イルカみたいに生きてみよう～心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

[カテゴリ未分類] カテゴリの記事

全175件 (175件中 151-175件目)

< 1 2 3 4

• 立場によってとらえ方が違う

  台風が近づいて来ている。関東へ上陸するような進路だ。今週末あたりは大荒れかな。今、ちょうど小笠原あたり。水不足だったらしいから、恵みの雨になっているといいけど。でも、今、ちょうど行っている観光客にとっては、最悪ということになるんだろうな。台風も、立場によって、まったくとらえかたが変わってくる。ぼくも、自分の行っていたときには、晴れてもらって、いないときには、雨が降ればいいと、勝手なことを思っているわけだ。だれかが、台風に当たってしまう。ロシアンルーレットみたいなものかな。台風が来なければありがたいし、来ても、ありがたい。きっと、これからは、自分の都合で、いいとか悪いを決めていると、生きづらい世の中になると思うよ。すべてのことには意味がある。その意味は、そのときはわからないけど、あとになってわかってくることが多い。特に、都合の悪いことには、大切な意味があったりするのだ。もう台風は来てしまったのだから仕方がない。せっかくだから、小笠原の水不足が解消することを願っている。

  2011年08月30日

  コメント(0)

• 娘たち三人三様

  娘たち、3人3様、よくがんばっている。長女は、昨日はディズニーランド。適応教室の後輩と出かけたらしい。楽しかったらしく、すごく興奮して帰ってきた。そして、よくしゃべること。あれがあの子の持ち味か。次女はソフトボールの合宿。キャプテンとして、一生懸命やっている。しかし、１年生が、笛ふけど踊らずで、歯ぎしりをしている。三女は、まだ三重にいる。大いに羽を広がているみたいで、この夏は、あいつにとっては、最高だったのではと思う。明日は迎えに行ってくる。勉強はさっぱりの3人だけど（長女は少し意欲が出てきた）、難しいことを考えず、好きにやっていればいい。そうすれば、向こうから、本当に必要なチャンスはやってくる。ぴったりのタイミングで。それを見逃さず、そのときにはすかさず行動できる感性を、今のうちに養っておかないと。今日も、ソフトボールの合宿。お父さんは、クタクタに疲れている。もう寝ることにする。

  2011年08月17日

  コメント(0)

• 頼もしい我が家のウサギくん

  ぼくのような在宅のフリーというのは、こんなにもしょっちゅう揺れると、気持ち的にも参ってくるね。ひとりだから。だれかしゃべる人とかいるといいんだけど。ぼくは、今日は、居間にパソコンをもってきて、食堂テーブルで仕事をしている。そばに、ウサギのキキがいて、これがなかなか腹が座っていて、3月11日の地震のときも、その後の余震で揺れたときも、びくともしない。地震の前には動物たちは騒ぐっていうのだけれども、こいつは大したものだと、感心している。ケージの中で、ゆったりとしているキキの姿を見ていると、こっちも安心できる。一人暮らしのご老人とか、不安だろうな。夜は、特に不安が大きいと思う。こういうときこそ、地域で、いろいろとケアをしていく必要があるんだろうな。自分のことも、まわりのことも、考えさせられるなあ。

  2011年04月12日

  コメント(2)

• 意味は自分で作り出す

  もう不安や恐怖に振り回されるのはやめようと思う。不安も恐怖もあるけれども、それはそれとして、ちょっとだけチャンネルを変えて、今、起こっていることをきちんと見つめ、向き合っていくことにする。まず、大事なのは日常。普通に仕事もしよう。家族と団らんできる時間を大事にしよう。それに加えて、自分はどんなことで役立てるだろうと、それを考え、行動していこうと思う。このようなすごいことを体験するのは、何か意味があるはずだ。しかし、その意味は、だれかに与えられるものではなく、自分で作り出すものだと思う。自分が、この大惨事をどう受け止め、どう行動するかが、意味を決定するのではないだろうか。ぼくは、長い間、ヒーリングの世界を見てきた。今こそ、ヒーラーたちが（すごい人もすごくない人も）その力を発揮すべきだと思う。阪神大震災のころに比べれば、ヒーラーと呼ばれる人は、ものすごく増えているわけだ。とにかく、エネルギーを送ろう。祈りの気持ちを込めて。

  2011年03月15日

  コメント(2)

• 遠い日の集中豪雨の思い出

  こんな穏やかな休みなのに、豪雨で大変な思いをしている人もいる。日本は狭いようで、ずいぶんと広い。20年近く前、伊豆で豪雨に遭遇したことがあった。バスは山道を走っていた。左は崖、右は川。いつもはのどかな田舎道だ。ところが、その日は、朝から大雨で、とくに、ぼくがバスに乗ってから急に雨脚が強くなった。前方の崖が崩れて、バスは前へ進めなくなった。戻るのかなと、後ろを見ると、後方も、がけ崩れで道が埋まってしまっている。完全に孤立してしまった。左からはいつ崖が崩れてくるかわからない。右は、いつものやさしい川の顔はそこにはなかった。濁流である。日は暮れていく。不安は募っていく。結局、バスの運転手+乗客13名は、崖の切れ目のなだらかな斜面を上り、伊豆急の駅まで歩いた。そして、救助隊に救われた。怖かったし、助かったときのあのほっとした気持ちは忘れられない。ビールとおにぎりが、何とおいしかったことか。

