9月の激動は山梨への移住を決めたこと。住む家も見つかった
9月も終わろうとしている。山梨への引っ越しを決めたのが一番の大事件だった。最近の流行りの言葉で言えば「移住」だ。あと数年は東京にいるつもりだった。ときどき山梨へ行って、果樹園を手伝う。そんなプランだった。ところが急転直下。参考のために家を見せてもらおうと不動産屋さんを訪ねたら、妻が気に入ってしまった。「ここいいじゃん」築50年の古い家。だけど、しっかりした造りになっている。間取りも昭和の感じがぷんぷん。「サザエさんのお家みたい」次女も気に入ったみたい。こうなったら逆らえない。ぼくは、もっと新しい家に住むイメージしていたのだが。しかし、「ここに住むことにしよう」と決めたら、「いいかも」と思えてきた。ここが居間で、奥のフローリングの部屋は、妻のサロンとして使えばいい。2階に寝室と、ぼくの仕事部屋。収納場所はずいぶんとある。ベランダが広いから、ベランダビアガーデンを楽しめる。適度の大きさの庭。プランターでも置いて、野菜を育てよう。けっこう広い物置もある。駐車場だって広い。と言うわけで、その日のうちに11月には引っ越します、と申し込みをしてきた。激動の9月だった。考えてみれば、コロナの騒ぎが始まってから、都心に出ることは少なくなった。家にいることが多い。それなら山梨でも同じことだ。家賃も安い。そんな決断だった。10月は引っ越しの準備で大忙しの月になりそう。だけど、こういうときに限って仕事が入って来るというのは不思議なこと。餞別をいただくみたいでありがたいことだ。2019年20年の大嵐の中で、よく沈没せずにやってきた。まだ嵐は静まらないと思うが、うまく乗り切らないと。