手軽に始める発想の転換は、温州みかんのペクチン入りのパン作りから
小麦粉の分量を極力抑えて、粘り気もあってさっくりとしたパンを試作中です。今回は、卵を加えてみましたが、卵は豆乳や水に置き換えると少し小さめのもっちりとしたパンに仕上がります。今回、焼く前に二つに分けたかったので、生地の硬さとくっつきにくくするために、ゴマとごま油と紅茶1パックを途中で加えました。ホームベーカリー任せにすれば手間はかからないのですが、その都度、硬さや混ざり具合が気になるので、足したり、箸でかき混ぜて混ざりやすくしたりすることも楽しいのです。食パンにすると、2/3斤のボリュームで作ってみました。A 粉類を計量する。 ①全粒粉30グラム、薄力粉30グラム ②米粉100グラム、そば30グラム(手で小さく折る。)、高野豆腐一丁あるいは16グラム(おろし金ですりおろしたもの)、おから粉大さじ1、重曹小さじ1/2弱、オリーブ油小さじ1、ドライイースト6グラム(小さじ2)、甜菜糖大さじ1、茹で小豆、レーズン、紅茶などを適宜用意する。 重曹は、米粉の膨らみの悪さを補助するために入れています。 油を胡麻油にすると 生地が取りだしやすいという利点があります。オリーブ油は食材になじむので、撥水効果が少ないのです。 そば、高野豆腐は小麦粉や米粉に置き換えてもいいし、おから粉を入れない場合は水分量を少し減らせばいいと思います。B 水分を作る ①温州みかんの汁を絞って、絞りかすは 別にしておく。 ②ニンジン20グラムをすりおろしておく。 ③卵一個を溶きほぐす。 ④ヨーグルト大さじ1を用意する。 ⑤、酒、酢を大さじ1ずつ混ぜておく。 C 水分をホームベーカリーにセットする。 ⑥ ①から④までをよく混ぜてから、⑤を混ぜる。 ⑦ 水分量が150ccになるように、水または豆乳を足してホームベーカリーにセットする。 ⑧ 最後に①の搾りかすを細かく刻んだものと寒天を少しを入れる(糸寒天を小さくちぎったものや粉寒天など) ②、③、④は水や豆乳に置き換え可能です。①を水に置き換える場合は、繋ぎの意味で卵を入れるほうがいいと思います。 酢はpHを酸性に傾けることでカビの防止ができると思い加えています。酒は好みですが、梅を漬けた酢に加えることでワインに近い味になります。 搾りかすはペクチンが含まれ、寒天とともに水分を保持してくれます。冷めても、翌日になっても、パサつくことがありません。 適宜に加えるものは、今回、かたゆで小豆、レーズンを大さじ1くらいずつ入れ、捏ねが始まってから 水分を吸わせて硬くしようと思い、紅茶1パック入れました。 D 粉類をセットする 1 全粒粉、薄力粉を水面全体を被うように入れる。 2 米粉、高野豆腐、そば、おから粉、重曹、具を混ぜてから、1の上に載せる。 3 砂糖、ドライイースト、オリーブ油を入れる。 4 ホームベーカリーによって癖があると思うのですが、私は早焼きでセットしています。 先日、ぶりのアラでおでんを作りました。大根が辛かったせいか、煮込むほどに甘味が消えてがっかりしたのですが・・・思い立ったのは逆転の発想でした。煮ると甘い淡路玉ねぎとキャベツとにんじんを一緒に煮込んだら、大根も美味しくなりました。そばと高野豆腐をパンに入れようと思い立ったのは、糖尿病予防のそば粉のお菓子を雑誌で見たからです。そば粉は手に入りにくいけれど、そばなら簡単です。高野豆腐も同様に、大豆粉の代わりになると思いました。生の豆腐もいいのですが、水分量の計算も面倒なのと乾物は常備できて手軽だからです。今、玄米粉もなければ、玄米おかきという方法も有りかと考え中です。私がこんな発想を思い立ったきかけは、ずっと昔に聴いた森公美子さんの料理にポテトチップスを入れるという話が発端だったかもしれない・・認知症の母を見ていて思うことですが…母は、昔から四角四面な人でした。料理の名前と材料はいつも一定で、同じ野菜がたくさん採れても新たに調理法を考える気持ちもあまりないようでした。一方、姑は発想が柔軟な人で、暑い季節は肉じゃがにトマトを入れるのです。ちらし寿司の具もバラエティーに富んでます。姑は、脳梗塞を発症する84歳まで、認知症の症状が無かったのです。私も思考回路が母に似ているので、敢えて発想の転換をするようにしています。料理やお菓子作りは、楽しみながら発想転換の訓練になるので、認知症の予防や精神疾患の予防に良いのではないかと思っています.にほんブログ村別窓で開きます日常の小さなできごとを愛する生活