『漫画 サピエンス全史 文明の正体編』ユヴァル・ノア・ハラリ
「サピエンス全史 人類の誕生編」の続編です。1万2千年前に農業革命が起こり、狩猟採集民から農耕民になって小麦に支配され、定住を余儀なくされたサピエンス。家畜を飼い、農耕に利用したのはいいが、動物との接触により、ウイルスに悩まされる。3千年前のハンムラビ法典とアメリカの独立宣言を比較したり、ヒエラルキーとカーストの違い、ジェンダーに関することまで、いろんな視点で解説してくれる。文明の歴史は戦争や階級社会、女性差別、民族差別の歴史。宗教を権力者が都合のいいように解釈して差別を正当化している。現代と全く変わらない。人類は進化も進歩もしていないのではないか漫画 サピエンス全史 文明の正体編 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ]