イルカみたいに生きてみよう～心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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  やっぱりご先祖様は応援してくれているよ。感謝、感謝

  オフィスオハラダの新しい事業がいよいよ今月から動き始める。次女の氣恵と高校時代からの友人、朋子が2人でキッチンカーをやる。2人とも料理も好きだし、接客も上手なので、面白くなると思っている。ただ、ここまでたどり着くにはいくつもの関所があって、頭がくらくらした。特に、前面でがんばった弘美は大変だったと思う。資金が潤沢にあって、趣味の延長でできることなら気も楽だが、自己資金ではとても動けない。銀行から融資を受けてのスタートだ。その手続きも大変だった。厳しいことも言われた。さらに、車の手配、保健所の許可。シェアキッチンを借りるにも面談があったりして、右往左往だ。われわれも、氣恵たちも、いい勉強になった。数カ月を振り返ると、何度も「これはダメかもね」と思うこともあったけど、ぎりぎりで助けられた。ぼくは思うね。ご先祖様とか守護霊様が動いてくれていると。何度、手を合わせて感謝したことか。ぼくたちが一所懸命にやっていれば、目に見えないところで、ぼくたち以上にがんばってくれている存在がある。進むべき方向に導いてくれている。とにかく、ぼくたちはできることをできる限りがんばってやってみること。できることから一つずつやっていく。そうすると思わぬことが起こってくる。それを信じて動くこと。それしかない。いい勉強をしたし、これからも、順風満帆ということもないだろうから、今回の一連の出来事で学んだことを生かしていかないと。せっかく、いろいろチャンスをもらえているのだから、少しでも成長しないとな。

  2019年07月05日

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  がんになったら。だれにとっても他人事ではない話だ

  知り合いから、「どうもがんらしい」との電話があった。彼女の年齢は確か60代半ばか後半か。いつもの明るい声ではない。そりゃそうだ。まだ診断が確定してなくて、限りなく黒に近いと言われている段階。いちばん考え込む時期だろうと思う。今週末に検査を受けて、来週には詳しい結果が出るそうだ。それからしっかりと考えていくことになるのだろうと思う。帯津先生に相談したいというので、帯津三敬病院に連絡を取った。彼女が直接電話をして、詳しい打ち合わせをし、検査結果が出た段階で診察を受けることになった。手術をしてすんでしまうかもしれないし、もっと深刻な状態かもしれないし、どちらにせよ、状況に応じて対策を練るしかない。方法はいくらでもあるというのが帯津先生の考え方で、実際、東洋医学、代替療法、さまざまな治療法を駆使している。ただ、良くなる人もいれば残念ながら亡くなる人もいるけれども、人はいつかは死ぬわけで、がんになったことをきっかけに、死のこともきちんと考えていかないといけないと言う。きっと、死を意識するということは、今回の生で自分は何をしたかったのかを考えてみることだと思う。そして、たとえ余命があとわずかであったとしても、やりたかったことにチャレンジする。それが大事だと思う。友だちのおーちゃんは、全身にがんが広がっている状態で小笠原へ行った。医者の見立てでは命が尽きるギリギリのところだった。それがきっかけで、彼は自然栽培を始めた。それが彼にとってはやりたいことだった。あれから8年がたった。彼は、がんになる前よりもはるかに充実した日々を過ごしている。がんになったら、「がんになって良かった」と思える人生を、自分で演出するくらいの気持ちが大事かもしれない。かなり落ち込んでいる様子の彼女だったが、これから少しずつ立ち直り、もしがんであっても、彼女らしい生き方を見つけ出してくれることと思う。

  2019年07月02日

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  よくぞここまでやってきた。もう一仕事だ！

  ぼくは28歳のときにあこがれの東京に出てきた。田舎で生まれ育って、ずっと東京という大都会に住みたいと思っていた。でも、大学は名古屋でお茶を濁し、それから富山へ就職し、実家へ戻り、名古屋で再就職し、やっと東京へ出た。それも、いきなりのフリーライター。製造業や金属材料の問屋でしか働いた経験がないのに、本当にできるのだろうか？　不安でいっぱい。でも、フリーの仕事はぼくには合っていたと思う。やるべきことだけやって、やった分だけ収入が入る。その単純な構造が気持ち良かった。テレビの情報誌、アニメの雑誌、オカルトと言われる出来事を扱った雑誌。バイクの雑誌を手伝ったこともあった。いろいろやって、このままではいけないと危機感をもって中国をふらふらと旅して、そこで気功と出合い、大きく方向転換。それが今に続いている。28歳でよく東京へ出たと思う。思い切って、フリーライターというのもなかなかできることではない。それを35年も続けている。これはほめないといけない。ご先祖様もほめてくれると思う。自分の運と底力を信じて、もう一仕事しないとな。

  2019年06月29日

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  不老不死は幸せですか？

  ここ何年か、「アンチ・エイジング」があちこちで言われている。老化に抵抗して、いつまでも若くて元気でいようという考え方だ。老いも病もないほうがいい。でも、老いや病を嫌がる先にあるのは、死をも遠ざけよう、できれば死にたくないという願望があるように思う。いわゆる「不老不死」。アンチ・エイジングの行き着くところはここなのだろう。「アデライン～100年目の恋」という映画を見た。「本当に不老不死は幸せですか？」そう問いかける。アデラインは28歳のときの事故がきっかけで年を取らなくなってしまった。この世に生を受けて107年目だが、28歳の若さと美貌を保っている。切ないよ。まわりはどんどん年を取り、一人娘も、自分を追い越しておばあさんになっている。もし、自分が不老不死の体だと知れたら、世の中は放っておかない。国だって、彼女を拘束して研究材料にしてしまうかもしれない。自由などなくなる。彼女は10年に一度、別人になって違う地域で暮らす。それを永遠に続けないといけない。本当の孤独の中であえいでいるのだ。恋人ができる。「彼と一緒に年を取っていけない」年老いた娘にそう嘆き、彼の前から姿を消そうとする。30年も前にも、同じよう思いをしている。苦しかった。そのときのことを思い出す出来事も起こり、彼女はさらなる苦悩を抱える。ラストシーン。鏡を見るアデライン。「あれっ」髪に白いものが。愛おしげにそれを抜き、まじまじと見つめる。喜び。笑顔。80年間年を取らなかった彼女が感じた最高の幸せの瞬間だった。アンチ・エイジングもほどほどがいい。

  2019年06月28日

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  ご先祖様が開墾した土地に花が咲く。それがあなただ。

  20代のころ、町中で声をかけられた手相見からこんなことも言われた。「あなたのご先祖が開墾した土地がいよいよ実ろうとしています。それがあなたです。ご先祖様が開墾し、手入れてきたところに大きな花を咲かせるのはあなたです。しっかりやりなさい。男はホラを吹くくらいでないといけません。ブツブツ不満を言っているようでは出世しません。どうぞ参考にしてください」ご先祖様は、ぼくに期待をかけたと思う。自分ではそれなりにがんばってきたつもりだが、果たしてご先祖様はどう思っているだろうか。ご先祖様と言っても、山ほどいるわけで、ぼくを応援してくれる人もいれば、ぼくの生き方が理解できない人もいるだろう。そのせめぎ合いが、見えない世界では起こっているのかもしれない。今、ご先祖様を感じる。いろんなことを言ってきているように思う。でも、ぼくにはぼくの道があり、そこで一所懸命やるしかない。

  2019年06月27日

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  若いころ、ひょんなことから手相を見てもらった話

  20代後半のころ。名古屋にいたころ。飲み会があって、ちょっと遅れ気味で、急いで交差点を渡ろうとしていたら、「ちょっと、ちょっと」声をかけられた。振り向くと、手相見のおじさんが手招きしている。「ちょっと気になるなあ。ちょっと来なさい」そんなこと言われて気にならないはずがない。ドラマでは、たまたま手相を見てもらったことで人生が変わったという話もある。ぼくにとっても大きな岐路かもしれない。悩みや迷いは山ほど抱えていた。ふらふらと近づいて行って手を出した。「ふむふむ」じっと手のひらを見つめる。「親を大切にしなさい。植物で言えば親は根。根は自分のためではなく、花なり葉のために栄養分を一所懸命に吸収しているのです。親を大切にするということは、根を大切にするということ。必ず自分に返ってきます。左手の人差し指の根もとに伸びている線が希望線。あなたの希望線はしっかりしています。さえぎるものもありません。あなたの希望は必ずかないます。精進してください」このころ、ぼくは小さな会社で営業マンをやっていた。ストレスにまみれる日々。何とか抜け出したいと思っていた。このころのぼくの夢。小説が書けるようになりたかった。経営コンサルタントのような仕事をしたかった。パソコンの勉強もしようと思っていた。小説ではないが、文章を書く仕事をしているということは、希望がかなっているうちに入っていると思う。

