シャープがマスク生産
シャープが来月からマスク生産 新型肺炎めぐる政府の緊急要請受け2/28(金) シャープは28日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けた政府の緊急要請に応じ、3月半ばからマスクの生産を始めることを明らかにした。当面は1日あたり15万枚を生産し、同月中にも出荷を開始する。政府は新型コロナウイルス対策の予算で設備投資費などを補助する。 シャープによると、液晶ディスプレーを生産する三重工場(三重県多気町)のクリーンルームを活用し、当面は3つの製造ラインでマスクを生産する。最終的には10ラインに増やし、生産能力を1日あたり50万枚まで上げるという。 政府は感染拡大阻止に向けた取り組みを支援するため、令和元年度予算の予備費から103億円の支出を決定した。マスク生産設備の導入事業も対象で、シャープには3000万円程度を補助する見通しだ。マスクはいつ手に入る?増産や輸入の最新情報2/28(金) 2月28日現在のマスクの状況によると、国内では国内メーカーが24時間体制で通常の3倍の増産を継続しており、2月中には毎週1億枚を超える供給が確保される見込みだという。 政府では、週1億枚の供給に加え、「マスク製造設備導入支援補助金」を活用し、3企業のマスク製造事業やマスク部材製造事業を採択。最先端のマスク製造ライン新設なども予定している。 輸入に関しては、前週から数社が中国などから1,000万枚レベルで再開。4月1日以降はさらに週2,000万枚レベルの輸入増を目指している。 国内アパレル縫製企業では、ミャンマーの工場でガーゼマスクの生産を開始。次週には、ガーゼマスク4,000枚の輸入を開始し、3月9日の週には10万枚、3月中には100万枚の輸入を目指し、その後は需要に合わせて400万枚にまで拡大していく計画だという。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は緊急対応のために2019年度予算の予備費から103億円を支出することを2月14日に閣議決定しました。その前日2月13日にまとめられた、予備費を含む153億円の緊急対策(第一弾)の中には不足するマスクの増産に向けて設備投資を行うメーカーに対する補助金として、4億5,000万円が計上されています。3月2週目までに増設を行う事業者の採択結果について「マスク製造設備導入支援補助金」を活用して、3月第2週目までにマスクの生産設備の導入等を行う事業者について、第1弾として、3件が採択されました。(※公募は、3月11日12時必着で引き続き行われています。)【採択事業者】・興和株式会社 (マスク製造)・株式会社XINS (マスク製造)・ハタ工業株式会社 (マスク部材製造)