  2010年10月23日

  コメント(1)

• 小笠原旅日記　その４～ドルフィンスイム

  父島まで東京から1000キロ。東京から新大阪への往復で1100キロくらい。なかなかの距離だ。宿泊したパパヤは、基本的には、8人部屋が4つ。2段ベッドとキッチン、トイレ。ゆったりできるスペースだ。別棟に2人部屋があって、ぼくと長女は、そこに泊ることに。2段ベッドと小さなキッチン。6畳くらいの大きさかな。トイレは外へ行かないといけない。到着した日は半日コースに出る。荷物を片付けて、スノーケルの準備をし、昼御飯。弁当屋さんがあるので、そこで、娘は島ずし、ぼくはおにぎり弁当。島ずしは、しょうゆにつけたすしだねが乗っている。サワラだそうだ。魚のことはよくわからないけど、さっぱりした味で、娘はとても気に入った。1時ごろにミスパパヤ号に乗って出港。20人くらいのメンバーで、けっこう年配の人が多いので、ぼくも、ほっとする。兄島瀬戸海中公園というのは、兄島と父島の海峡にある。3年前、台風が接近しているときにも、静かだったのを覚えている。兄島側の海岸をキャベツビーチと呼ぶらしい。静かできれいな海。ちょっと海水温は低めで、入ったときは、ぞくっとしたし、しばらく入っていると寒くなってくる。ただ、きれいだから、ぷかぷかと浮いて、色とりどりの魚やサンゴを見ているだけで満足だ。保育園くらいの女の子もいたが、まったく怖がらずに遊んでいた。お父さん、お母さん、それにおじいちゃん、おばあちゃんと来ているみたいだ。ここで小一時間遊んだ後、イルカに会いに行く。まず、イルカにあえないことはないそうだ。長女は、海に入るとエネルギーが高まってくるのだろう。いつもとは全然違う顔をしている。イルカが見えると、船後方のドアをあける。そして、一段降りたところにステージがあって、そこから海へ入るようになっている。長女は、いつの間にやら、一番前へ行っている。まっさきに、イルカに近付くつもりだ。「はい、入って」という掛け声がかかる。みんながいっせいに飛びこむ。ぼくは、いつものことだけど、一歩も二歩も遅れる。ぼくが最後に入ると、スタッフの人が入る。イルカを探すのが上手なのはスタッフの人だ。だから、ぼくはスタッフの後をついていくのだが、これは、大正解。真下を見ると、イルカがいる。去っていきそうになったけど、ふっと振り向いてくれて、こちらに少し近付いてくれた。しかし、そこで、人間の群れがどばーっとやってきたので、バイバイと、泳いでいってしまった。でも、これで今年のご挨拶は終わった。あとは、イルカがいてもいなくても、海を楽しめればいい。そんな気楽な気持ちでいると、またまたイルカが近付いてきてくれた。

  2010年08月02日

  コメント(0)

• 世界をメリーにする

  アートディレクターの水谷孝次さんにインタビューした。北京オリンピックの開会式で、笑顔の傘が会場中に広がったが（ぼくは見なかった）、あの企画は、彼がいなければできなかった。彼は、世界各国を回って笑顔の写真を撮ってきたのだ。オリンピックの開会式の準備が始まった時点で、彼は、たくさんの笑顔の写真をストックしていたのである。グラフィックデザイナーとしては、頂点を極めた人だ。全盛期には、地下鉄に張ってあるポスターの8割は彼がデザインしたものだったということもあったと言う。その地位を捨て、名声もお金も捨てて始めたのがメリープロジェクト。メリークリスマスのメリーである。ハッピーよりも、味わいのある言葉だと思う。9.11で沈み込んだNY、大洪水の被害を受けたインドネシア、大地震の四川省など、大変な場所をまずはメリーにしようと、被災地での笑顔を写真にとった。感動するほど、笑顔がみんなを元気にした。そんな体験から、世界中をメリーにしようとがんばっている。面白い企画が進んでいる。愛知県に犬山市というところがある。地方はどこも元気がない。犬山も同じだ。犬山を元気にするにはどうするか？彼は考えた。そして、4月から始まるのが、犬で犬山を元気にしよう。町のあちこちに、犬のオブジェが見られるようになるはずだ。そして、犬連れで楽しめるイベントも商店街を巻き込んで繰り広げられるはずだ。犬山だから犬という単純さだけど、どうやったらいいかは、なかなか思い浮かばないし、思い浮かんでも、実際にやってみる人はあまりいないだろう。水谷さんは、思いついたら、まずやってみるという主義。そんな行動的な生き方に、何者かが味方する。ああいう人たちが、今、ぽつぽつと出始めている。日本が変わるためには、ああいうエネルギーが必要だ。リンゴの木村さんもそうだ。まだまだ、ああいう人たちがスケールの大小はあっても、必ず出てくる。そのエネルギーがあるところまで達すれば、日本は劇的に変わると思う。そんな遠い先のことではない。楽しみにしていたい。