  2019年06月26日

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  速いほうがいいという意識が時間の流れを速めているのかも

  「時間がたつのが速いですね」たくさんの人がそう感じているようだ。ぼくもそう感じる。何しろ、今年ももう半分が過ぎようとしているわけだ。時間の流れは意識と関係しているという人もいる。「もっと速く」とか「速いほうがいい」といった人の意識が、時間まで速めているのか。新幹線、飛行機、さらにはリニア。東京から大阪まで、弁当を食べている間もなく着いてしまう時代。だけど、本当に時間を節約しているのか疑問だ。速く移動すればするほど時間は速く過ぎ去っているとしたら、リニアなんて何の意味もない。昔はもっとゆっくりと時が流れていたのだと思う。だから、遠くまで歩いて移動するような生活スタイルでも、十分に時間が使えた。心にも余裕があった。昔の人は早死にだったけど、大きな仕事を成し遂げた人がたくさんいる。長生きしても、あっと言う間に時間が過ぎてしまうのだから、何もできないまま100年が過ぎてしまうこともある。8月に小笠原へ行く。あそこは時間がゆっくりと流れる。あの時の流れに身を置くことで、人はいろいろな気づきを得て、元気になることができる。ときには時間の流れが違う場所に行くことが大切だ。22日23日は武蔵五日市のいるかのはたけ。あそこも時間の流れが違うぞ。

  2019年06月21日

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  出版を祝う会の幹事と司会をしました。無事終わりました。ありがとうございました。

  大野聰克さんの出版を祝う会があった。「ガンは悪者なんかではない」（風雲舎）。彼は自らが4期のがんになり、ガンとは何者かと考え続けて、独自の理論を説き始めた。これがなかなか面白い。エビデンスがあるわけではないが、そうかもしれないと思わせる説得力はある。ガンばかりではなく、さまざまなネガティブな出来事が起こっても、「悪者ではない！」と思わせてくれるから、心が軽くなる。ぼくはずいぶんと前から大野さんのことは知っていて、この本も、縁があってお手伝いさせてもらった。この祝う会も、幹事をさせてもらった。正直、プレッシャーがあった。何しろ、大野さんの晴れ舞台。盛り上げないといけない。「これでいいんだろうか」常に自問自答。でも、大野さんの仲間が助けてくれた。あれやこれやとお手伝いしてくれり、アドバイスをくれたり。助かったね。ぼくは、人に助けてもらえるという「徳」があるのかもしれないと、改めて思った。頼りない男だけど、困ったことがあると、必ず助けの手が入る。これにはもっと自信をもったほうがいいと思う。川を流れる葉っぱのように、もう身を任せてしまう。それくらいの気持ちでいたほうがうまくいく。そんなことを教えてくれた会だった。みなさん、ありがとうございました。大野さん、おめでとう！

  2019年06月17日

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  ちょっとした昔の失恋話

  一冊の古いノートからいろいろな記憶がよみがえってくる。気恥ずかしくてノートを閉じたくなるような話も書かれているけれども、それでもほほえましくもあって、ついつい読んでしまう。アルバイトをしていたころ、総務部にかわいい女の子がいて、ぼくは彼女のことがとても気に入っていた。最初は遠くで見ていただけだったが、少しずつ話をするようになり、あるとき、思い切ってデートに誘ってみた。でも、あえなく撃沈。それからも何度かアタックを試みたがうまくいかない。思い切って電話をかけたとき言われた。「私、好きな人がいるんです」「・・・」「思い切って言いますがＫさんです」「えっ」何となく噂になっているの知っていたが、直接告げられると心が折れる。そのＫさんというのは、昨日お話した尊敬するやり手の課長だった。Ｋさんには家庭もある。だから不倫関係だよな。清楚なイメージで、不倫なんか似合わない子だった。いや、純粋な子だからこそ、ある意味海千山千のＫさんにころっといかれてしまったのだろうと、自分に言い聞かせた。Ｋさんに説教されたのはそのあとのこと。どう思って説教を聞いていたのだろうか？Ｋさんにはお見通しだったように、ぼくには「人を蹴落としてまで」という強いメンタルは持ち合わせていない。Ｋさんに敵対心を抱くほどの根性もない。最初から負け戦ってあきらめていたのかもしれない。そんなことを思い出した。実は後日談があって、5年ほど前になるけれども、ある集まりでＫさんとばったり再会することがあった。彼は、東京で経営コンサルタントの事務所を開いていた。優秀な人だったから、あちこちから引っ張りだこのようで、その集まりでもゲストとしてスピーチをしていた。懇親会のときに、彼に近づいていって、あいさつをした。驚いていた。ぼくのこともよく覚えてくれていた。「あなたをアルバイトで採用したとき、１０００倍くらいの競争率だったんだから」なんて話してくれた。そんな狭い門を自分がくぐり抜けたなんて知らなかった。けっこう派手な会社だったから若者には人気があったのだと思う。彼女のことは聞きそびれたが、あの２人、その後、どうなったのだろうか。Ｋさんの奥さんになっているのかな。まあ、ぼくにはどうでもいいことだけど。

  2019年06月16日

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  40年前の自分と再会した

  段ボール箱に一冊の古いキャンパスノートがしまってあった。「Ａ　Challenge」とタイトルがつけられている。あのころは、迷いと不安の中にいて、思うことがあると、その気持ちをノートに書きつづっていた。日付を見ると昭和55年から57年。25歳くらいのものだ。最初に勤めた会社を辞めて、さて次はどうするかという迷いの中で、学校の先生になろうと思って、教員の資格を通信教育でとろうとしていたけれど、一気に高まった情熱も次第に覚めつつあったころ。そんなときに、とある大きな会社の名古屋支店が新規の事業が始めるのでアルバイトを募集しているのを知った。応募したら受かった。アルバイトの若者たちがけっこう重要な仕事を与えられ、目を輝かせながら生き生きと働く職場だった。その雰囲気に乗せられ、充実した何カ月かを過ごした。しかし、事業が軌道に乗り始めると、会社は社員を投入し始めた。アルバイトは、これまでの成果も評価されることなく、隅っこに追いやられる。一人やめ、二人やめ、職場の雰囲気ががらりと変わった。ぼくも居づらくなってやめることにした。魅力的な課長がいた。30歳そこそこ。ビジネスの世界でバリバリとやってきたやり手で、それでいて人情味もあった。どういう経緯かは忘れたが、彼と面談したことがあった。そのとき、ぐさっと突き刺さるようなことを言われた。よく人を見ている。課長の言葉も書かれていた。「最終的にはお前はエリート志向なんだ。一流企業のきれいなオフィスで働くことがお前の希望なんだ。でも、お前は人を蹴落としてまでエリートの道を進むという強さがない。だから、逃げ道を探しているんだ。お前の求めているものは現実には存在しないものであり、また、断片的にはいろんなところに存在する。　だから表面だけを見て、あれをやりたい、ああなりたいと思うだけだ。　インテリの弱さだな。今は苦しいことをやれ！」あのころのぼくの仕事への判断基準は「かっこ良さ」だった。人から見てのかっこ良さ。「おれはこんなものじゃない。今に見ていろ！」と、目の前のことをおろそかにして遠くばかりを見ていた。あれから40年近くになる。あんなにもへなちょこだった男が、ここまでよく生き残ったなと思う。本質は、課長に指摘されたままで変わってないかもしれないが、弱いなりに生きていく術を身につけたか。不思議だな、40年前、間違いなくああいう若者がいて、今、60歳を過ぎて、こうやって生きている。

  2019年06月15日

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  ちょっと抱え過ぎているな

  「あれもしないと、これもしないと」そんなことが頭の中で巡り始めると、気持ちが落ち着かなくなる。あるいは「どうしよう」と不安でいっぱいになると、体も心もフリーズしてしまう。この数日、そんな状態だった。いろいろなことが一気にのしかってきた。そういうときにはできることから一つずつ片付けていくしかない。ひとつ原稿を片付け、ふたつ目を片付け、16日の「出版を祝う会」の準備をして、会が終われば、かなり落ち着きそうだ。20日くらいには遅れている原稿も片付けて、22日23日とホタルの会があって、それくらいにしておこう。一週間に一度は畑へ行こうと決めたのに、それができないのは問題だ。もっとゆったりと生きていたはずだ。だけど、やることやらないと仕方がない。今日、ひとがんばりすればひと息入れられる。

