韓国での2日目、5月27日は劇場でテクニカルチェックなど。夜10時、大型スーパーへも行きました。
韓国は光州市、2日目です。会場の光州文化芸術会館の玄関ホールです。2メートルくらいの高さの垂れ幕。私たち日本の公演は2回です。この日は、舞台作りとテクニカルチェックが主でした。私たちは宮城県南部の大河原町のえずこホールでお芝居ややっている市民劇団ですが、役者以外は、プロの方々が同行してくれていました。照明、音響、舞台監督、そして演出も。日本から同行の通訳さんも付いて。なんて幸せなことでしょう!!あ、えずこホールからも、大事な韓国語訳の字幕をパッパッて映し出すスタッフも。で、テクニカルチェックというのは、場面転換などで照明や音響がが変わるところを、役者を舞台に立たせてセリフも合わせてタイミングや位置などの具合を確かめること、(と私は理解しました。)ずっと通してやるのではなく、ここの場面のここのセリフまで、とか、次は飛ばしますとか、かなり細切れです。こっちは言われたところをやる。でも、すごく大事なことで、一瞬のタイミングの違いが、お芝居を面白くするかどうか変わってきます。舞台の写真です。ちょうど、照明のスタッフさんが向きを調整しています。(えずこホールの写真をお借りしました)4枚の簾の真ん中、スクリーンになっていて、ここに韓国語訳を映し出しました。こちらは、ホールの客席の様子です。かなりのすり鉢状です。だから、演技するときも、顔を上向き気味にしないと、お客さんには顔が良く見えないところが出てくるのです。このへんも、演出がちゃんとあって、目線は下向きだけど、顔はまっすぐ立てる、とか。そして、劇場の玄関ホールでは、舞台上の台の大きさと同じにビニールテープを貼って、そこで練習です。本物の舞台上は、照明や音響などのチェック中なので、役者は入れない時間もあります。あっという間に時間は過ぎます。メイクの鏡の前に新聞紙を置いたり、床にはレジャーシートを敷き、衣装をハンガーにかけ、楽屋の準備もします。(私はなるだけじっとしていて騒がないのも仕事のうち)そして、昼食。開館の韓国側のスタッフさんもいっしょに照明や音響をやっているので、昼食や夕食の休憩はちゃんと1時間ずつ取ります。仕事で(たぶん公務員)すから。お楽しみの昼食1回目は、会館に隣接する食堂で。バイキング方式で、何種類ものお料理を好きなだけ盛って来ます。私は最初かなり控え目に盛って来ましたが、牛肉と野菜の炒め煮が辛くなく気に入って、お替りしました。キムチのたぐいも思ったより辛くないです。スープはエビの出汁かしら。とにかく、劇場では、テクニカルなところへ邪魔をしてはいけないので、玄関ホールでの練習が多くなりました。私にはうかがい知れないところで、スタッフさんたちは、かなり大変だったようです。舞台ということでは共通でも、日本とは違うことも多いのでしょう。機材も、電気の都合とか、いろいろあったようです。字幕に至っては、作り直しもあったとか。夕飯は、キンパ(韓国語会話の本には、キンパプと書いてあります。さいごのプは小さく発音するのかも知れません。)という韓国風のりまきをテイクアウト。劇場のすぐ近くのキンパ屋さんです。メンバーの中のケータリング係が買ってきてくれました。あ、でも、この日のキンパは私は食べそびれてしまいました。スタッフの方々が休憩中には、舞台で練習しても良いと言われていたので、他の役者が来ない前にと、一人で舞台上に居たのでした。不安がもりもりと湧いてきているのです。戻ってみると、ちょうど大きなハンバーガーが残っていました。日本のものより大きいのをぱくっと食べました。力もりもりです。晩御飯を食べないメンバーも居たりして、それぞれいろいろです。そして、朝11時から夜10時近くまで、劇場を出ることはありませんでした。 その後、光州演劇協会の会長さんが、10人くらいを、大型スーパーに車で連れて行ってくださったのです。eマート。電気店やユニクロがあって、最上階が食品や雑貨のスーパー。大きいです。お土産にしようと見た、韓国のりのコーナーにはびっくり。たなの上から下まで、その列の端から端まで全部が韓国のり、一面に並んでいるのです。値段もいろいろ。さーて、どれにしよう。中くらいのお値段のものを買いました。5g入り16袋で5480ウォン日本円の1000円がだいたい10,000ウォンですから、548円というところです。 お米コーナー。ガチャガチャは日本と同じ。夜の11時ですのに、買い物客は意外に多いのです。2日目の夜は、こんなふうに過ぎていきました。ああ眠い眠い。宿泊所に戻って、シャワーを浴びて、バタンキューです。そして、次の日は、いよいよ本番です。今日は長くなってしまいました。あしからず。また明日。帰国まであと4日もある。 宮城県柴田郡川崎町の石神彫刻工房、www.isinko.com もどうぞ。これは妻の日記です。