三ノ宮卯之助銘の力石〈越谷久伊豆神社(埼玉県越谷市)〉
【見た日:2021(令和3)年8月1日(日)】 月次祭(つきなみのまつり)は、まず力石から いつもの力石と違います。 ※ 公式HPより 力石とは力仕事を人力に頼らざるを得なかった時代において、力くらべをしたり、体力を鍛えるために用いられた石のことです。 三ノ宮卯之助は江戸時代後期に、三野宮村(現在の越谷市大字三野宮)出身で、力石や米俵などの重量物を持ち上げる興行を行いながら全国各地を回り、日本一の力持ちと言われた人物です。興行先であったと考えられる神社などには、「三ノ宮卯之助」の銘が刻まれた力石が残されています。 越谷市内では越ケ谷久伊豆神社に1個、三野宮香取神社に4個、三野宮向佐家に1個の計6個が確認されています。久伊豆神社の力石には「奉納天保二辛卯年(1831年)四月吉日 五十貫目 三ノ宮卯之助持之 本庁 會田権四郎」と刻まれており、卯之助が24歳の時に、五十貫目(約190kg)の力石を持ち上げたとされる文字が刻まれています。 ※ 三ノ宮卯之助銘の力石 ※ 祭りの後の力石 〈越谷久伊豆神社:埼玉県越谷市越ヶ谷1,700〉