  2019年06月14日

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  腕を一本切り落としたら命を助けてやると言われたら

  死期が迫っていることがわかって、そこに神様か悪魔かわからないが、運命を握っている何者かが近づいてきて、「右腕を一本切り落としたら命を助けてあげよう」と言ったとする。足でもいいし、目でもいいし、当たり前に使っている体の一部を命と引き換えにしろと言うとする。さて、どうするだろうな。がんの手術は、そういうことかもしれない。胃を切り取れば命を助けてあげる。腸を捨てれば、お乳や子宮や卵巣をあきらめれば。命と体の一部の交換。体の一部をなくしてでも助かりたいと思うのが人情。それだけ命は重いということ。だけど、この間話を聞かせてくれたSさんは、いいことを言っていたな。数年前に乳がんの手術をしている。そのとき思ったそうだ。「がんと一緒に自分を縛っていたものもなくなる。自由になれる」そういう考え方もある。実際、手術のあとの彼女は大いに羽ばたいている。「腕を一本差し出せば命を救ってあげる」と言われたら、果たして自分はどんな選択をするのだろうか？腕も命もほしい。欲張りなのか。

  2019年06月12日

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  気持ちよく生きないとな

  60歳を過ぎてから、やっと少しずつ自分の意見が言えるようになってきた。ずっと、自分の思いを飲み込み、まわりに流されて生きてきた。それが嫌になると、ぼくは身を引いて、違う流れに乗ることにしてきた。とくにそれでストレスはなかったけれども、そろそろ、自分のペースで動かないといけないなと思い始めている。人に合わせるのではなく、自分がやりたいようにやる。もちろん、リスクを背負うのは自分だ。感覚として、「これはいい」というのがある。それを信じるか信じないか。信じることにする。どんなことでも、流れにさおさす人間はいるもので、せっかくのノリを台無しにされそうになるけれども、振り回されちゃいけないな。そんな気分。

  2019年06月11日

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  16日は大野聰克さんの出版記念パーティ

  16日に大野聰克さんの「ガンは悪者なんかではない」という著書の出版パーティ。川越プリンスホテルで行う。その打ち合わせがあった。ぼくは幹事役であり司会もつとめる。大野さんは30年ほど前にⅣ期の直腸がんと診断され、手術を受けた。以来、人工肛門の生活。最初は死を意識して悩んだけれども、独特の感性があって、「がんとは何者か？」を追求し始める。それも、よく言われているような話を信じるのではなく、自分なりの考え方、見方をどんどん追い求めていった。その結果、「がんはその人を救うためにできる」という奇想天外の説に行き当たる。その話が書かれていて、「ああ、こういう考え方もあるんだ」とほっとさせられる。患者の会ではいつもお世話役の大野さん。自分では当たり前にようにやっているのだが、人のために一所懸命になれる大野さんはすてきな人だ。こうやって主役になることはまずない。慣れないことで居心地は悪いかもしれないが、思いっ切り主役を楽しんでいただこう。奥さんもがんばって彼を支えてきた。慰労の気持ちも込めて、いい会にしたい。

  2019年06月09日

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  イベントは途中は大変。やってみると満足感、充実感

  ついついやらなくていいことまで手をあげてしまう癖がある。手をあげてから、「やります」なんて言わなければ良かったと後悔したりする。終わると「やって良かった」ということになるのだが、それまでが気が重い。イベントでも、人が集まるかどうかハラハラしながら準備を進めるわけで、それが仕事ならともかく、ほとんボランティアでやりながら、赤字が出ればこちらの負担になるし、責任だけが降りかかってくる。だけど、イベント当日は面白いし、終わったあとの充実感もすてきだ。小笠原も、宿を予約し、船を予約し、それだけの人数は集めないといけない。これはけっこうなプレッシャー。だけど、出発当日を迎えたら、もう楽しくて仕方ない。島でも、みんながはじけて楽しんでいる姿を見ると、こっちも幸せになる。それが捨てがたくてやっているのかな。やりがいはある。でも、途上は苦しい。山登りみたいなものか。6月22日、23日は五日市で1泊のホタルの鑑賞会。みんなで食事を作り、ちょうどあじさいの季節だからあじさい山へ行く。これも準備が大変だけど、絶対に楽しくなる自信はある。本来の仕事だけを粛々としていればいいのだろうけど、ついついあっちにもこっちにも手を出したくなる。そういう生き方なんだろうな。ちょっと愚痴を言いたくなったが、一休みしたら、また動き出そう！

  2019年06月07日

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  この世界の片隅に

  仕事があまり進まず、「映画でも見ようか」とタブレットとテレビをつないだ。アマゾンプライムでいろんな映画やドラマが見られる。前から見たかった「この世界の片隅に」を見た。原作者のこうの史代さんというと、「夕凪の街　桜の国」という作品があって、映画にもなったので横浜まで見に行ったことがある。感動的な物語だった。「この世界の片隅に」。しんみりとした気持ちで見終った。ある時期から、「幸せ」が押し付けになっている。「笑い合って生きることが幸せ」それでいいのに、お金がなければ幸せではない。マイホームをもたないと幸せではない。おいしいものを腹いっぱい食べられないと幸せではない。学歴がないと幸せになれない。出世することが幸せ。幸せを餌に欲望をあおる。それが本当の幸せかどうかわからないのに。戦争までして得なければならない幸せってあるのだろうか？「この世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう！」すべての縁のあった方に、世界の片隅から叫ぶか。

  2019年06月02日

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  このごろ歯が丈夫になった！

  小学生のころから長期の休みになると歯医者へ通っていた。3年生のときに前歯が虫食いになってしまって、何と金歯を入れた。ニコッと笑うとぴかっと光る。30歳くらいまでずっと金の前歯だった。5年に1度は口の中の大工事。それが50歳くらいまで続いた。50歳を過ぎたころ、虫歯菌の発生源を見つけた。それは、上唇の奥の方。そこに食べかすがたまって、それが腐敗していた。そんなところまで歯磨きしたことがないから、そこに歯ブラシを突っ込んでごしごししたら、変なにおいが口内に広がった。以来、唇の奥から食べかすをかき出すように歯を磨いてきた。それが功を奏したのか、大工事がなくなった。とても快調だ。それに加えて、家内がすすめる歯磨きを使うようになったら、たまに歯医者さんへ行くと、「歯磨き上手になりましたね」と、歯科衛生士のお姉さんに褒められる。歯茎も健康的になっていると言われる。うれしいね。歯は大切にしたいね。

  2019年05月22日

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  自家製ヨーグルトで快便生活！

  最近のマイブームは「ヨーグルト」。娘が塩麹で一夜漬けを作ってくれていて、これがとてもおいしい。この麹菌、いろいろ使えそうだと思って思案していたら、「ヨーグルトを作ってみたらどうだろう？」とひらめいた。牛乳を買ってきて、そこへ塩麹を小さじ2杯ほど入れた。1日半ほどたつと、よしよし固まってきた。ヨーグルトの出来上がり。でも、しばらく冷蔵庫へ入れておくと、固まりと液体が分離して、あまりおいしそうじゃない。味ももうひとつ。さて、どうするか？分量を変えたり、塩麹ではなく、甘酒を作る麹を使ったり、ヨーグルトになったものを牛乳に入れてみたり。昨日は新しい試み。寒天を入れてみた。寒天は食物繊維が豊富で微生物は好きだって言うから。確かにうまく固まった。味はどうだろう？もう少ししたら食べてみることにする。この数日、試行錯誤しながらヨーグルトの試食をしているけれども、便通は良くなった。いいのは間違いない。

  2019年05月21日

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  見覚えがないけど記憶にある顔？？？

  夢の話。実家だろうか。住み慣れた家にいる。そこに家内と２人。窓は開けっ放し。夜も閉めない。どうして？そう思いながら外へ出る。広い庭があって、そこには番犬が放し飼いになっている。怪しい奴がくれば吠えて教えてくれる。だから、鍵などしなくていい。家の中でのんびりしていると、外に人の気配がする。だけど、知らない人がくれた犬がなくはず。庭を見ると、肩から大きなバッグを提げた若い男性が歩いていく。犬は静かに見ているだけ。ぼくは外へ出て声をかける。彼がこちらのほうを見る。ぼくには見覚えがない顔。でも、記憶にある顔。「この間も彼には犬が吠えなかった」そんなことを思っているぼく。何なのだろう？見覚えはないのに記憶にある。この間っていつのことだろう？彼はぼくのことを「おにいさん」と呼んだ。ぼくは「ちょっと寄っていけば」と声をかけるのだが、彼は、「用があるから」と固辞する。今日は休みだから二度寝を楽しんだ。そのときに見た夢だ。

