『再生』石田衣良
本の帯に、「ふたたび涙なしでは読めない傑作が誕生!」と書かれていた。そんなに簡単に泣けるもんじゃないよ、と思いながら12の短篇を読んだ。悔しいけど、泣けた・・・・・うつ病の妻が理解できずに自殺に追いやってしまう夫・・・これは自分的に共感できる。【内容情報】(「BOOK」データベースより)妻を自殺で喪い息子を一人で育てるサラリーマン。家族を捨て、後悔の念にさいなまれるラジオディレクター。定年退職後、新たにタクシー運転手を目指す元トラック運転手。前触れもなく彼から別れを切り出されたキャリアウーマン。不況下で中小の広告代理店に入社し不安を覚える新入社員。単調な日々の仕事にうんざりする契約社員...。彼らの平凡な日常に舞い降りた小さな奇蹟とは?感動作『約束』に連なる、現代の心の渇きを潤す短編集。 『約束』も読んでみようかな。