やや冷え込んだ朝の菜園で:10月27日の菜園記
23時半就寝、2時に目覚め、3時に目覚め、6時に目覚め、8時まで読書「花神」下巻。慶応2年~3年、歴史は変転する。2年7月家茂死去、8月征長停止勅命、12月慶喜将軍就任。同月孝明帝崩御。3年4月高杉晋作死去、10月大政奉還、10月薩長へ倒幕の密勅、11月龍馬暗殺。12月王政復古の大号令。蔵六こと大村益次郎の2度目の出番が迫りつつあるが政治には関心なし。蔵六の弟子であり愛人というか、シーボルトの遺児「イネ」との何度目かの出会いがある。慶応4(明治元年)年正月3日の鳥羽・伏見の戦い勃発まであと少し、蔵六出馬前夜である。蔵六の死期は明治2年11月だから死ぬまでもあと2年しかない。46歳で没。イネとの久し振りの邂逅で司馬さんは蔵六の一生を忖度してか、「自分の一生はどうも寒かった。一生寒い風が吹いてゆくような気がする」と言わせている。その裏には、イネとの子弟かつ男女関係のみがただ一点の暖気であったとしている。余談、「イネ:本名楠本イネ」は日本最初の女医として宮中にも仕え明治36年77歳没」大村益次郎の暗殺事件ではつききりで看病、死水は彼女がとったそうである。さて菜園、今朝は放射冷却現象で12度まで冷え込んだので、菜園は朝露に包まれていた。ケールをとり、オクラも相変わらず11本(累計1,745本)採れた。ケールは毎朝15枚くらいの葉を摘み取り、キャベツ、ニンジンなどと一緒に青汁にして飲む。そのあとは、オリヅルランのランナーが大量にできていたので切り離した。70芽くらいはあるだろう。とりあえず空いているプランターへ植え込もう。朝食後、オリヅルランの植え込み。50株程度を植えてあとは植える場所もないので廃棄処分。