畑を掘ったら大判小判がザクザク
ジャガイモ掘りをした。ちょっと遅めだった分、けっこう大きなのが掘れた。「ここ掘れわんわん」と庭で犬が鳴くので、そこを掘り起こしたら、大判小判がザクザク出てくるという話がある。ジャガイモが大判小判に思えてきた。ただし、大判小判は、いくらたくさん出てきても食べられない。その点、ジャガイモなら保存もきくし、我が家の畑で採れただけで、半年はいろいろな料理を楽しむことができる。採りたてを茹でて、バターや塩、メンタイマヨネーズで食べたり、肉じゃがもおいしいし、カレーもいい。小さいのは素揚げにして塩で食べる。ジャガイモだけでなく、大地は、人間の命を育むためのさまざまなものを産み出してくれる。お金も大事だけれども、食べ物を自分で作る生活の尊さが感じられる、ジャガイモ掘りだった。もうすぐ、スモモや桃も実る。畑こそ、宝箱かもしれないな。