自分にとって最適な就職先を選ぶための基準を決める方法
就職活動では「自分にとって良い就職先」を「自分で選ぶ」作業があります。ですが、自分で選ぶ際にきちんとした選択基準がないと、そのときの精神状態などで判断がバラバラになるなどの悪い面が出てきてしまいます。そこで今回は介護業界の実例を上げながら、自分にとって最適に就職先を選ぶ判断基準の具体例を提示しようと思います。基本的には1.全業界・業種で共通している要素2.その業界ならではの要素この2方面から検討していくといいでしょう。1については『チャプター2-1 仕事理解を進めよう~求人情報分析編~』も参照してくださいね。2についてお勧めの方法は、業界向けの求人サイトの条件検索欄を活用します。その業界によく検討される条件が一覧になっているので、それに対して自分の重要度を検討していくわけです。自分の重要度については、3段階(A~C)または5段階(A~E)で評価するとよいでしょう。個人的には選択しにくい要素が並ぶことがあるので、5段階にするほうが少し大変になりますがおすすめです。また給与、年間休日数などは具体的な数字を表記してもいいしょう。会社の特長などでは「決まった仕事をルーティーンでまわすことを必要とされている」等、コメントを入れてもいいでしょう。では1.2.と列挙していきましょう。※余白に段階評価を記入してもいいでしょう。【1.共通した要素】・勤務地・業界・職種・職務内容・雇用形態(正社員・契約社員・パート・派遣社員等)・学歴・必要とされる(望ましい)実務経験・資格・研修内容・年齢・定年制・給与・諸手当(住宅手当等)・社会保険完備か・交通費支給・社宅ありか・昇給あり・賞与あり・年間休日数・労働時間、休憩時間・労働時間帯・会社の規模、特徴(大企業か中小か、老舗なのかベンチャーなのか等)・託児所があるのか・選考方法は 応募条件は・試用期間があるのか 期間の長さは以上となります。【2.その業界ならではの条件】※今回は介護業界が例です・日勤のみか・夜勤のみか・日勤、夜勤混合か・短時間就労か・週1~4日勤務可能か・土日祝日のみ勤務可能か・土日祝日は休みか・オープニングスタッフ募集か・主婦が多く活躍しているか・男性が多い職場か・中高年が活躍しているか・制服を貸与してくれるか・自転車、自動車、バイク通勤可能かなどとなります。もちろん全て必ず行う必要などありません。今回はできるだけ多くの項目をあげる必要があったので、そうしたまでです。あなたの場合は、上記の中から自分が大切だと思える項目だけを抜き出し、それに対して5段階評価をしていけばよいでしょう。この作業は面白いと思えるときもあります。また、魅力的な数社を選ぶ際に「あ、結局私は○○を大切にしているわけだから、A社を選べばいいな」と応募先選択や決断を容易化してくれる大きなメリットもあるのです。