『シーソーモンスター』伊坂幸太郎
前回の『死にがいを求めて生きているの』朝井リョウに続き「螺旋プロジェクト」第二弾です。伊坂幸太郎さんは初めてです。不思議なもので、前作を手に取らなければ、読む機会がなかったかもしれない作家ですね。中央公論社も考えましたねー単品で読んでも十分面白いけど、他の知らない作家の作品も読んでみたくなるじゃないですか!バブル時代を背景にした「シーソーモンスター」と近未来で人口知能に人間が振り回される「スピンモンスター」「人間の歴史は戦争と戦争の間に少しの平和があるだけ」「人間も物体もぶつからなければ新しいものは生まれない」という言葉と海族と山族の対立がからまって、手に汗握る展開でした。シーソーモンスター (単行本) [ 伊坂 幸太郎 ]