  2010年02月13日

  コメント(0)

• プリンタが直って1万円が浮いた

  プリンターの黒インクが出なくなってしまった。買って5年以上たつから、そろそろ買い替えどきかとも思った。でも、直れば直るにこしたことはない。キャノンのホームページを見たら、原因として、カートリッジがうまくはまっていない場合があると書いてあった。それで、チェックしたら、黒の大きなインクカートリッジがうまくはまっていない。ぐっと押してもはまらない。おかしいなと思って、サポートセンターへ電話すると、型が違うらしい。でも、ずっと出てたんだよ。どうして急に出ないんだ！！指示された型番のカートリッジを買ってきて、はめなおした。そしたら、出た。1万円ほどの節約だ。なんで、間違った型のものを買ってきてしまったのだろう。ちょっと思い出せない。直ってよかったよかった。

  2010年01月29日

  コメント(0)

• 極楽、極楽

  家族が里帰りして、一人になった。久しぶりにのんびりしたぞ。だれにも邪魔されず、コタツの中でウトウトしているのは極楽だ。これが毎日続くと、さみしいものだが。

  2009年12月28日

  コメント(0)

• 30年ぶりの健康診断

  久しぶりに健康診断を受けてみようと思う。市から無料健康診断の通知が届いて、そんな気になった。前に住んでいたところでは、そんな通知をもらったことがなかったような気がする。健康診断など、何年ぶりだろうか。大学を出て、就職して2年ほどは受けたと思う。その会社を辞めて、フリーターをやって、再就職したけれども、小さい会社だったので、会社で健康診断があったわけでもなかったし、若かったので、市の健康診断を受ける気にもならなかった。そこを3年ほどで辞めて、以来、ずっとフリーでやってきていたから、健康診断など受けていない。ということは、23歳くらいのときが最後で、30年は受けていないことになる。「パーフェクトです」なんて、言われるはずはない。実際、体がだるいこともあるし、肩も凝るし、足の爪を見ると不健康に固くなっているし、体温も低めだし。ある有名なドクターに「健康診断は受けるんですか」と聞いたことがある。その人は受けないと答えた。「だって、がんが見つかったりしたら、ぼくは耐えられないから。逆に、そのショックで余計に悪くなってしまう」死ぬ覚悟ができたら受けるのだそうだ。ぼくも、悪いところが見つかったら、けっこうショックを受けると思うが、今回は、「試しに受けてみろ」という声が聞こえるような気がする。悪いから受けろというのか、健康に自信をもつために受けろというのか、わからないけど、もし悪いところがあれば、これをどう修復していくか、ぼくにとっては、重要なテーマかもしれない。受けようと決心したのだから、いたずらに怖がらずに、結果を楽しみにするくらいの気持ちでいたいと思う。 

  2009年09月30日

  コメント(0)

• 同級生の友へ

  おれは入院はする気ないんや。緒方拳みたいに、死ぬ直前まで仕事するんや。かっこええぞ。それでこそ、お前らしい生き方や、死に方や。がんで、去年の9月にあと1年と言われたちゅうから、この時期に、みんなとおうて、酒飲んで大騒ぎするちゅうのは驚異的なことや。お前は、いつもみんなのリーダーやった。「悪いことはみんなお前に教えられたんや」というやつが、いっぱいおる。頼りになった。どうやって、がんという病気の中で生きてくのか、ここでもお前はリーダーや。「あきらめたらあかんのや」お前は力強く言うた。「医者にな、全部お任せしますなんて言うたらあかんぞ。自分でいろんな方法を探して、自分でこれがええと思ったら、とことんやるんや。医者には、こんなことやりたい、あんなことやりたいと言いにくい。医者も嫌な顔するし。そやけど、自分の体やないか、自分の命がかかってんのやぞ。医者任せにするのは無責任やないか」その通りや。感動したわ。お前の人生はピカピカ光っとるぞ。「これが生きて死ぬというこっちゃ。俺が見せたる」そんな覚悟を感じるわ。男はこうありたいのお。もし、明日死んでも、お前のことは忘れへんで。

  2009年09月22日

  コメント(0)

• 同級生ががんで

  5連休も、ぼくにはあまり関係ないけど、今日から、湯の山温泉で1泊。高校時代の同級生ががんで、厳しい状況らしい。元気に働いているのだが、もう医者からは余命を宣告されているのだそうだ。そいつの激励会をやろうということになっている。クラスメイトが20人くらい集まる。そいつは、生徒会会長やら応援団長やら、高校時代はリーダーだった。豪放磊落な男だったから、しんみりした会にはならないと思うけど、それでも、複雑な思いだな。あすはわが身ということもあるし、あいつの姿を通して、また生きるとか死ぬとか、いろいろと考えさせてくれるのだろうと思う。高校時代というのは、あまり印象に残っていないけど、このごろ、同級生の本を作ったり、こういう会があったり、何か、ふるさとが呼んでいる気がする。 

  2009年09月21日

  コメント(0)

