千の風になって;原詩と新井満の自由訳詩
Mary Frye の死亡記事(2004年9月)に載せられたバージョン(これが日本語訳の原詩?)Do not stand at my grave and weep ,(grave;お墓)I am not there; I do not sleep. I am a thousand winds that blow, I am the diamond glints on snow, I am the sun on ripened grain,(ripened grain;稔った穀物) I am the gentle autumn rain. When you awaken in the morning's hush ,(hush ;静寂)I am the swift uplifting rush ,Of quiet birds in circling flight. I am the soft starlight at night. Do not stand at my grave and cry, I am not there; I did not die. ( )以外はWikipediaから 千の風になって 新井満 詞私のお墓の前で 泣かないでくださいそこに私はいません 眠ってなんかいません千の風に 千の風になってあの大きな空を 吹きわたっています秋には光になって 畑にふりそそぐ冬はダイヤのように きらめく雪になる朝は鳥になって あなたを目覚めさせる夜は星になって あなたを見守る私のお墓の前で 泣かないでくださいそこに私はいません 死んでなんかいません千の風に 千の風になってあの大きな空を 吹きわたっています千の風に 千の風になってあの 大きな空を 吹きわたっていますあの 大きな空を 吹きわたっています日本語訳の例(Wikipediaから)わたしのお墓に佇み泣かないでください わたしはそこにはいません、わたしは眠りません わたしはふきわたる千の風 わたしは雪上のダイヤモンドのきらめき わたしは豊穣の穀物にそそぐ陽光 わたしはおだやかな秋雨 あなたが朝の静けさの中で目覚めるとき わたしは翔け昇る上昇気流となって 弧を描いて飛ぶ静かな鳥たちとともにいます わたしは夜に輝くやさしい星々 わたしのお墓に佇み嘆かないでください わたしはそこにはいません、わたしは死ななかったのです