  2019年05月02日

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  ストレスで10円ハゲ

  毎月、知り合いの美容師さんに髪の毛を切ってもらっているが、この間は、後頭部に10円ハゲがあって、「ストレスだなあ」と、改めて気持ちの持ち方が体に現れることを実感した。仕事も忙しいし、ほかにも、心痛めることもあって、確かにストレスは多かった。だいたい、ぼくはストレスに強いほうではない。だから、本能的に、うまくストレスになることを避けたり、ストレスがかかっても、上手に交わす対処法、考え方を身に付けた。それでも、それなりにダメージを受ける。三女の氣歩が、そんな父親を見て、「いるかのはたけで気分転換しよう」と誘ってくれた。ポカポカ陽気で、畑には色とりどりの花が咲いていて、そこで、久しぶりに土をいじっていたら、これは確かにいい、元気を取り戻した。ストレスをなくそうとするのではなく、上手に付き合うこと。そんなことを心がけていこう。

  2019年04月23日

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  午前中は仕事に集中しよう！

  ちょっと待てよ。そう思っている。と言うのは、忙し過ぎる。ぼくにしてはだけど。リズムを作らないといけない。一日のリズムは、午前中は原稿書き。午後からは人と会ったり、本を読んだり、どこかへ出かけたり。早起きはだいぶん身に付いてきた。早寝も大丈夫。一週間のリズム。仕事をするのは嫌じゃない。やることはやるけど、週のうちの一日は五日市のいるかのはたけに行く。たったこれだけのこと。仕事は、楽しみややりがいといったものもあるけれど、生活費を稼がないといけない。そのためには、一定の仕事をしないといけない。ときには、「ちょっとなあ」と思うようなこともやらざるを得ない。今くらいの仕事はこなさないと。その上で、このリズムを定着させるには？わかってきた。「今日は一日、人と会う約束もないし、ずっと原稿を書いていよう」と思うのはやめよう。午前中だけで一日分を仕上げてしまう。それくらい午前中は仕事に集中。そうしないと、ずるずるダラダラになってしまう。「やる！」と決めて、実際に動き出す。そうすると、意外とできてしまうもの。よし、やろう！

  2019年04月18日

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  ウンチは心のバロメーター

  3歳から8歳の子の2割が便秘だと言う。食べ物、運動、ストレス。それに学校へ行くようになると、授業中にウンチがしたくなっても、我慢しないといけない。腸内細菌もきゅうくつな思いをしているのかもしれない。腸内環境と心は直結している。リラックスしているといいウンチが出るし、いいウンチが出ると心地いい。腸内では、感情をコントロールする物質が作られているそうだ。ぼくたちは、脳が心をコントロールするように思ってきたけど、脳ばかりの働きではないようだ。脳以上に腸の影響が大きいのかもしれない。子どもたちの便秘も心が不安定な証拠。もっとのびのびと過ごせる環境を作ってあげなさいということだな。「ウンチ出てる？」宿題よりも、勉強よりも、忘れものよりも、そのことに注意を払ってあげないと。

  2019年04月09日

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  自分とのコミュニケーション

  「ここへ行けば必ず何かが起こる」という強い予感がたまにある。しかし、どうしても都合がつかない。あるいは、都合をつけるはずだったけれども、予定がずれこんで、あきらめざるを得なくなった。この予感だが、たぶん当たっている。内側から「これは行ったほうがいいよ」と教えてくれている。それにこたえられなかった自分。そんなときは、謝るしかない。すばらしい予感を発信してくれる自分に謝る。コミュニケーションというと、ほかの人たちとのものと思ってしまうが、自分とのコミュニケーションがすごく大切。自分の内側からの声に耳を傾け、その声に添って動き、感謝し、動けないときには謝る。いろいろと質問したり、相談するのもいいだろうと思う。ああ、あのイベントに参加していたら、いったい何が起こっていたのだろう。ちょっと悔いが残るが、どうしようもないことで、それを犠牲にして、やるべきことをやったのだから、それで良しとしよう。次にこうした予感があったときは、優先できる状況を作らないと。

  2019年03月25日

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  あの世ってどういうところ？

  娘が映画の「鎌倉ものがたり」を録画しておいてくれたので、ちょっと息抜きに見てみた。なかなか面白かった。あの世とこの世が共存する鎌倉という町。そこに暮らす作家。年の離れたかわいい女性と結婚した。彼女は、異様な町での暮らしにいろいろ面食らうことがあるけれども、徐々に慣れて、その異様さを楽しむようになった。彼女の純粋さがいい。貧乏神までももてなし、仲良しになる。死神とも。だいたい、貧乏神と死神は嫌がられるが、本当に彼らは悪者か？世の中を正し、常にリフレッシュさせるために、彼らは大切な働きをしている。彼女はひょんなことから黄泉の国に旅立つことになるのだが、作家は、彼女をこの世に引き戻すために、幽体離脱をして黄泉の国に行く。黄泉の国が良かった。その人の想像力で作られる。だから、人によってまったく違う世界を生きることになる。ぼくもそう思う。天国も地獄もなくて、全部、自分のイメージが作っている。死後の世界なんてない！と思い込んでいる人は、本当に消滅してしまうのかもしれないし。この世の常識が通じないのがあの世。この世の理屈で考えると矛盾だらけのあの世。最初は面食らうけれども、まさしく夢の国かもしれない。あの世はすばらしいところだとイメージできれば、本当にそういうところへ行けるのなら、自分なりの楽しいあの世を、生きているうちから作ればいい。それこそ、答えのない世界だから、自分勝手に思い込めばいい。思いきりぶっとんだあの世を妄想するぞ！

  2019年03月23日

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  60代も半ばに近づきもう一段レベルアップを。小説講座を申し込んだ

  小説講座を申し込んだ。Yahooメールにはたくさんのメルマガが届く。100本くらいたまったところで、ほとんど読まずに消してしまうが、昨日も配信停止の手続きをしないといけないなと思って消していて、ぱっと手が止まったのが、小説講座の案内だった。そこはいろいろな講座を開催しているのだけれども、ぼくにとっては、あまり魅力を感じるものはなかった。前から小説講座もあったみたいだが、ぼくのアンテナには引っかからなかった。昨日はそれが目に止まって、「受講してみよう」と思った。思ったことは大切にしないと。その日はいるかのはたけへ行きたかったが、予定よりもひらめき。ぼくは、文章を書くことで、自分自身も含めて、一人でも多くの人が、世間的な縛りから逃れて楽に生きられるようにしたい。常識にとらわれず、自由に生きればいいというメッセージを発信したい。価値観を変えていく。氣のこと、イルカのこと、代替療法のこと、がんのこと、エネルギーのこと。この間は、20年以上も前に、「イルカみたいに生きてみよう」を読んで、楽に生きられるようになったと、一人の女性がわざわざぼくに会いにきてくれた。ああいう本を書きなさいというメッセージだと、ぼくは思った。60代も半ばに差し掛かって、もう一段も二段もレベルアップしないとと切実に思うようになった。20年前からずいぶんと体験を積み上げたし、それなりに人間的にも練れてきた。ぜったいにいいものが書ける。そしたら、すばらしい編集者と仕事をすることになって、厳しいけれども、「なるほど」と思えるアドバイスをもらい、小説という手法で、ぼくの感じたこと、思ったことを伝えるのもありかなと、ここ数ヵ月、漠然と考えてきての、昨日の案内だったわけだ。頭で書くのではなく、感覚で書く。そんな方向性も少しずつ見えてきている。さて、また新たな海に船出をしよう。

  2019年03月22日

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  メリハリのある生活に移行する

  生活パターンを変えたいと思っている。もう少しメリハリをつける。一日を上手に使うこと。5時には起きて簡単な呼吸法。それから仕事に入る。午前中は原稿書き。午後は動く。人に会うとか、ぶらぶらするのでもいい。原稿書き以外のことをやる。日が沈んだらお酒を少し飲んで、ゆっくりして早寝する。一週間に一度は五日市のいるかのはたけへ行く。あそこで一日を過ごす。仕事に関しては、おかげさまで、あちこちから声がかかる。自分から仕掛ける仕事もいくつかある。月一カフェやスピリチュアル・トーク＆バーも続けるし、もうひとつ、やりたいことがある。小笠原ツアーも進めないと。やることいっぱいあっていいと思う。やれる！　と決めたらやれる。不思議と妙な自信がある。いいことだと思う。

