出でよ!新理念、新リーダー!
鳩山内閣の支持率が38%に下がっている。 内閣発足当初は70%を超えていたのに。 ま、打ち出の小槌があるわけではないから、 政権が変われば何でもよくなるわけはない。 現実というものを前にして、やれることは限られる。 問題なのは、野党自民党への期待が世の中に全くないことだ。 谷垣総裁交代論が出てくるのは当然だろう。 しかし、自民党が民主党とどこが違うのかを明確に出来ていないことも確かだ。 「郵政民営化、是か非か?」といった単純な対立軸を描き出せていない。 河野、枡添、与謝野にしても、何が主張なのかよくわからん。 「新党」と叫ぶのはいい、何をする新党なのかが問題だ。 「反自民」という明確で受けのいいスローガンが無くなった今、 案外有力な野党がない状況が続くのかも知れない。 ということは、内閣支持率が低空飛行のまま、 民主党政権がだらだらと続くという状況が長く続くのかも知れない。 逆に言うと、今こそ全く新しい政治理念の下に、 新しい政治勢力が出てくるべき時代なのではないだろうか。 そんな人がどこかに居ないかねえ。