コシガヤホシクサ〈越谷市役所(埼玉県越谷市)〉
【見た日:2018(平成30)年9月19日(水)】 ※ 越谷市公式HPよりコシガヤホシクサは、ため池の岸辺や河原、水中に生育するホシクサ科の水草の一種です。 8~9月に白い星型の小さな花をつける植物で、越谷で発見されたことから、「越谷星草(こしがやほしくさ)」という名前がついています。「干し草」ではありません。 線形の葉が束のように生えており、草の大きさは十数センチほどです。毎年春に発芽し、冬に枯れて種を落とす一年草です。コシガヤホシクサは、昭和13年に旧越ヶ谷町の元荒川付近で発見され、翌年新種のホシクサとして発表されました。このとき、発見地にちなんでコシガヤホシクサと命名されましたが、その後越谷市周辺では見られなくなりました。 昭和50年には、茨城県下妻市の砂沼という農業用のため池で再発見されましたが、ため池の環境の変化により平成6年に絶滅してしまいました。しかし、残されていた種子から、国立科学博物館筑波実験植物園などの関係機関により、現在は砂沼での野生復帰の取り組みが進められています。※ コシガヤホシクサ〈越谷市役所:埼玉県越谷市越ヶ谷4-2-1〉