毎日の食を大切に~アメリカ医師会雑誌より
アメリカ医師会雑誌に掲載されたもの。ステージ3の大腸がんの患者さんに対して、ひとつのグループは、典型的なアメリカ食を食べさせ、もうひとつのグループは、ヘルシーな食事をさせた。アメリカ食というのは肉類中心、白パンや白砂糖など精白されたもの、デザートは甘いケーキ類といったもの。ヘルシー食は、野菜中心の粗食、日本の伝統食のようなもの。5年間追跡したら、ヘルシー食のグループの再発率は3分の1だったそうだ。健康のことを少しでもかじっていれば当然の結果と言えるけど、こういう人体実験を堂々とやるというのもすごいことだと思う。本人が、おれは肉が好きだから食べたいというのならともかく、医師が肉に甘いものを食べるよう指導したとしたら、ちょっと問題のような気もする。その問題は、横においておくとして、食は、がんだけでなく、体にも心にも、影響を与えるものだということ。あと、食材の問題、添加物、そして大事なのが、作る人の気持ち、食べる人の気持ち。食には、いろんな要素が絡み合っている。食に関しては、日本の伝統食が優れているのは間違いないようなので、それをベースに考えていくといいのではと思う。ぼくも、このごろご飯作りに精を出しているけど、作るだけでもなかなか大変。でも、少しずつやってかないとね。