。夫も忙しい場合、朝の7時半から夜の10時まで、家にただ一人だ。しかし、高校生になると、すごくお金がかかる。授業料もかかるし、給食費2回分、教科書代も参考書代もバカにならない。3年後には、年間、1千万ウォンかかるといわれる大学生だ。結婚資金も少しは貯めないと、男の子は兵役があるので、大学卒業したら20代後半だ。結婚までに本人がお金を貯めるには、時間が短い。それで、庶民クラスのママさんたちは、働きに出る人が多い。40代から働きに出るのは、低賃金で悪条件が多いが、仕方ない。働いてるママさんが多いので、オモニ会も、夜、やった。コーちゃんのクラスは男の子のみ39人。うち、8人のママさんと、1人のパパさんが来た。小中学校のオモニ会では、家でよく話をする女の子のママさんが情報提供し、家で話さない男の子のママさんは、聞いて情報収集、という形だったが、今回は、全員、男の子の父兄である。予想通り、「5月には、親子旅行があるそうだけど。。。」と、先日配られたプリントの話が出ても、ほとんど「知らないわ~」「来週、授業参観、どうする?」という話が出ても、「知らないわ~~」コーちゃんの高校は、いろんな企画、特に、親も一緒に参加できるような企画を立ててるのだが、思春期の子どもたちは、そういうお知らせを、親に知らせることもしないようだ。5月8日の「親の日」に、親子バス旅行が企画された。ソウル大学見学後、ミュージカル観覧。プリントを見て「うわぁ、楽しそう~!行こうね~!」とはんらは言ったが、コーちゃんに「行かない」と却下されてしまった。TT悲しかったが、どうやら、そのプリントさえ、闇に葬ってしまった男子学生が大部分のようだ。やっぱり、高校生ともなると、そうなのねー。そんな息子たちでも、カワイイわが息子たちである。当然、差し入れの話が出る。高校生は、長時間、学校にいるため、差し入れの回数や量も多いらしい。他のクラスでは、大体、一人頭、10万ウォン集めたそうである。今回集まったのは、みんな、ある程度余裕のあるママさんたちらしく、10万ウォン、OK~!という感じだったが、話によると、同じクラスに、非常に経済的に厳しい家庭の子が、5,6人いるらしい。つまり、夏休みや冬休みには、欠食になるような子どもたちだ。(給食は、支援があるから食べられる)同じクラスの子どもたちのことだし、その子たちをどうやって助けてあげたらいいのか、自尊心が傷つかない方法で、と考えると、いろいろ難しい。