  2019年03月21日

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  感じることを大切にする

  土曜日は「スピリチュアル・トーク＆バー」の復活。西本先生のお話を軸に、おーちゃんとぼくのトーク、参加者の方の近況報告など。そして、楽しい懇親会。場所は居酒屋なのがいい。それも自然栽培の食材で食べ物、お酒を用意してくださった。これで何かを伝えようということではない。ただひたすら楽しむ。人と交流し、話を聞き、食べて飲んで大笑いする。歌もいいな。そういう時間を過ごすことで、考える世界と感じる世界の扉が開くはず。考えてばかり疲れてしまっている人がいっぱいいる。感じているものを、頭が「そうじゃない」と封印してしまう。たまには、自分の感情を大いに発散させてあげる。そうすることで、考えもまとまったり、いいアイデアが出る。次は、4月13日、五日市でおむすびの会。そこでもしっかり楽しみましょう！

  2019年03月11日

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  いろいろあったけど、あんな自分がいたから、今の自分がいる

  63回目の誕生日。家内が見つけてきた上野のカニのお店に、家族5人が集まり、たくさんの料理をおいしくいただいた。こうやって年に5回、家族で楽しく過ごせるのはありがたいことだ。よくぞここまで生き延びたと思う。結婚して子どももいて、自分もけっこうまともに生きているじゃないか。30年前には、こんな自分は想像できなかった。20代は迷いに迷い、30代は激動、40代に入って、家族が形をなしてきて、でも、たどたどしい歩みだった。50代は生活することに追われ、60代になって、やっと進むべき道が見えてきた。三重県鈴鹿市の小さな村に生まれ、自然とともに育ち、大人しくていい子で、成績もそこそこ優秀で、親にも期待され、大学を卒業するまでは、期待に応えてきた。しかし、大学を出て大きな会社に就職したものの、「このままではダメだ」という思いが強くて会社を辞め、そこから迷いの道に入った。思い切ったことができた時期だった。親は心配したと思う。でも、それが自立の第一歩だったかも。懐かしき若きころ。今から振り返ると恥ずかしいこともいっぱいあるけれども、あれがあっての今だから、すべて受け止めて、これからの糧にしていかないと。過去の一瞬一瞬が、今のぼくを応援してくれている。

  2019年03月07日

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  誕生日は節目の日。この1年をどう生きるか意識してみた

  今日3月6日は63回目の誕生日と27回目の結婚記念日。大事な節目の日。そう意識するのがいい。「今日からまた新しい自分！　新しい夫婦関係！」というのがいい。63歳のテーマは「チャレンジ」。生活パターンを変えようと思う。もっとメリハリのある日々にしたい。そのチャレンジ。具体的には、朝方にすること。今朝は4時に起きたけど、これを日課にしたい。そして、午前中は原稿書きに専念する。午後は、人と会ったり、取材や打ち合わせをしたり、本を読んだり、映画を見たり。そんなふうに使う。夜はお酒を飲んで早く寝る。もうひとつが、週に一度は「いるかのはたけ」へ行く。仕事も、これまでバラバラとやってきたことを統合すること。バラバラのようで確実につながっている。ぼくがやりたいのは、ちょっと古い言葉になったけど、「パラダイムシフト」。何が大切なのか？それを考えていきたい。そのためには、医療のこともやれば、農業もやるし、原発問題にも取り組むし、お金のことも考えたいし、UFOや気功、霊的なこと、イルカ、潜在意識も、やっていく。充実した63歳になりそうだ。

  2019年03月06日

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  田園地帯の真ん中にバイパスが開通した

  用があって実家へ帰っている。20件ほどの小さな集落だ。わが家のすぐ北側には長い坂道があって、そこを下りると田んぼが広がっている。その光景が大きく変わった。田園地帯の真ん中をバイパスが開通したというので、駅まで迎えに来てくれた弟の車で走ってもらった。けっこうな量の車が、北に南に走る。かつてはうちの田んぼだった場所の上を数秒で通り過ぎていく。こんな道路が果たして必要なのだろうか？あるから使うだけで、なければないで不自由はない。少なくとも、村の人たちが利用することはほとんどない。弟が言うには、あの道路が開通してから、「ブオーン　ブオーン」という低い音が聞こえると言う。ぼくの耳鳴りがする耳では感じ取れなかったが、車が走って道路が揺れることで起こる振動が、地形に反響して、何らかの音を発生しているのかもしれない。風力発電ではないが、住民の体調に悪影響を与えるようなものでないといいが。「なんか故郷が壊されてしまったような気がするなあ」弟がつぶやいた。確かにそうだ。幼いころからの記憶に残る、あの一面の田んぼに、一本の大きな傷がつけられた痛みを感じてしまう。この違和感、忘れないようにしておきたいと思う。

  2019年03月01日

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  わーい！　いっぱいほめられたぞ

  昨日は、えらくほめられた。うれしいね。まずは、帯津三敬病院の元総婦長の山田幸子さんから電話があった。彼女からの電話はめったにない。何事かと思ったら、この間、ぼくがやった仕事。「あの本、すごく良かった。それを伝えたくて電話をしました」帯津三敬病院の元患者で、今は職員として働いている大野聡克さんの本ができてきた。ぼくは、ライターとして、彼から話を聞き、文章をまとめた。「がんは悪者ではない」という内容の本（『ガンは悪者なんかではない』（風雲舎））。大野さんの独特の理論をいかに伝えるか、けっこう苦労した。何度も座礁しそうになったけど、よくやったと思う。ライターという仕事は、著者の思いを汲み取って、読みやすい文章にしていくというもの。そこに編集者のアドバイスが入る。その連携がうまくいった。でも、あそこまで絶賛してくれるなんて、こっちも感激だ。夜、次女の氣恵と友だちの朋子と、キッチンカーのミーティング。お金の話になって、これは家内と朋子の担当だから、氣恵といろいろ話をしていたのだが、酔っぱらった氣恵が言うには、「パピーのこと（父親のことをそう呼ぶ）、Ｙさんがべた褒めだったよ」Ｙさんというのは、優秀なフードプロデューサー。彼が手がけたお店はことごとく成功している。キッチンカーでうまくいかない人を応援して、今回もまた大成功させたということで、娘たちの事業の立ち上げの相談に乗ってもらっている。ずいぶんと前にひょんなことで知り合って、今年に入って、何年ぶりかで電話をした。そのときに、キッチンカーのことを知って、図々しくも、あれこれ、相談をしている。氣恵が言うには、「Ｙさんは、小原田さんだから、ぶっちゃけた話をしているんだって言ってた。厳しい話もしてくれるし。忙しいのに、私たちにも、すごく親切にいろいろ教えてくれる。Ｙさんは、パピーみたいな人には会ったことがないって言ってたよ。だれとでも気楽に付き合えるし、人のこと差別しないし、何と言っても、あんなゆるゆるでよくやっていけるなと思うけど、よくよく付き合うと、すごい人だとわかったって」Ｙさんは、これまでたくさんの修羅場をくぐってきた人だ。危ない世界の人たちとも丁々発止、紙一重で切り抜けてきた。世の中の酸いも甘いもよく知っている。そんな人が、「小原田さんみたいな人には会ったことがない」と言ってくれるのだから、これは光栄じゃないか。ぼくは、「自分のこと、もっとほめたほうがいいかな」と思ったばかり。人のことは上手にほめるけど、なかなか自分がほめられない。せっかくいいものをもっているのに、それじゃあ宝の持ち腐れだ。そう思ったら、まわりがほめてくれる。もっともっと自分を評価しないといけないな。すごい男だよ。よくがんばっている。最高！！！！

  2019年02月26日

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  ちょっと体調不良だった。ストレスだな。

  しばらく体調不良だった。胃がむかむかして胸やけがする感じ。ずいぶんと前にもそんなことがあった。あのときはなかなか症状が治まらず、生まれて初めて胃カメラの検査をした。検査にオドオドし、結果にビクビク。「胃も食道もとてもきれいですよ」と言われてほっとした。ぼくは、なるべくストレスのない生活をしようと心がけている。ストレスに強くないことを知っているから。それでも、あれやこれやとストレスはかかってくるもの。仕事だったり、人間関係もあるし、自分に対してイライラすることもある。そういうときにどうすればいいのか、昨日聞いたのは、「ああ、ストレスがきて、気持ちがもやもやしているな」と、客観的に見るといいということだ。できれば、言葉にして出す。さらに、もやもやした気持ちがどんな色でどういう形でどれくらいの重さだろうかと、イメージの中で物質化する。それを外に取り出して、声をかけてあげて、ピカピカの光でくるんで、もう一度戻してあげる。体調が悪いときにも、このやり方は使える。おかげさまで、ずいぶんと良くなってきた。今、自分の生活を変えたいと思っているところなので、思うだけでなく実行に移すためのいいきっかけなのだろうと思う。いろいろと試してみようと思う。

