逃げることは間違ってない。問題は逃げ場所
ずっと、「逃げるのもひとつの道」と言っている。「逃げるな!」「闘え!」逃げるのは卑怯で、闘うことが正義だ。そう言われてきた人は多いと思う。軍事教育のなごりだな。逃げるのは賛成だけど、どこへ逃げるかが問題。中には、今よりももっとひどいところへ逃げてしまう場合もあるから。どうせなら楽しい場所に逃げたいものだ。日ごろからシミュレーションしておく。もし、逃げようと思ったとき、どういうところへ逃げるか。具体的な場所でなくてもいい。こういうところというイメージでいいと思う。いきなり逃げる状況に追い込まれると、右も左もわからなくなり、迷路に逃げ込んでしまったりする。逃げるごとにどんどん状況が悪化していく人はいるから。逃げ場所を意識しておくと、いざというとき、いいひらめきがくる。目の前にチャンスが訪れたりする。それを大事にして動くこと。逃げた先で楽しく生きれば、逃げるという行為が生きてくる。逃げて前進という感じかな。逆に、苦しみから逃げたつもりが、さらなる苦しみを生むとしたら、まさに苦し紛れということになる。そんなときは、冷静になって考えてみる。自分にとって快適な逃げ場所とはどういうところなのか。