ファンジニ・最終話
ソ・ギョンドク先生のもとを訪ねると、自分の驕りに気付かせてくれたお礼に何か恩返しをしたいと言うチニ。『今日が恩返しできる最後の日なんです。明日からは芸だけで、真の舞人として生きていくつもりです』そんなチニに、真の舞人になってから恩返ししてもらっても遅くはないと返す先生。置手紙を残し、教坊を出ると自然の中を歩きながら、舞の手法を確認していくチニ。その後、道端に立つチニを見かけて声をかける先生に舞を見せて、お金を稼ぐつもりだと決意を話すとお前にできるのかと小ばかにした様子。先生の予想どーり、チニの舞にお金を入れてくれる人は誰もいないし^^;一方、各地の教坊のヘンスたちを尋ねて教えを請うプヨン。競演の審査員がヘンスたちだから、点数稼ぎっすか?策略家プヨンのやりそうなことだわ^^;次の日も誰もチニの舞にお金を入れてくれる人はいないので、遂に飲まず食わずだったチニが倒れてしまった~それを見かけた先生が、弟子に運ばせることに。意識を取り戻したチニが懲りずに市場に行こうとするので止める先生。『あそこで舞っても一銭も稼ぐことはできんぞ』『なぜそんなことが分かるんですか!?』『あそこで舞うことこそ、お前の驕りなのだ、・・・まぁいい、好きにしろっ』市場に行ったものの、やはり稼ぐことは出来ず、トボトボと歩いていたチニに早く休みなさいと声をかける先生。私はどうすれば!?と助けを求めるチニに『・・・私より立派な先生がおられるぞ、一度会ってみるか?』チニを部屋に通し、花のお茶を入れてあげる先生。ま、まさか。。。先生に会わせるって言ってたけどお茶のこと!?(*□*;)翌朝、先生宛にチニの置手紙が。『湯の中で開く菊は、私にとっても尊い師となりました。芸を見せるという驕りは捨てます。まずは人々の暮らしを学び、干からびた花が湯を含んでまた咲くように、人々の暮らしに根付く情緒が私の中で開くと信じています。また、そんな私の舞がいつか世に伝わる日が来ることを心から願っています』アイゴーーー!!!やっぱお花のお茶が先生だったなんてーーーー(笑)いよいよ競演当日。松都では、久しぶりに体調のよくなったヒョングムがオムスの演奏を聞かせてほしいと言い、遠い目をして聞いちゃってるんですけど、あぁ~嫌な予感がするぅ・・・(´・ω・`)『心に染み入る良い音色です。あの子が重ねた苦しみも、オムス様に劣りません・・・』チニの競演のことを思いつつ、オムスへの想いを心でつぶやくヒョングム。各地の教坊からヘンスたちが続々と到着。しかし、チニの姿が見えないので、プヨンが先に舞うことに。プヨンの舞が終わっても、まだチニが現れないのでもうプヨンに決定でいいじゃん的な雰囲気の中、よれよれのチニキター!!普段着みたいな格好で舞うと言うチニに、着替えて化粧をして来いと言うメヒャン。『このまま舞います。最高の舞に美しい衣装は必要ありません(キッパリ)』さらに、舞譜も下地になった舞もないと言うチニに、これまでの伝統、規範に反していると言って反発する審査員のヘンスたち。そんな声を収めるように『よかろう、お前の舞でこの場にいる者たちを納得させてみせよ、出来なければ除籍だ』チニにチャンスを与えるメヒャン。舞譜がないので、音楽もないまま舞い始めるチニ。しかーし、チニの舞を見ている内に自然と演奏を始める楽師たち。怪訝な顔で見ていたヘンスたちも、徐々にノッてきてるし、メヒャンも笑顔だし、これはチニ勝利か!?チニの舞が終わり、一斉に拍手が。なんか、プヨンが真っ先に拍手してたような??チニとプヨンを呼ぶメヒャン。『私の後を継ぐ女楽ヘンスは・・・プヨンに決まった。不服はないな?』『はい』と答えるチニに『納得できません、私の負けですっ』とプヨン。『だからだ、朝鮮一の舞手は、ひたすら舞って生きればよい。だが、女楽ヘンスはそうはいかん。才能を見出し、育てなければいかん。戦いの相手でさえ惜しみない拍手を送った今日の心を忘れるでない。そうすれば必ずや立派な女楽ヘンスになるであろう』確かに、チニは舞うことができればいいんだもんね~そして真っ先に拍手を送ったプヨンの姿を、さすがメヒャンは見てたんだね^^教坊に駆けつけるトクパル。話を聞くと慌てて教坊に馬を走らせるチニ。オモオモ!ヒョングム危篤状態っす(>_