宮沢賢治のふるさと花巻へ
高橋健太郎展が行われている、岩手県花巻市の湯本美術展示館へ。花巻温泉に行く途中当たり、湯本中学校のすぐそばです。私設の美術館。元美術教師の小田原さんが自宅の一部に建てた館です。健太郎さんの作品の一部をどうぞ。浮遊する物体、そして束縛されているところもある。浮遊と束縛。その先にある意志は・・・。木と石と鉄を使った作品は他にもあります。「高橋健太郎さんは、当工房で働いてもらっているんですよ、」というと、館長の小田原さんとのお話が弾み、また、宮沢賢治記念館まで、車を先導して送ってくださいました。とっても気さくでお話好きの方でした。そして、宮沢賢治記念館を見学。猫がお出迎えです。賢治さんは、私は童話の世界での認識がほとんどですが、農業、天文、鉱物、音楽、宗教など、いろんな事にとても詳しくたくさんの知識が詰まっているんだなあ、ということを改めて感じました。お昼は、隣の山猫軒で。宮沢賢治童話村も行きました。賢治の学校の一つ目の部屋。何個も変わったデザインの椅子があって、その前に童話の一部を書かれたプレートが置かれています。ここは、響区ので、声を出して読むと、ぐーんと賢治の世界に入って行けました。でも、今日は他にお客さんがいませんでしたからね。宇宙の中の自分。自分が虫のなったような気分になるセット。風になったような気になるところ、など。感覚で味わえる賢治の世界。イーハトーブ館に行き、鉄の造形を観て。ホントは時間があればここで、賢治に関する本などをたくさん読みたかったところですが。最後に、萬鉄五郎記念美術館へ。明治の1885年に、ここ花巻市東和町に生まれた萬鉄五郎。日本の近代美術の先駆者のひとりです。宮城県美術館の常設展に自画像が飾られていて、とても身近に感じていたのでした。明治、大正の時代にこの色彩とキュビズム(ピカソの絵のような)、新しすぎたような絵だったのでしょう。 まあ、こんなところで、2時間かけて、初めて花巻の地に行ってきました。www.isinko.com 石神彫刻工房もご覧ください。