大切な友とのお別れ。死についてあれこれ考えた夜
昨夜はささやかな追悼の会。大事な仲間が亡くなった。尊敬すべき先輩だ。10年前に末期がんになり、見事に生還したと思ったら、またしても末期がん。ここも乗り越えた。これでもう大丈夫だろうと思っていたら、去年の秋に、新しいがんが見つかった。きつい治療が続いた。さすがに「きついよ」と音を上げた。そして3月13日、家族に見守られて静かに旅立った。何度も小笠原へ一緒へ行った。楽しかったなあ。(おがさわら丸の上で 撮影:永瀬佳子さん)鴨川では自然栽培に燃えた。今、ぼくが山梨にいるのも、彼の楽しそうながんばりを見たのがきっかけだった。彼の話から始まり、30年前に亡くなった友だちの娘さん、ぼくの妹、弟という具合に、死についてお酒を飲みながら語り合った。人間は必ず死ぬ。この世の唯一の絶対だ。なのに、目をそむけて生きているのが現実。死を自分事としてとらえる。そんないいきっかけだった。寂しいけど、ぼくもいつか死ぬわけで、ぼくはあの世の存在を信じているし、きっと彼と再会できるはず。その日を楽しみに、今をがんばっていこうと思う。あの世で宴会ができるような、楽しい仲間作りもしよう。ありがとう! おーちゃん。