• 赤血球がくっついたり離れたりする理由

  血液を顕微鏡で見たことのある方もいると思う。健康な血液だと、赤血球がピンポン玉か新鮮ないくらのように、ポンポンとはねながら流れていく。不健康な血液は、いくつかくっついて塊になったり、数珠状になったりしている。「体内静電気を抜けば病気は怖くない」の著者の堀泰典は、これを見て、「なぜ、赤血球は、あんなに見事に離れているのだろう。そして、なぜ不健康になるとくっつくのだろう」と、考えたそうだ。ここが彼の非凡なところだろうと思う。これも電気が作用している。赤血球の表面は、シアル酸という物質でコーティングされている。シアル酸という物質は、常にマイナスに帯電している。つまり、赤血球の表面はマイナスだということだ。マイナスとマイナスは反発する。だから、赤血球はくっつかない。よくできていると感心する。では、逆に、どうしてくっつくのか。つまり、電気的に言うと、マイナスとマイナスという関係が狂うということだ。ある赤血球はマイナスだけど、別の赤血球はプラスになっているという関係が作られなければならない。もし、体内で大量に静電気が作れたとしたらどうだろう。静電気にはプラスとマイナスがある。何と何がこすれ合うかで、プラスになったらマイナスになったりする。プラスの静電気が発生した場合、プラスの電気は、赤血球表面の微弱なマイナスを打ち消し、表面をプラスにしてします。別のところではマイナスの静電気が発生して、赤血球をより大きなマイナスに帯電させる。マイナスとプラスが会えば、間違いなくくっつく。マイナスにプラスがくっつき、プラスにマイナスがくっついて、団子状になったり、数珠状になったりする。もとは、体内で大量に発生する静電気が原因だという話。細かいところはイメージできなくても、そんなこともあり得るなと、ぼくは納得できる。少なくとも、さらさら血が良くて、どろどろ血はいけないという話はよく聞いたけど、ここまで教えてくれた人はいなかった。体内で発生する静電気は、体の起こるいろいろな現象を、理論的に説明できて、すごくすっきりする。

  2009年09月15日

  コメント(0)