  2019年02月25日

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  ドルフィンスイムに行くのにスノーケルセットを忘れたとしたら

  夢の話。ドルフィンスイムに出かけるのだが、いつものごとく、準備がぎりぎりで、大慌て。もう間に合わないという段階で家を飛び出した。ところが、肝心のスノーケルセットを忘れて、急いで取りに帰った。意味ありげな夢だったな。ばたばた準備をして、スノーケルのセットを忘れるというのは、「優先順位は大丈夫か？」ということかも。行き当たりばったりの生き方はいいけれども、これだけはと、抑えておかないといけないものはあるはず。ドルフィンスイムに行くのに、スノーケルセットを忘れてはいけない。何か大事なことを後回しにしてないかい？忘れてないかい？そんなメッセージかもしれない。別の見方もできる。ドルフィンスイムにスノーケルセットが必要だというのは思い込みで、忘れてもレンタルができるわけだから、そんなに慌てる必要もない。いざとなったら、泳がなくてもいいじゃないか。それくらいの鷹揚な気持ちでいればいい。そういうメッセージだととらえてもいい。夢を楽しませてもらっている。

  2019年02月22日

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  部屋をきれいにして気持ちよく仕事をしよう

  だらだらと仕事が続く。どうしてもやらないといけないこと。部屋の掃除だ。さすがにもう限界。壊れた椅子が、物置になって埋もれそうになっている。カーテンを開けるのに、資料の山を乗り越えていく。もともと片付けは苦手だが、それでも、定期的にきれいにしていた。それが、ひとつ仕事が終わっても、すぐに次にかからないといけないので足の踏み場がどんどんなくなっていく。必要な本も、どこかに埋もれて出てこない。まずは、必要のなくなった本を処分しよう。次に資料。使わないものは残しておかない。「いつか」はこないとわかっているのに、捨てられない。目をつむって、えいっと処分する。2月の目標だ。

  2019年02月06日

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  期待しないのに入ってきたお金は上手に使わないと

  昨日、友だちと飲んでいいたら、「昔、働いていたところの関係で、年金が入ることになりました。思わぬお金だから有効に使いたくて」と言う。実はぼくも、何年か前に書いた本を新書にしたいという話が舞い込んできている。これが決まったら、1章分くらいは書き直ししないといけないと思っているのだが、それなりに印税が入る。降ってわいたような話だ。2人の臨時収入をあわせたら100万円くらいにはなるんじゃないかな。こういうお金は生活費に使ってはいけないと思っている。お金の使い方には、消費と投資がある。消費は、使って消えていくお金。投資は、次につながるお金。何が消費で、何が投資かは、きれいに分けられるものではない。何に使うかではなく、使う意識とも関係する。友だちとお酒を飲むのでも、その場を楽しむことで元気になって、明日からまたがんばれるということなら投資にもなる。飲んで終わりのつもりだったけれど、話しているうちにすごいアイデアが浮かんだとしたら、それも投資になる。でも、明らかに、「これは投資だ」と思って使ったほうが、ワクワクする。これを始めたらどんな反響、展開があるかと思ってやったほうが楽しい。昨夜の話に戻るが、彼とぼくとのお金の使い道。すてきなことに使うことにした。具体的な形もまとまった。短時間に、あんなふうに決まったのだから、間違いなくうまくいく。まだ、発表の段階ではないが、酔いから覚めて、目が覚めて、朝になってもウキウキしているから、これはいい！3月には発表できると思う。

  2019年02月05日

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  久々に実家でゆっくり

  久しぶりに実家に泊まった。去年の5月に父親が亡くなり、その看病疲れと寂しさから、母親が帯状疱疹になって寝込んでしまった。そんなこともあって、たまに帰っても、ゆっくりできなかった。母の帯状疱疹は、高齢ということもあって、かなりつらかったようだ。この1ヵ月ほど、やっといい方向に向かっている。昨日のお昼は、母と弟とで、父が好きだったうなぎのお店に行った。いつもは行列ができているのに一席だけ空いていた。実家に戻ったあとは、妹も交えて、父親の思い出話。頑固な人だったけれども、家族のためにがんばった人だった。妹が言うには、入院中は、自分が死んだあとの母親のことをずいぶんと心配してたようだ。母には「ありがとう」を一度も言ったことのない父だった。最後まで言わなかった。しかし、父が一番気にかけていたのは母だった。心がほっこりする話だ。父が亡くなってから、実家には猫が住みつくようになった。どこかからやってきて、母から離れないので、情が移って、仕方なく飼い始めた。父が、寂しくないようにと、遣わせたのではないかと思えるタイミングだ。ゆっくりさせてもらった。

  2019年02月03日

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  いろいろと大きな変化が起っている

  わが家もいろいろ変化が起きている。去年、長女と三女が大学、高校を卒業した。正社員として働くのではなくアルバイトがいいというのが2人の希望。長女は出版社で、三女は障がい者福祉事業所で働き始めて1年になる。2人とも器用ではないが、自分の守備範囲にはまったようで、がんばって仕事に行っている。なるべくしがらみを少なくして、ほかにやりたいことがあればさっと移れる状況でいたいというのが彼女たちの考え方。それもひとつの生き方さ。ぼくは賛成だ。今年は次女の番。こっちへ行くといいよと言うと、逆に歩いていく子。親から見れば、けっこうやっかいな性格だけど仕方ない。自分で決めて動くのを見ているしかない。高校生のときからアルバイトに精を出してきた。接客が得意で、ここ2年くらい、居酒屋でがんばっている。すっかり夜と昼が逆転した生活だ。前から、家を出て友だちとシェアハウスに住むと言っていたが、いよいよ実現に向けて動き出した。それからもうひとつ、別の友だちとキッチンカーをやると言う。大きなことを２つも同時にできるのかと思うが、まあ、言い出したらきかない。人生には大勝負のときがある。彼女もそのひとつの時期を迎えているのだろう。彼女たちは彼女たちなりに、食品衛生の資格をとり、キッチンカーで成功している先輩に話を聞いたり、着々と準備を進めている。あとは、資金という高いハードルが残っている。お金持ちの親なら「任せておけ」と言えるのだろうが、うちにそんな余裕はないので、お世話になっている会計事務所に相談しながら、資金繰りに動いているところだ。娘たちばかりではなく、ぼくも家内も、身辺は慌ただしい。家内の占星術によると、わが家の今年は攻めの年らしい。ダメならダメで、それだけの人生だったんだよと開き直って、目の前に現われたことに、果敢に挑んでいく。そんな年にしていきたい。

  2019年01月28日

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  みなさんの好意に支えられている。ありがとう！

  うっかりうっかりだ。10時からの打ち合わせを4時からと勘違いしていた。10時過ぎに電話をもらって、スケジュール表を見たら、4時になっている。昨日、確認しているから、自信をもって4時だと思っていた。まずいね。なぜか間違ったわけだ。相手は懐の大きな人だったから笑って許してくれた。ありがたいことだ。ホントにいろんな人に助けられてるな。許されているな。​3月9日に西本真司先生の講演会を汐留でやる​のだが、その会場を貸してくれる居酒屋の社長。休みの日に店を開けてくれて、椅子を並べ直して講演会場にしてくれて、スタッフに無理を言って夜の懇親会もやってくれる。商売だからいいじゃんという話じゃない。そんな得な話ではないと思う。人件費だって安くない。それに、とんでもなくサービスしてくれて、豪勢なものを出してくれる。ありがたいことだ。こうやって人に恵まれるのは、とんでもない財産だと思う。これに感謝せずして何に感謝する。自慢話で申し訳ないけど、ぼくがやる会は、こういう好意に満ち満ちている。参加してくれた方には、そういう背景もぜひ感じて味わっていただきたい。

