人はだれもが枠の中で生きているけど、枠の外にもすてきな世界があることを知った方がいい
次女が世界一周ピースボートの旅に出て10日になる。どこか港に着くたびにWifiがつながって、そこからFacebookに写真をアップしている。1ヶ国目は台湾、そして、昨日は、2ヶ国目のシンガポールから写真の写真がアップされていた。今日は、マレーシアで、また写真がアップされるのが楽しみだ。まだ旅は始まったばかりで、これから20数ヶ国を回る。たくさんの国に行くと言っても、滞在は、ほんの1日とか2日。それで、わかるはずもないのだが、大事なのは、船の中での人との人との交流だろうな。だれもが、いろいろな理由で、世界一周の旅をしているわけだし、お金と時間と行くぞという決断が必要なわけで、この旅に参加する人は、それなりに勇気ある一歩を踏み出している人だ。行動力をもった人だ。そういう人と会うことが、視野を広げていく大きなきっかけになる。台湾までの船の中では、映画「あん」の原作者のドリアン助川さんが同乗し、講義をしてくれたようだが、さまざまな分野で活躍されている方のお話も準備されている。そういう一流の人たちの話を聞くのも刺激になる。ある枠の中で生きるのは、とても安全だし安心だ。しかし、エキサイティングには生きられない。大人になればなるほど、そこから出られないというよりも、枠の中にいるのが当たり前になってしまって、そこに安住してしまうことになる。それも悪くないけど、枠の中が世界のすべてだと思ってしまうのはどうかと思う。枠を作るなら、できるだけ大きい方がいい。娘たちには、枠は必要だけど、その中がすべてじゃない。外には、すごい世界、すごい人がいっぱいいることを知ってもらいたいと思っている。若いうちに、広い世界を知るのは、枠を広げる、枠の外に意識を向ける、大きなきっかけになる。ほかの人と一緒じゃなくていいから。自分は自分。変な人だと言われたら「ありがとう」って言うんだよ。褒め言葉なんだから。超一流の人と会いなさい。魅力的だと思える人の生き方を真似する。やりたいことを一生懸命にやれ。選択肢はいくらでもある。こうしなきゃいけないってことはひとつもない。人は迷惑をかけ合って生きているんだ。だから、まわりに感謝する。迷惑をかけられても怒らない。できないのは、できない人の気持ちがわかるから、いいことなんだ。できるからと言って威張るな。できないと言って落ち込むな。そんなことをずっと言ってきたから、生き難いことも多いかと思うが、そんな中で、自分を表現していけるのが、人生の醍醐味かもしれないよ。