『風の男』その妻、白洲正子。
先日、『風の男・白州次郎』氏のお話について触れさせて頂きましたが、たくさんのコメントをいただきました。そして、クレヨンこうちゃんさんが、武相荘のホームページから、上の絵を、書いて下さいました。今回は、次郎と並んで、最高峰の文化人であった、婦人の、白洲正子のHISTORYを、ご案内してみたいと思います。夫、白州次郎が時代を駆け抜けた『風の男』ならばその妻、白洲正子は全身全霊で、時代に挑んだ、『真剣勝負の女』といえます。 【白洲正子のHISTORY】 白洲正子(1910-1998・明治43年-平成10年)平成10年12月26日歿 88歳兵庫県三田市・心月院・白洲次郎と正子の墓 静けさの時空間、中清涼山心月院…竹林の笹すれの音はここちよく、風は一筋の道を吹き抜ける…次郎の母が、県下に分散していた墓を一つにまとめ改葬したという白洲家墓地がここにある。小判形に石を並べ、わずかな土盛りをした上に2基の五輪塔板碑…正子が、次郎の死後、自ら図案し、造った墓である。右が夫次郎、左が正子の碑である。それぞれに不動明王と十一面観音の梵字が彫られ、巡礼道行の影法師のように、互いに、こんにちも、風の中で、直立している…