「晩秋と墨の香り」絵とつぶやき
posted by (C)ジョゼ 東京、曇天。朝からオランダ絵画のような、グレーの空。 11月もなかばの土曜日の午後。昼食をすませ、珈琲カップ片手に、久しぶりにパソコンに向かった。 秋口から、少々崩してしまった体調も、ようやく回復しはじめた頃、まったく異質な世界に出会った。今までとは別の何かを始めなくてはという思いが、始終、心の片隅に居つきはじめていた時、 私の眼の前に、突然、モノクロの世界が広がった。 懐かしい墨の香りに誘い込まれ、突然、師について水墨画を習いだした。 絵を観ることが大好きで、さまざまな色の混色と表現に魅せられていた私には、青天の霹靂のような出会い。 ブログにも、たくさんの世界の名画に登場してもらっては、絵画鑑賞に浸かっていたというのに、唯一欠落していた、水墨画の世界。 幼いときに習っていた、凛とした背筋をした書道の先生の、落ち着いた笑顔と、だだ、もくもくと墨をすり続けた静謐なあの時間。 こども時間の中で、唯一、自分も大人になれているのではと、思わせてくれたあのひととき。 晩秋という季節は、遠い日の五感の一つ一つまで、 真っ白な画仙紙に、 墨色の記憶に変化しながら、うっすらと、ゆっくりとにじんでいく。 ☆朝夕、めっきり冷えてきましたね〜お風邪をひきませんように☆ いつもありがとうございます♪♪ 《只今、コメントをお休みさせていただいております。失礼をお詫びします。m(_ _)m》姉妹サイトも、ご愛顧いただきありがとうございます。(^-^)↓