東北大地震に寄せて。八戸の思い出と共に。
一昨年の秋、10日間をかけて、東北の旅に出かけた。旅の最後を飾ってくれた、リアス式の美しい八戸の種差海岸。どこを訪れても、日本人に生まれた幸せをかみ締めることのできた素晴らしい東北の風景だった。3月11日、午後2時46分、東北地方太平洋沖で、日本史最大の地震発生。午後3時過ぎ、私は、報道映像の前で立ちすくんだ。あの美しい東北の海の風景が、みるみるうちに、信じられないような惨劇の映像となった。白い波々が、あっという間に、まるで、巨大鮫の大群のように変貌し、小船、大型船をつぎつぎと転覆させ、どす黒い濁流となって、東北の町を覆いつくした。勢いづいた怪物は、容赦なく、あらゆるものを破壊しながら、浚いながら、町を飲み込んでいった。日本の名勝だった、八戸、種差海岸。のどかに晴れた秋の午後、若い家族が、まぶしい位、幸せそうだった。この美しい緑の大地が、再び戻ることはできるのだろうか。青森の八戸の町には、まだ灯りがつかない。石油コンビナートは、衰えることなく燃え続けている。そして、福島の人々は、放射能汚染の恐怖に、日々、さらされている。≪東北大地震で、亡くなられた多くの方たちへ、謹んでご哀悼申し上げます。被災地の皆様へお見舞い申し上げます。≫「只今、都合によりコメントをお休みさせていただいております。失礼を、先にお詫びいたします。m(_ _)m」姉妹サイトはこちらをクリックすると、ご覧いただけます。↓