「太る」 と 「痩せる」
成獣後には単純に病気でもない限り、太る、痩せるは摂取カロリーの出納に関係してきます。補給するより多ければ太るし、少なければやせる。食欲は大きく4つほどの関係で左右されます。そのうち大きな物が「血糖値」動脈と静脈が脳でそれぞれ満腹中枢、節食中枢に繋がって動脈と静脈の血糖値の差を判断して空腹・満腹感を感じます。秋に食欲が増すのは冬が来るのを見越しているわけでもなく、寒くなってきて体温を調整するために血糖が細胞に送られる事で減る反応が、めぐり巡って脳を刺激するからです。カロリー出納の余った分が脂肪として蓄積され冬の準備とされます。太るのは、太っている状態の方がより太りやすく、成熟期には性ホルモンの関係で痩せやすく、年老いていくにつれ太りやすくなります。インスリノーマで痩せて行くのは、糖新生と、ケトン代謝による為です。カロリーの出納の加減で体重は増加をしたり、減ったりします。インスリノーマで太るのはステロイドを使ったときで、ほかにはカロリーを余まらせる方法を取る時に脂肪は蓄積します。管理には適度な脂肪が欲しいので体重の推移に気をつけていただき体所です。長日動物のフェレットは光で性ホルモンに影響を及ぼしますので、性ホルモン優位で痩せていく性質は副腎疾患でも起こることですが、副腎にトラブルを持つ前にも痩せて行く事にも関係していきます。体重は適正体重で、増やしたいならそれなりに、減らしたいならそれなりに季節と年齢などの状況に合わせて対応できる方法がございます。