『世界歴史とファーストキス?』
[読書の秋] ブログ村キーワード ディアス・ファーストキス東京、快晴!10月のスタート!本格的な秋の到来です。スポーツ、旅行、読書、美術館、登山へと、楽しい計画が、目白押しですね。9月の不安定な気候を経て、ようやく、安定を得られるこの季節。嬉しいですね。読書の秋だというのに、しおりが挟まったままの本が積読状態。時間の合間を見ながら、今、手にしているのは、塩野七生さんの、「ルネサンスとは、何であったのか」塩野さん独特の、世界歴史の怜悧で斬新な切り口が、興味深い一冊です。20年近く前に、初めて、全15巻に渡る、「ローマ人の物語」を手にしました。「こんな凄い女性の小説家がいるのだわ。」と、カルチャーショックを受けました。塩野さんは、今でこそ、日本の文化勲章を授与されておられますが、長い執筆活動の道程では、歴史関係者から異端視され、冷遇の憂き目にも、遭われたそうです。「ローマ人の物語」は、ローマ帝国の栄国と滅亡を基軸に、初めてヨーロッパ世界というものを、年号の暗記ではなく、小説ならではの醍醐味と可能性で、いきいきとした、血の通う人間描写で、私に、世界歴史の面白さを教えてくれた作品でした。又、全15巻を、読み直す気力も無かったところで、偶然立ち寄った書店に陳列されていたのが、「ルネサンスとは、何であったのか」という、対談集でした。やはり、塩野さんらしく、既成にしばられない、斬新なルネサンスの捉え方、世界観が、事細かく語られていて、私の秋の読み物になっています。暗記ばかりの世界歴史が、大嫌いだった私。日本の地名を覚えるだけで精一杯で、いつも赤点に怯えていた私。今でも、歴史の先生の顔が誰一つ浮かんでこない私。塩野さんは、めでたく、私と世界歴史に「ファーストキス」をさせてくれたというわけです。リヤドロ・プロムナードいつもありがとうございます~お詫びとお願い~《只今、コメントをお休み頂いております。ご訪問先へは、多々、足跡だけになる失礼をお許し下さいませ。m(_ _)m』