意識について。考えたってわからないことを考えるのもたまにはいいさ。
意識には、顕在意識と潜在意識、さらには、集合意識というのもあれば、宇宙意識というのもある。無意識とか超意識という言い方もある。学問的にはどう定義されているのかわからないが、きっと、意識の研究というのは、そうは進んでいないと思う。せいぜい、脳の働きとしての意識ということではないだろうか。中部大学の大門先生が、興味深い話をしてくれたことがある。記憶や意識というのは、脳の働きだけでは説明できないのではないか。と言うのだ。たとえば、生まれる前の記憶をもっている子どもがいる。あるいは、前世の体験が、今に影響を与えているということも十分に考えられる。生まれる前となれば、脳は存在しなかったわけだから、その記憶や意識は、脳以外のところにストックされているというわけだ。たとえば、パソコンでたとえるなら、それぞれの機械には、ハードディスクがあって、そこにデータはストックされる。パソコンを買い替えたら、データを移すという作業が必要だ。しかし、昨今は、クラウドというのか、どのパソコンやタブレットでも見られる仕組みがある。このブログだって、今使っているパソコンが壊れて、新しいのに買い替えても、楽天ブログにアクセスすれば、何もなかったかのように、閲覧もできれば投稿もできる。自分の脳はハードディスクで、外部のサーバーがどこかにあって、記憶や体験は、脳ばかりではなく、そこにも保存されるのではないだろうか。それが、集合意識だったり、宇宙意識だったりするわけだ。だから、自分の体がなくなり、生まれ変わっても、そこにアクセスすれば、過去の記憶や意識が引き出せるのだ。そのときに、パスワードが必要になってくる。自分の考え方やもののとらえ方が、パスワードになってくる。入力するパスワードによって、どの意識につながるかが違ってきて、つながる意識によって、自分のまわりで起こってくる出来事も変わってくる。不平不満というパスワードを入れれば、それにふさわしい意識につながる。感謝の気持ちをパスワードとして入力すれば、違う意識につながる。いわゆる「思考のパワー」というやつだね。潜在意識で成功するというセミナーが花盛りだが、それは、パスワードを教えてくれているのではないだろうか。きっと、数限りないほどのパスワードがあって、これを入力すれば、こんな意識につながりますよというのを、潜在意識で成功している人は知っているのかもしれない。ぼくが思うのは、そういう仕組みを(正しいかどうかはともかく)、意識してみることだ。今、自分の置かれている状況を見つめて、これは、どういうパスワードを入力したことから起こってきているのか、ちょっと分析してみる。最近の思考のパターン、行動の仕方が、影響を与えているのではないか。それなら、ちょっと、思考も行動も変えてみるか。すると、現実がどう変化するか。それくらいの余裕をもって、自分を見ると、面白いかもしれない。今日は、そんなことを考えながら、午前中を過ごした。やることいっぱいあるのに(原稿の締め切りとか経費のまとめとか)という小言も聞こえてきそうだが、こういうことを考えるのも、現実に影響を与えるはず。さてさて、どんなことが起こってくるのか、観察しつつ、現実に仕事に戻ることにしよう。