ゲリラ豪雨被害深刻;日本全国住むに安全な場所が無くなる。
本日も雨模様で、午後からは宮崎県は大雨となるような気配である。異常気象である。東日本に頻発しているゲリラ豪雨、岡崎市の時間140数ミリというのは前代未聞?こんな雨が降れば町なかを流れる中小河川や側溝は全てあふれる。特に、過去に集中豪雨の経験が無い地方の中小河川は、洪水容量が少ないから悲惨なことになる。南九州は、台風のたびに集中豪雨に見舞われるので揚水ポンプなどかなり整備が進んでいる。それでも05年の台風14号では3日間で一ツ瀬上流で1,000ミリ超、近郊で450ミリ降った。この時、三財川上流域で氾濫、一ツ瀬本流もあと1Mであふれるところまで増水した。この時は、町域に設置されている揚水ポンプがフル稼働して床上浸水は免れたのである。洪水常襲地帯は、このように堤防も高く、防水対策も進んでいるがこれも想定内でのこと。例えば、今回の岡崎市のように時間150ミリ近い豪雨では耐えられるはずが無い。しかも、これが地球温暖化によるものであれば、今後、頻発する可能性がある。市街地が危ない、傾斜地が危ない、大河川流域が危ない、となると日本中、安全な場所がない。被害者を見れば、ただ身の不運を嘆くのみで誰を怨むこともできない。せめて、洪水対象の損害保険に入ることくらいしか打つ手が無い。でも砂漠化で住む地を狭められているアフリカの住民よりは、飲料水に困らぬだけましかも?