• 自殺を思い止まらせたおむすび

  月に2度ほど出しているメルマガの内容を転載します。メルマガ登録は、http://www.lifestyle-m.jp/よりどうぞ。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～自殺を思いとどまらせたおむすびの秘密～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～5月16日に川越で佐藤初女さんの講演会をやり、23日には、東京でワイルドフラワーエッセンスのイベントをやった。初女さんは、89歳になるのかな。あの人の生き方は、とても真似できるものではないけど、すてきだと思う。あるとき、一人の青年が訪ねてきた。黒装束だった。つらいことがいっぱいあって、彼は死を決意していた。人にすすめられ、死ぬ前に、そんなすごい人がいるならと、初女さんに会いに来たのだ。でも、彼は、なかなか心を開かなかった。「帰ります」と、暗い顔で彼は言った。初女さんは、ちょうど新幹線の中でお昼時になると思い、おむすびをもたせた。彼は、無造作にかばんにおむすびを入れて、帰路についた。数日後、彼の父親から電話があった。「いったい、何があったかわからないけど、息子が見違えるように元気になりました。目の色が違ってきました」興奮した声だった。初女さんにも何があったのかわからない。しばらくして、両親が訪ねてきた。どういう人に会って、どういう話を聞いたことで、息子が変化したのか、自分の目で確かめたかったのだ。でも、初女さんは、「別に、私は何かしたわけでも、何か言ったわけでもないのに」と、首を傾げるばかりだ。その謎は、やがて解けることになる。この話は、多少の脚色を入れているが、ほとんど真実に近いはずだ。ちょっとした心配りが、人の運命を変えたという話で、なぜ、彼が生きる意欲を取り戻したかは、次回のお楽しみということに。三女が寝るとき、よく話をしてほしいとねだる。途中で、「つづく。あとは明日」と言うと、怒り出すけど、途中で話を切られるのは、おいしいケーキを出されても、食べさせてもらえないようなもの。それは承知しているけれども、今回は、「つづく」ということでご了承いただきたい。早めに送ることを約束します。～～～～～～～～～～～～～～～～～～現象の向こう側にあるものに意識を向ける～～～～～～～～～～～～～～～～～～23日のイベントは講演会とは違った楽しさがあった。エネルギーを体験してもらうというのが主眼だった。GoRoさんのディジュリドゥは、迫力があった。腹の底に響いてくる波動で、芯のしこりがほぐれていく感じがあった。あの人は、いい雰囲気をもっている。肩に力が入ってなくて、それが、音にも現れている。講演者も、松原次良先生、宮崎ますみさん、能見登志恵先生。それぞれ、力みのない、いい味を出してくださっていた。そして、体験ブースが８つ。途切れることなく、人が集まっていた。1時から6時まで、大変だったと思うけど、あのブースが、イベントの大きな特徴だったと思う。ぼくは、進行役をつとめたけど、講演とブースは同時進行だから、収拾がつかないのかと思ったけど、エネルギーの方向が決まっていたので、スムーズに、まとまりが出始めた。会場のエネルギーが高まることで、参加者のエネルギーが、そこに溶け込んで、一体化していた。テーマの「絆」がそこでは感じられたはずだ。主催者である柘植氏が、「フラワーエッセンスの向こうに何があるか感じてほしい」というメッセージを伝えたが、これはすごいひと言だと思う。だいたい、自分のかかわっている療法がいかにすばらしいかを訴えたがるものだが、柘植氏のセンスは、どんな代替療法にもセラピーにも、通用するし、あらゆる分野に、広げていく必要があると思う。向こう側を感じられると、セラピーの質がまったく変わってしまう。ここに、多くの人が気づいてくれたら、医療や癒しの世界は、もっと楽しくて、深くて、世の中を変えていく大きな原動力になると思う。人生そのものが楽しくなる。これからは、感じる力が大事だと思う。感じたら、それを行動に移す。そして、その結果をじっくりと味わう。そうすれば、向こう側にあるものの正体が、より実感をもって見えてくるはずだ。また、秋にもやるそうだから、楽しみにしていてほしい。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～インフルエンザの向こう側、不登校の向こう側～～～～～～～～～～～～～～～～～～～新型インフルエンザは、一息ついたようだ。ここでも大事なのは、「インフルエンザの向こう側を見ること」だろうと思う。大変だ大変だと、大騒ぎしても、だいたい、ウイルスの大きさは、100ナノメートル以下だそうで、電子顕微鏡でやっと見える大きさなのだから、そんなのは、どんなに注意しても入り込んでくる。ぼくは、この時期に、インフルエンザ騒ぎになったことが、これまた、向こう側から見れば、すごいことなのではと思う。日本ということに限定されてしまうけど、梅雨の時期に向かうときに、インフルエンザが騒ぎになったということの意味というのは、考えてみる必要があると思う。もうひとつは、ウイルスの意味。ウイルスは、決して人間を困らせようとしているわけではないと思う。彼らは、なぜ生まれ出てきて、何を目的としているのか。人間に都合が悪いからやっつけてしまえ、というものではないのではと思う。彼らも生命体だから、人間から、責められ、悪者にされ、消毒薬で追い詰められたら、反撃をするのは仕方がない。彼らも、われわれに、何かを気づかそうとしているのだと思う。せっかく、余裕がもらえたのだから、そこに、少しでいいから、目を向けてみたらどうかなと思う。うちの長女が、4月から中学校へ行かなくなった。最初は、葛藤があったが、学校へ行っているときより、はるかに生き生きしている姿を見ていると、これでよかったと思っている。学校へ行かないのは悪い。だから、行かせるのがいいという考え方は、ひょっとしたら、子どもの心を傷つけているのではと思う。不登校も、学校へ行けばいいというのではなく、その向こう側を見ないと、本当の解決にならないこともある。「向こう側を見る」とくに、自分に都合の悪いことが起こったとき、これを心がけるといいのではないだろうか。すべてのことには意味がある。その意味を無視して、自分の都合を押し通そうとすると、必ず、しっぺ返しがある。そんなことを考えさせられる日々が続いている。おかげさまで、ぼくは、この数ヶ月で、ずいぶんと成長させてもらった気がする。

  2009年06月11日

  コメント(0)

• 長女の花粉症

  長女が花粉症でつらいようだ。去年から症状が出ている。症状が出てから対処しようと思うからいけないんだな。去年も苦しんでいたこと、忘れていた。今から、来年のシーズンに備えて、体質を変えていく工夫をしていかないと。腸を整えるといいと言われいる。ヨーグルトや食物繊維の多い食べ物を意識しないと。ヒーリングも面倒くさがらずにやってあげないと。フラワーエッセンスやホメオパシーの力も借りて。親の対応が悪すぎた。そこのところは反省だ。今、ぼくの健康法は、野菜スープ。スロークッキングという調理器具を買って、そこで、適当に野菜を放り込んでスープを作っている。当然のことだけど、野菜も種類によって、だしの味が違う。ちょっとだけしょうゆをたらすと、おいしいスープになる。飲むと、体がぽかぽかする。昨日から、サツマイモを入れて煮込んである。どんな味になっているか。何味があうのか、実験してみないと。子どもたちも喜んで飲むようなおいしいのを作ろうと思う。

  2009年03月13日

  コメント(0)