  2019年01月24日

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  あの世とこの世。リメンバー・ミー

  ちょうど仕事が片付きそうになったころ、三女が「お父さん、時間ある？」と部屋をのぞいた。「ちょうど、仕事も終わりそうだ」と答えると、「DVD買ってきたんで、一緒に見ない」と誘ってくれた。「リメンバー・ミー」死者の国へ紛れ込んでしまった少年の話。三女は、映画館で見てとても感動して、それをぼく見せてあげたくてDVDを買ってきたのだ。三女の感覚は確かだった。良かった。生きている人に忘れ去られると死者は二度目の死を迎える。祭壇に写真が飾られなくなると年に一度の死者の日（お盆のようなもの）に、子孫のもとに戻れない。さまざまな制約はあるけれども、現実にも、あの世とこの世は交流をしているのだと思う。死んだ人ともつながっているし、死んだからと言って、この世との縁が切れるものではない。映画のように、記憶とか意識はとても大切だろうな。ときにはご先祖様に思いを馳せてみる。ご先祖様がいてくれたから、今の自分は生きている。これは紛れもない事実だ。遠いご先祖様のことはわからないけれども、よくぞ命をつないでくださいましたと、たまには感謝の気持ちをもって手を合わせたいものだ。自分の背後には数え切れないほどのご先祖様がいる。守ってくれている人もたくさんいる。期待もしてくれている。応援もしてくれている。どんな命にもすごい歴史の積み重ねがある。その重みをたまには感じてみるといいな。いい映画を見た。三女のおかげだ。彼女も今日で19歳になる。

  2019年01月13日

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  原子力発電所から出る廃棄物、どうするのだろう？

  「100000年後の安全」という映画がある。原子力発電所から出る放射性廃棄物の処分の話だ。フィンランドでは、岩盤に穴を掘って、そこに埋めることが決まったそうだ。放射性物質が安全な物質になるには10万年かかる。その間、静かに地下に保存しておこうというのだ。でも、10万年って、何なのだと思う。今から10万年前の地球って、どんなだった？マンモスがいた時代だ。10万年も先のことなどわかりっこない。人間だって生き残っているかどうかというくらいの長い年月だ。地球も静かにしているはずがない。いくら頑丈な岩盤だって、大規模な地殻変動で崩れることも考えられる。未来の人間が掘り起こすことだってあるし。100年先なら、まだ「ここは危険だ」と言葉で伝えることができるだろう。200年、300年となるとわからないよ。1000年は無理だろう。原発の是非については、現実の問題、事実を議論した方がいいと、ぼくは思う。原発を動かすことによって発生する廃棄物の処理は、仮定の話ではない。現実に目の前にある事実だ。処理方法はあるのか？ないんだよね。だから、10万年も地下に埋めておこうということになってしまう。危険極まりない物質をずっと保管する方法を考えるよりも、原発に頼らないでエネルギーをまかなう方法を考える方がはるかに簡単なのではないだろうか。難しい議論ではないような気がするが、やっぱり大人の事情というのがあるんだろうな。だけど、一部の大人の事情のために、未来の人を含めた数えきれないほどの人類に危険を押し付けるのはどうかと思うね。

  2019年01月08日

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  幸せの白い犬！

  面白い夢を見た。ぼくは、友だちの家にいる。妙な家で、海に浮いている家。エンジンのついていない船に住んでいるという感じ。みんなでわいわいと盛り上がっていると、突然の、大きなたて揺れがあった。「地震だ！」と外へ逃げ出そうとする（この家は接岸していて、陸にすぐ上がれる）。しかし、外を見ると、何事もないような平穏さだ。何だったのだろうと思いながら、またみんなと話をしていると、またドーンと縦揺れ。ぼくの真下の床が盛り上がってくる。そして、そこから段ボール箱が飛び出してきた。段ボールの中に入っていたのは、なんと、なんと、白い子犬。ワンワン。ぼくはハッピー。幸せを運んできた。そんなことを言って、ぼくに飛びついてきた。わけがわからない。その犬が言うには、ぼくが幸せの白い犬の物語を書いて、その物語から、彼は飛び出してきた。何だかわからないが、縁起のいい夢じゃないか。幸せの白い犬。ずっと仲良くしていきたいと思っている。

  2018年12月30日

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  過ごし方は同じパターンだけど心境は毎年違う年末年始

  昨日から札幌へ来ている。毎年、年末は札幌、正月は三重というパターンだ。今年はちょっと早めの札幌かな。自宅で正月を過ごしたのは、2000年だけ。三女の出産の予定日が1999年の年末だったから。あの年は、2000年問題でコンピュータが誤動作を起こし、大停電になるとか騒がれていた。自宅での水中出産だったので、石油ストーブやら照明道具やら、いろいろと用意して出産に備えていた。三女は、予定日よりも2週間も遅れて、1月13日に生まれた。札幌のおじいちゃんはおかげさまでとても元気で、今年も温泉に招待してくれる。三重の方は、おじいちゃんが亡くなって、おばあちゃんも体調を崩したりして、かなり様変わりしてきた。親が元気なうちは、これからもこういうパターンで年越しをしようと思う。いつも同じパターンの年越しだけど、それぞれ光景は違う。子どもたちは大きくなる、大人は年を取っていく。一人ひとりの環境も変化している。これからのことが不安で心配だった年末年始もあれば、希望を感じる年末年始もあった。今年は、すごくわくわくするものがある。これから面白いことが起こってくるという期待感だ。今年の仕事にけりをつけ、来年に向けてエネルギーを充電する年末年始としよう。

  2018年12月26日

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  秘めた情熱を解放するときがきた！

  久々に家内にオーラ診断をしてもらった。簡単な10分程度のもの。黄色やピンクという、自分らしい色が塗られていく。さらにその外を赤いオーラが覆い、それを青いオーラが包む。「この赤は何だと思う？」と家内が質問する。赤だから、情熱？　怒り？あなたは本当はすごい情熱家で、やりたいといことを秘めているの。でも、それを出すと、まわりにも自分の心にも波風が立つから、青でふたをしてしまっている。自分の情熱をカプセルに入れてしまっているという感じかな。若いころの情熱は、それを野放しにすると暴走してしまう。しかし、ある程度の年齢を重ねれば、コントロールすることができるはず。そろそろ野に放ってみては。そういうことだった。自分では、わかっている。のほほんと生きているけれども、実は、すごい情熱家だということが。若いころ、ふつふつと湧き上がってくる情熱を抑えきれず、思い残すこと、不安に思うことはいっぱいあったが、会社をやめた。サラリーマンはやらないと決めて東京へ出た。中国にふらりと行って、4ヶ月ほど放浪した。やるべきことを求めて、ぼくは走り続けた。情熱がなければ、そんなことはしないと思う。しかし、氣とか癒しとか、自分が身を置く場所を見つけ、結婚もして、子どもも生まれた。材料探しに情熱を燃やした若いころ。材料が見つかって、ほっとしてすごした40代以降。その材料が、いい具合に発酵している今。文章を書くという武器も手に入れた。60歳になったとき、ぼくは、そろそろさなぎが蝶になる時期だと感じた。カプセルから情熱を解き放つべきときがきたのだ。還暦から3年がたって、いよいよ始動のときが来たようだ。何だか、最近、周辺が動き始めている。きっとその兆候だろう。こうした激動の時期こそ、ぼくは力を発揮するのだと思う。体は重くなっているが、心とフットワークは軽くいきたい。いいタイミングでオーラを見てもらった。何かの重大なメッセージだろう。

  2018年12月25日

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  自分の感性を信じ、大切にする2019年に

  今年もあと10日あまりとなった。来年を示唆するような動きも起ってきている。変化の兆しだ。長年、マンネリでやってきた部分はあった。去年、いるかのはたけを始めたのは大きかったと思う。想像以上に面白いし、それに反応してくれる人も、意外に多くて驚いている。そこから、家族の意識も変化してきた。今年一年を通して思ったのは、もっと自分の感性に自信をもたないといけないということ。すごくいいところを見て次をチョイスしていると思う。新しい動きのポイントはそこにありそうだ。自分の感性にもっと自信をもち、大切にして行動すること。そんな2019年にしよう。あと10日、2018年にもやれることはまだある！

