『村上海賊の娘 上・下』和田 竜
2012年本屋大賞を受賞した作品です。上下巻の長編で後回しになっていましたが、図書館の長期休館が後押ししてくれました。戦国時代の海賊の話ですが、「俳味」を大事にするとか必勝祈願の「連歌の会」を催すとか想像していた海賊とだいぶイメージが違ってビックリ。門徒と信長の確執がよく解り、当時の人たちの生きざまがリアルに描かれていて面白かったのですが・・・残念なのは、カッコ書きが多く、説明が細かすぎてスピード感が削がれてしまい、物語の流れが中断してしまう文体だったことです。時代物の難しさですかね~映画になったらどうかな?と、思ったけれど、主人公の海賊の娘は長身、かん婦、醜女(しこめ)そんな女優さんはいないよね【中古】【全品5倍】村上海賊の娘 上/ 和田竜