• 新発見！　霊たちにコミュニティが・・・

  アメリカのドラマで「ゴースト～天国からのささやき」を見て、いろいろ思うことがあった。ぼくは、あのドラマでやっていたさまよえる霊の世界は、ずいぶんと見させてもらった。あの世界は、これが正しいと、断言はなかなかしにくい。霊能者はたくさんいるけど、人によって言っていることは違う。違うけれども、共通する部分もある。共通点をひろっていくと、ひとつの法則のようなものが見えてくる。ぼくの体験からすれば、「ゴースト」で描かれていることは、かなりレベルの高いものだと思う。少なくとも、人が死んでしばらくは、あそこに出てくるさまよえる霊たちのような状況に置かれるだろうと思う。死んだことがわからない。死を認めようとしない。執着があってこの世から離れられない。やり残したことがある。さまよってしまう霊たちには、そういう意識の傾向がある。夢うつつで、自分が霊になってさまよっているということが理解できない場合もあるのだろうと思う。「ゴースト」を見て発見したのは、さまよえる霊たちは、どうしていいかわからず途方に暮れている場合が多いのだが、今、さまよっている霊がものすごく増えてきて、その中にリーダーのようなのが出てきて、コミュニティができているのではということ。文字通りのゴーストタウン。そこで、彼らは生活をしている。彼らも、無限にエネルギーがあるわけではなくて、この世にいる限り、どんどんと消耗していく。ご飯は食べなくていいけど、エネルギーはいるわけだ。そのエネルギーはどう取り入れるのか。「マトリクス」の世界である。生きている人間をエネルギー源にしているのだ。ゴーストタウンの霊たちは、多かれ少なかれ、すべてがネガティブな感情を持ち続けている。ネガティブなエネルギーが多ければ多いほど、この世にとどまってしまう。同じようなネガティブな感情をもって生きている人間が、標的になる。エネルギー源にされる。テレビやラジオと同じで、波長が合うと、彼らはとりついて、エネルギーを吸い取ってしまう。心身ともに弱っていく。とりつかれたときには、ネガティブな感情が、2倍にも3倍にもなるので、犯罪に走る人も出てくる。自殺もあるかもしれない。あくまでも、ぼくの想像だけど、さまよえる霊たちも、昔は単独行動だったけれども、今は団体行動になっているのではないだろうか。死んだらどうなるのかは、だれにもわからないけど、死んだら終わりということも、正しいかどうかわからないわけだから、霊魂の存在を前提に、1％でも2％でも、死後の世界を考えてみる必要があるのではないだろうかと思う。もし、死んだのか生きているのかわからないという状態になったときには、まわりを見回して、光が見えれば、そちらへ向かっていけばいい。ホントかウソかは置いといて、そんな可能性を頭に入れておけば、いざ、死んでも生きているという状態になったとき、パニックにならなくてすむ。死んだらすべてが終わるなら、それはそれで、何もする必要はないのだから、何の問題もない。映画「西の魔女が死んだ」で、マイという女の子が、おばあちゃんに、「死んだらどうなるの？」と聞くシーンがある。おばあちゃんは、「実は、私は死んだことがないからわからないんですよ」と、笑わせておいて、「私が信じているのは・・・」と、話し出す。こんなふうに信じている。こんな可能性もある。そんな程度でいいから、死後の世界のことを、家庭でも学校でも話す環境ができたらいいなと思う。

  2009年02月11日

  コメント(0)

• とんび

  重松清さんの「とんび」を読んでいる。がんこもののヤッさんは、うちの親父にも似ている。あの時代の父親というのは、多かれ少なかれ、子どもを素直にかわいがれないところがあったのだと思う。重松さんの本は、「ビタミンＦ」を読むまでにずいぶんと時間がかかった。数年前に「ビタミンＦ」を読んで、すてきな世界を書く人だと思い、本屋さんで目に付くと買ってくる。「流星ワゴン」「きみのともだち」「その日の前に」は、一気に読んでしまった。ほんわかしたあったかなものが心に残る。「きみのともだち」は、娘たちにも人気だった。次女は、読書タイムに読むんだと、しばらく学校へもっていっていた。理屈では割り切れない人間の心の部分というのは、ぼくはとても魅力的だと思う。因果の法則だけでは語れない複雑系というのが人間という存在だ。仏教では、縁起という考え方をする。因果の法則があって、そこに縁起という力が働くことで、同じ因であっても、同じ果にたどりつかないという面白さだ。世の中も、これまでは、「因果」で読みきれたかもしれないけれども、これからは、「縁起」を考えないとわからないようになる。合理性から、非合理こそ本質であるという文学の世界に突入していくのではないだろうか。

  2009年01月17日

  コメント(0)

• 目を大事にしないと

  園児の3割が視力1・0以下なのだそうだ。ぼくも、今は0.03くらいのひどい近視だけど、近視になったのは20歳くらいから。テレビをよく見てて、それも室内アンテナだったものだから、映りがすごく悪かった。そのせいかなと思う。暇でごろごろしていたからだな。子どもたちも、ゲームとかテレビで目を酷使しているので、近視ではないけど、決して大丈夫とは言えないと思う。このごろ、目の体操とか３Ｄをやって、鍛えているけど、果たして視力低下は防げるだろうか。めがねも慣れれば日常生活に不自由はしないけど、イルカと泳ぎに行ったとき、裸眼だと、イルカだかくらげだから区別がつかないのは困る。コンタクトをして、やっとイルカを鮮明に見ることができるようになったけど。ぼくの知り合いでは、気功でひどい近視を治したり、健康食品で良くなったり、いろいろいるけど、ぼくはなかなか良くならない（根気良くやってないから）。エネルギー水をスプレー瓶に入れて、何度もシュッシュと目に吹きかけていると、目の疲れはずいぶんと少なくなった。パソコンに向かうことが多いし、目は大事にしないとね。

  2008年12月12日

  コメント(0)