  2018年12月20日

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  そろそろ1年を振り返る時期かな。いろいろあったな

  そろそろ１年を振り返るという時期になった。やっぱり大きかったのは父の他界だろうな。去年の今ごろからずいぶんと弱ってはいたけれども、最後はあっけなかったな。存在感のある父親だった。その父のことを本で紹介できたのも良かった。写真も載せることができた。それにしても、久々の著書だった。こうやって本が出せるというのはありがたいことだ。しかし、みなさん褒めてくれるが、まだ自分としては消化不良だ、というのが正直な自己評価。言いたいことがあるんだけど、のどにつまってしまっているという感じ。思いを吐き出すような本を書かないとなと思ったな。来年は、この本をベースにおーちゃんとお話会でもやろうかと思っている。せっかく世に出た本だ。上手に生かしていかないと。いるかのはたけを始めたのも大きな出来事だ。これまで、取材して文章にするだけで終わっていたが、自然栽培については、曲がりなりにも自分でやるという行動に出た。これまでのぼくにはなかったことだ。野菜作りは、思いのほか楽しい。三女のキホも積極的に手伝ってくれし、仲間と一緒に作業ができたし、新しい世界が広がってきた。あっという間の１年だったというのは、ここ何十年かの常套句だけれども、それでも確実に何かをやって、少しは前へ進んでいる。どこへたどり着こうとしているのかはよくわからないけれども、日々、楽しく生きているから良しとしよう。2018年もいい年だった。いつもの年以上にアグレッシブだった。あと20日弱。まだやらなければならないことが山積み。きちんと仕上げて新しい年を迎えないと！

  2018年12月15日

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  南海トラフ地震と原発

  南海トラフ地震が起きる確率は、これからの30年間で70％～80％だそうだ。これって、「確実にくるよ」ということに近いよね。それも、いわゆる信頼できる筋からの情報ということだから、これを前提に将来を考えていかないといけない。第一に考えないといけないのは、本当に起こったときのリスクを最小限にすること。ここに全力を注ぐのが国の役割じゃないか。となると、原発はどうなんだということになる。南海トラフ地震が起こって、実際に福島第一原発のようなことになるかどうかはわからないとしても、原発があるのは、とんでもなく大きなリスクだ。静岡の浜岡原子力発電所なんて、マグニチュード８の真っただ中にある。米軍の横須賀基地には原子力空母もいるんだから。大地震、大津波が8割の確率でくる。でも、原発は再稼働させる。とんでもない大きな矛盾だと、ぼくは思うけど。まあ単純にそう思ったわけだけど、そういうことじゃないの。東日本大震災は大変な地震だったけれども、原発事故がなければ、もっと復興は順調に進んだのではないだろうかと思うしね。あの地震と津波を教訓にするなら、もう道はひとつしかないと、ぼくは思うね。ぼくが生きているうちに大地震が起こるかどうかはわからないけれども、もう自分は死んでいないから、どうなってもいいってことじゃないと思うね。

  2018年12月12日

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  帯津良一先生をお迎えしての忘年会。楽しむことを一番に考えて前進する

  帯津良一先生をお迎えして、講演会と忘年会を開いた。オフィスオハラダの年末恒例行事（今年で3回目）。大手町の「然」という居酒屋で2時から講演会。5時に、もう一軒の「然」（こちらも大手町）に場所を移して、忘年会というスケジュールは前回も前々回も同じ。メンバーは毎年、半分くらい変わる。総勢で40数名。帯津先生の話は、何回聞いても、ほっとできる。先生とお会いして丸30年になる。ぼくにとってはかけがえのない2人の師のうちの1人だ。もう一人は、真氣光の中川雅仁先生。とにかく、この2人の生き方、考え方からたくさんのことを学んだ。肩の力を抜いて生きる。必要以上に自分を大きく見せようとしない。やりたいことをやりたいようにやる。ぼくには、何とも心地のいい師だ。こういう師をもてることは幸せなことだと、つくづく思う。そして、声をかければ集まってくれる仲間たち。彼らもかけがえのない存在だ。久々に会う人もいれば、しょっちゅう会っている人もいる。こういう快適な人間関係の中で生きていけばいいわけで、わざわざ難しい中に飛び込んでいく必要はない。楽しいことをやる。そこから何かが起こってくる。ぼくの場合は、そんな生き方だな。予測不能。行き当たりばったりとも言う。これも楽しいじゃないか。

  2018年12月10日

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  東京に住む田舎者

  2月に高校の同窓会がある。どうするんや？　と同級生から電話があった。「もうやめとくわ」と答えた。行きたくないわけではないけど、還暦同窓会で、もう区切りをつけた気になっていたから、もう行かないことにする。「もう、お前はずっと東京の人か？」とも聞かれた。「それしかないやろ」そう答えた。今さら田舎へ帰っても、やれることはないし、東京で生きるしかないと思う。いやいや、東京でやれることはいっぱいある。人間関係もまるっきりこっちばかりだし、死ぬまで働かないといけない身としては、東京の方が生きやすい。この間、家内が「もっと早くに畑仕事の楽しさを知っていたら、鈴鹿へ帰っても良かったのに」と言っていた。うれしいことを言ってくれたと思うけれども、そういうことじゃないと思う。三重の男と札幌の女が結婚して、東京の娘が3人生まれた。1人は東京、1人は三重、1人は札幌でもいいけど、やっぱり、東京での生活がメインだと思う。せっかく、東京という、いろんな人が住んでいて、いろんな可能性がある場所にいるのだから、ここで生きないと。ぼくの可能性、家内の可能性、娘たちの可能性。東京でこそ、花開くはずだ。東京で花を開かせてから、三重とか札幌は考えればいい。若いころ憧れ続けた東京で、ぼくは35年も暮らしている（埼玉の時代もあったけど）。ここに骨を埋める覚悟は、とっくにできている。いつまでも田舎者だけど、田舎者だからこそ、東京に住んでいることに誇りをもてるのだと思う。東京に住む田舎者の心意気を見せてやる！

  2018年12月07日

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  懐かしい友だちからのメール。昔のことを思い出した

  懐かしい友だちからメールがきた。大学を出て就職をした富山の会社の寮で同室だった。彼は、「ブラジルへ移住する」と言って会社を辞めた。赤城山の研修所に入って、準備を進めていたけれども、母親に泣かれて、ブラジルは断念。高校の教員になった。荒くれの学校へ赴任して、生徒と取っ組み合いのけんかをしたり、なかなかの熱血ぶりを見せたようだ。40年近く勤め上げて定年退職し、今は比較的のんびりと暮らしているといったことが書かれていた。あのころのことが思い出される。「このままじゃだめだ！」という思いが強くて、会社を辞めることをずっと考えていた。でも、辞めて何をすればいいのか、それもわからない。入社したらずっとその会社で働くというのが当たり前だったし。当時、大好きな女の子もいて、後ろ髪を引かれる思いで富山をあとにした。若かりしぼくにとっては大きな決断だった。文章を書く仕事にはあこがれていた。でも、そんなのできるはずがないと、100パーセント思っていた。それが思わぬ展開が起こって、数年後には東京へ出ることになり、ライターという仕事についたわけだ。あれから35年くらいかな。本も20冊くらい出すことができた。60歳を過ぎても、きちんとライターという仕事を続けている。考えてみたら夢みたいな話だ。不平不満を言ったら罰が当たるくらいの40年だったと思う。それにしても、100パーセントできないと思っていたことでも、うまく流れに乗れば実現するんだなと、改めて思っている。これからも何が起こるかわからない。思いっ切りやりたいことをやって、笑って一生を終えられれば最高だな。

  2018年12月05日

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  痛々しい男の姿。老いていくことを考える。本を読んで感じたこと

  仕事が忙しいときは、ついつい違うことがやりたくなる。先週から今週にかけて、本を2冊読んだ。資料として使うものではなく。まずは、元プロ野球選手で覚せい剤で逮捕された清原和博の「告白」。ボールをいかに遠くに飛ばすかにこだわり、あのドラフトを引きずり続けてきた男。かっこいい男だったが、今は痛々しい。さまざまな外圧によって、彼は人生を歪めてしまう。自分を認められない。あれほどの才能を与えられ、プロの世界であんなにも立派な成績を残したのに、納得できず、自分を責めて、人を憎んで、転落していく。厳しい人であり、甘い人。まだまだ彼の心は大きく揺れ動いており、いつ崩れ落ちても仕方のない中でもがき苦しんでいる。西武時代は応援していたし、巨人時代は憎らしかった。存在感のあるスターだった。こんな苦しみの中で生きなければならないとは、だれも想像しなかった。本人もそうだっただろう。もう一冊が内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」。62歳という老いを考えないといけない年になった。肉体は確実に老いている。ときどき、ふっと「どうせ」と厭世的になることもある。年をとって、何となく物わかりがよくなってきた。若いころの後さきを考えずに行動する無謀さは消えてしまった。これからが大事なのにと、頭ではわかっている。すぐに死ぬんだから・・・。どうするの？というところだ。

  2018年12月04日

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