• 科学は万能ではない

  気になった本を衝動的に買うということがよくあるけど、だからと言って、それを読むというわけでもない。買ったら安心してしまって、本棚の入れたままになったり、積読になってしまったりする。掃除をしていたら、書店のカバーのかかった新書が出てきた。何だろうと、開くと、「99･9％は仮説」という２年ほど前にベストセラーになった本だった。読むのを楽しみにして買ったはずだったが、すっかり頭の中から消えてしまっている。改めて読み始めると、これが面白い。科学というのは自然現象を的確に合理的に説明しているかと思いきや、そんなことはない。科学的な真実は、常に新しい科学的真実に置き換えられている。必ずしも、科学は宇宙の真理を解き明かしているわけではない。科学的に解明されていなくても、私たちの日常には大した影響もない。うすうすは感じていたことだが、科学を専門とする人の話だけに説得力がある。飛行機はなぜ飛ぶのか。科学的には解明されていないのだそうだ。でも、飛行機は飛んでいるし、私たちはその恩恵をこうむって生きている。それでいいじゃないかということである。代替療法は非科学的だと非難されるけど、それで治ればいいわけで、科学で解明されていないからと言って、軽視されるべきものではないということである。西洋医学と代替療法は枠組みが違う。だから、西洋医学の理屈で代替療法を語ろうとしても無理がある。代替療法が西洋医学を非難するのも間違っている。代替療法は代替療法の枠で考えればいい。そういう棲み分けが必要なのだと思う。西洋医学の側も代替療法の側も、棲み分けが非常にへたくそだ。別々の土俵に立ちながら、相手を攻撃している。うさぎと亀の競走では、うさぎの油断で亀が勝ったが、まず、あの山のてっぺんまでという争いでは亀に勝ち目はない。でも、水泳だったらどうだということになる。うさぎに勝ち目はないだろう。だったら、陸上はうさぎが主役で、水の中は亀が主役ということでいいじゃないか。「99･9％は仮説」という本、内容も面白いけど、硬くなった頭を刺激してくれて、読んでいるうちから、いろんな発想が生まれて出てくる。わが家には、きっといい本がいっぱい埋もれているんだろうなと思う。

  2008年10月15日

  コメント(0)

• 竹馬とバスケットボール

  小３の三女が、体育で竹馬があるので教えてほしいと言ってきた。竹馬は、子どものころによく乗った。藪から竹を切ってきて、一生懸命に作ったものだ。2年くらい前に買ったプラスティックの竹馬があったので、それをとり出してきて、練習を始めた。まだ数歩しか歩けないが、今日一日特訓すれば、乗れるようになるだろうと思う。ニ女はバスケットボールを教えてほしいと言う。残念ながら、バスケットはあまり得意ではないので、適当にドリブルだけを教えてあげた。ボール扱いに慣れて上手になるしかないだろう。ぼくも、体育は苦手だったから。運動の得意なお父さんはうらやましいね。

  2008年10月13日

  コメント(0)

• いろんな生き方

  ブログには物語がいっぱいあるね。ドラマのストーリーを考えている人なんか、参考になることがいっぱいあると思う。ネタ探しに歩かなくてもいい。不倫ネタとかのぞいてみたけど、何ともうらやましい生活をしているなあと、感心しながら読ませてもらった。この間、「大人の恋愛ストーリー大賞」というのに応募したけど、もっと恋愛ネタのブログを参考にさせてもらえばよかったと思っている。人は、いつも自分を基準にして人を見てしまうけど、いろんな人がいて、いろんな恋愛、いろんな生き方をしている。そうやって歴史は作られてきたし、これからも作られていくのだろう。ぼくにはぼくの生き方があるということだ。でも、うらやましくもあるな（しつこい？）。

  2008年09月05日

  コメント(0)

• ２学期、まずは運動会

  秋は小学校も中学校も行事がいっぱい。運動会があって、遠足があって。運動会の練習が始まった。わが家の娘たちは、３人とも、運動は苦手。それでも、運動会はたのしみらしくて「筋肉痛だ」と言いながらも、うれしそうに出かけて行く。昔は、親が出る競技もあったけど、今はないね。けがしてしまうからだろうか。子どもの前だからいいところを見せようと、無理して走るんだろうな。娘たちが通う小学校は１０００人近い児童がいるから、運動会を見に行っても、人ばかりで見学どころではない。一生懸命に練習しているのだから、ゆっくりと見てあげたいのだが、こればかりはどうしようもない。幼稚園のときのこじんまりとした運動会は、親も楽しめたなあとしみじみと思う。

  2008年09月04日

  コメント(0)

• 死を考えさせられたグリーンマイル

  テレビで放映されたのが録画してあった。「グリーンマイル」は、いのちがテーマになっている。フランク・ダラボンの作品は、なんとも言えない深みがある。それでいて、ストーリーも楽しめる。死というのは本当に不幸なものなのか。長生きすることが幸せなのか。最後の主人公の独白は、とても意味深いメッセージだった。しゃぼん玉飛んだ、屋根まで飛んだ。屋根まで飛んで、壊れて消えた。せいぜい、屋根の高さまでしかないいのち。ぱちんと消えていくはかないいのち。そんなはかない一生は嫌だと、神様に頼んで、長い長いいのちをもらったしゃぼん玉がいました。風に吹かれても、木にぶつかっても、割れません。「ぼくは割れないぞ。消えないぞ」得意満面だったけど、死なない幸せはすぐに死ねない不幸へとつながっていくのでした。そんな物語を、今、書いている。

  2008年07月01日

  コメント(2)

• 驚いたぞ！　種の話

  飯能に住む野口さんという種屋さんを取材した。野口さんは、若いころ、手塚治虫担当の編集者だった。子どものころからあこがれていた手塚の担当となって、張り切って仕事をしたようだ。彼は、もともと、いのちや地球のことを考える素養もあったのだろうが、手塚との交流の中で、彼のいのちを見る目は養われていったのだと思う。野菜の種が大変なことになっている。都合のいい品種を作るため、雄性の出ない種が広がっている。おしべがない野菜ができるのだ。おしべのない野菜ばかりを育てておけば、自然の中で受粉することがない。だから、人間の手が加えられやすい。さらに、大根とキャベツを掛け合わせる技術も開発されて、もう野菜の世界はぐちゃぐちゃだ。それを技術の進歩と喜んでいいのか。今の野菜は、ほとんどが、おしべのない野菜だそうだ。本来なら淘汰されるべきものが大手を振ってスーパーに並んでいるのだ。そんな異常な生命を、ぼくたちは食べている。味のない野菜を外食産業が求めるので、市場にはそんな野菜が並ぶ。野菜がおいしくないのは当然で、サラダも結局はドレッシングの味で食べているようなものだ。そういう野菜に、果たして、人間のいのちを正しく養っていくエネルギーはあるのだろうか。種のことなど、考えたこともなかったが、野口さんの話には考えさせられた。飯能には、鉄腕アトムの像がある。もともとは、野口さんが仕掛け人である。

  2008年04月21日

  コメント(0)

• いいものを見つける感覚

  ぼくのブログに長いコメントを何度か書いてくれた男がいる。堀泰典というのだが、実は、彼はぼくの同級生だ。こいつは、ぼくから見れば、奇人変人の部類に入るのだけれども、とんでもない発想と行動力、技術をもっていることを、最近、つくづく実感している。注目に値する男である。ぼくは、自分で言うと説得力がなくなるかもしれないけど、世の中の流れをぱっとつかむアンテナはとても敏感だと思う。田舎へ帰ると、母がよく言う。「昔からお前は夢みたいなことを話してたけど、お前の言うとおりになってきてるわ」たとえば、薬だけでは病気は治らないから、気功のような西洋医学ではない治療がすごく注目されるようになるとあちこちで言ってはバカにされていたのが1988年のころだ。オーム騒ぎがあったりして、気功のことを一生懸命に話すぼくを、まわりの知り合いは心配してくれたものだ。「イルカが人を癒す」という本が出たのが15年ほど前。大学時代の先輩からは、「バカなことを言って・・・」と、さんざんコケにされたものだ。それが、今では、イルカセラピーがきちんとした大学で研究されるようになってきている。その先輩は、ぼくの「犬と話ができる！」という本を見て、「またバカなことを言っている」と笑っている。そんなぼくのアンテナが、堀という男をキャッチした。同級生というのは、身近すぎてその価値が正当に評価できないものだ。ましてあいつは学校へもあまり来ず、成績が特別いいわけでもなかった。だから、10年くらい前に再会して、それからときどき会っては話をするけど、あいつが「俺は天才や」「俺はノーベル賞をとる」と言えば言うほど、反発を感じる自分があった。でも、不思議と縁が切れない。お互い、利害関係があるわけでもないのに、細い糸がずっとつながっているのだ。ところが、このごろ、こいつは口だけの人間とは違うぞ、本物の天才かもしれないと、思い始めている。少なくとも、彼の治療によって、驚くべき奇跡的な治癒が起こっているのは、ぼく自身が確認している。さらに、彼の理論構築への努力を怠らない姿勢には感服している。研究することこそ彼のライフワークだと思われるくらいだ。医学、歯学、薬学の三つの博士号をもっているのだから並大抵の努力ではない（お金で買った博士号ではない）ことは、わかる人にはわかるだろう。正直、彼の理論は難しい。まだまだぼくには理解できてないけど、そこからは可能性のにおいが感じ取れる。気功もイルカも、ぼくは最初、否定とか反発といったネガティブな感情から入っている。これが、ぼくのアンテナがもっとも正常に働くパターンである。久しぶりに、その感覚が堀から感じ取れる。今までに付き合ったことのないタイプの人間だから（こういうタイプの人間はいないと思う）、正直、戸惑いはあるけど、この豪快で枠にはまらない天才とどうかかわっていくのか、これまでに出あった素材とは違って、ぼくには手に負えないかもしれないという危惧も感じつつ、世の中に情報を伝えていく人間として、彼を料理してみたい。

  2007年09月20日

  コメント(15)

全175件 (175件中 151-175件目)

< 1 2 3 4